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2023.04.30

「リテラシー」とは? 種類とリテラシーが低いことのデメリットを紹介

リテラシーとは、ある分野に対する知識やそれを活用する能力のこと。 ビジネスでも必要とされるリテラシー。本記事ではリテラシーの意味や種類の他に、リテラシーが低いと起こるデメリットについて解説していきます。

リテラシーの意味とは?

ニュースなどの報道を見ていると、「ITリテラシーが低い」とか「情報リテラシーの向上が求められる」などというコメントを時折耳にすることがありますよね。ビジネスにおいてもよく使われる言葉ですが、カタカナ語はなんとなくニュアンスで使っていることが多いもの。皆さんは正しい意味をご存知でしょうか?

積み木のアルファベットでLITERACY
(c)Shutterstock.com

リテラシーとは、元来、読み書きの能力を指す言葉でした。識字率や教養力と同様のニュアンスで捉えていただくと、分かりやすいでしょう。リテラシーを英語で表現すると「literacy」となりますが、これは「識字」を表す英単語。この英単語が由来となり、文字を読み書きしたり、理解することをリテラシーと呼ぶようになりました。

しかし、現在ではリテラシーをこのような意味で使う人は少ないでしょう。今は、リテラシーを「ある分野に対する知識、またそれを活用する能力」という意味で使います。簡単に言えば、知識の理解力や応用力のことを指していると言えるでしょう。例えば、先述した「ITリテラシー」という言葉であれば、「ITに対する知識やITを使いこなす能力」のことを指しているのです。

リテラシーは「ある・ない」「低い・高い」というように表されます。他にも「リテラシーが身についている」「リテラシーが欠けている」と表現することもできますね。

リテラシーにはいくつかの種類がある

先述したITリテラシーという言葉のように、リテラシーにはいくつかの種類が存在します。リテラシーという言葉単体よりも、「○○リテラシー」などと何か他の言葉と繋げた表現の方が聞き覚えがあるという場合もあるかもしれません。ここではリテラシーの種類を紹介していきましょう。

パソコンとスマホで資料を照らし合わせる
(c)Shutterstock.com

1:ネットリテラシー

インターネットリテラシーとも言います。「プライバシー保護やセキュリティについて理解し対策できているか」、「電子上の取引を正しく処理できるか」など、インターネットを正しく使いこなすための知識や能力を指す言葉ですね。以下で紹介するITリテラシーや情報リテラシーも、ネットリテラシーのうちの1つと言えるでしょう。

2:ITリテラシー

ITとは「Information Technology」の略称であり、情報技術のことを指します。そしてITリテラシーとは、コンピューター技術や情報処理技術に関する基礎知識、加えてそれを使いこなす能力のこと。ネットリテラシーの中でも特に、パソコンやウェアラブル端末などの適切な利用、ネットワーク接続など総合的なIT情報の活用を意味しています。

3:情報リテラシー

ネットリテラシーのうち、ネット上の情報を判断し取捨選択できることや、正確性を読み取る能力を情報リテラシーと言います。情報通信技術の急速な普及により、近年重要視されている能力の1つ。誰でもSNSで簡単に発信できる現代だからこそ、フェイクニュースや不確かな情報を見分ける力が必要となるでしょう。もちろん自ら情報を発信する際にも、正確で信頼性のある情報作成が求められるため、情報リテラシーは欠かせません。

4:メディアリテラシー

新聞やテレビなどのマスメディアが発信する情報に対して、知識を深め批判的な見方が出来る能力のことを意味します。英語圏では特にメディアリテラシーを育成する教育方法が重視され、新聞を取り扱った授業や映像授業などが行われているのだとか。マルチメディアな現代には、必要不可欠な能力だと言えるでしょう。

5:金融リテラシー

金融商品や資産管理、税制など金融に関する知識を理解し、正しく判断できる能力を表します。金融リテラシーを向上させることで、自らの生活を安全かつ豊かなものにできると期待されています。日本は特に金融リテラシーの低さが問題視されており、金融教育への取り組みが見直されていますね。

6:リスクリテラシー

まずは信頼性のある情報源からリスクに関わる情報を入手し、リスクの低減にむけた行動や政策を理解すること。その上でリスクに関わる意志決定や行動ができる能力のことを、リスクリテラシーと呼びます。リスク情報を統計的に読み取ることに加えて、科学情報やメディア情報を正しく読み取ることも必要とされる能力でしょう。

リスクリテラシーの向上には、リスク情報を読み取るための統計的リテラシー、科学的情報を読み解くための科学リテラシー、マスメディアの情報を正しく理解するためのメディアリテラシーを習得することが必要となります。

リテラシーが低いことのデメリットとは?

ビジネスで必要とされることの多いリテラシーですが、リテラシーが低いとどのような悪影響があるのでしょうか? 今回は特にネットリテラシーが低い場合に考えられる、デメリットを挙げていきます。

パソコン入力
(c)Shutterstock.com

1:情報漏洩やセキュリティ問題などが起こりやすい

ネットリテラシーが欠けていると、個人や会社の情報流出や著作権や肖像権を侵害してしまう恐れがあります。また、コンピューターに関する知識不足、理解不足はウイルス感染を招くことも…。ネットが欠かせない現代では、ネットリテラシーに対して意識を高く持つ必要がありますね。

2:業務の進行に支障が出る

多くの企業が業務のIT化やデジタル化を進めている、現代。テレワークやオンライン会議も普及しました。そんな中、ネットリテラシーが低いとコミュニケーションの障害となったり、情報共有に支障が出ることなどが考えられます。

3:信用が失われる

昨今は団体に限らず個人でも、SNSなどを通じて簡単に情報発信ができます。いい情報をより早く正確に伝えることもできますが、ネットリテラシーが低いと、不確かな情報を発信してしまったり、不適切な内容を投稿してしまったりして個人・団体の信用を傷つけかねません。情報を発信するときには、ネットリテラシーとともに細心の注意や配慮が必要ですね。

最後に

リテラシーは、ある分野に関する知識や活用する能力のことでした。紹介した様々な種類のリテラシーはどれも大切なものですが、中でもネットリテラシーは現代において必要不可欠な能力です。しかし、知識・使いこなす能力・モラルとセキュリティ意識を兼ね備えておく必要があり、身につけるためには相応の勉強が必要となります。

情報発信の際には、ルールやモラル、マナーを守る。情報を受け取る際には、正確な情報かどうかを検討し、鵜呑みにしない、などといった基本的なことを身につけることから始めるのが良さそうですね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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