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2026.04.03

仕事で困らない「リテラシー」の意味を整理|種類と注意点まとめ

「リテラシー」とは、ある分野に対する知識やそれを活用する能力のこと。 ビジネスでも必要とされるリテラシー。本記事ではリテラシーの意味や種類の他に、リテラシーが低いと起こるデメリット、よくある疑問と回答について解説していきます。

この記事のサマリー

・リテラシーは読み書きだけでなく、材料から必要情報を引き出し活用する力のことです。
・文章全体を読んで内容を理解し、要点をつかんで使えるということ。
・ネットやメディアの情報は、発信元や根拠を確かめて吟味し取捨選択する姿勢が重要です。

「リテラシーって結局どういう意味?」と聞かれて、「読み書きのこと」と答えるのは少し不十分かもしれません。「文章全体を理解して要点をつかみ、必要な情報を取り出して活用する力」のことなのですが、言葉だけだとちょっと理解しにくいですね。

そこで、この記事では「リテラシー」の意味を、特定分野の知識を身につけて判断しながら使う力も含めて考えていきます。ネットやメディアの情報に振り回されないためのコツも押さえていきましょう。

「リテラシー」とは?

まずは、意味から確認していきます。

積み木のアルファベットでLITERACY
(c)Shutterstock.com

意味

リテラシーとは、元来、読み書きの能力を指す言葉でした。識字率や教養力と同様のニュアンスで捉えると、分かりやすいでしょう。リテラシーを英語で表現すると “literacy” となりますが、これは「識字」を表す英単語。この英単語が由来となり、文字を読み書きしたり、理解することを「リテラシー」と呼ぶようになりました。

現在では、「読み書き」に限らず、材料から必要な情報を引き出して活用する力(応用力)や、特定分野の知識とそれを活用する力を指して「リテラシー」と呼ぶ場面もあります。

辞書では次のように説明されていますよ。

リテラシー【literacy】
1 読み書き能力。また、与えられた材料から必要な情報を引き出し、活用する能力。応用力。
2 特定の分野に関する知識や、活用する能力。
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)

つまり、単に言葉を読める・書けるだけでなく、文章全体を読んで内容を理解し、必要な情報を取り出して使えることまで含んでいるとわかりますね。

リテラシーにはいくつかの種類がある

「ITリテラシー」という言葉があるように、リテラシーにはいくつかの種類が存在します。ここでは、リテラシーの種類を確認していきましょう。

パソコンとスマホで資料を照らし合わせる
(c)Shutterstock.com

ネットリテラシー

インターネットリテラシーともいいます。「プライバシー保護やセキュリティについて理解し対策できているか」、「電子上の取引を正しく処理できるか」など、インターネットを正しく使いこなすための知識や能力を指す言葉ですね。

ITリテラシー

ITリテラシーは、IT(情報技術)に関する基礎的な知識を理解し、状況に応じて使える力として説明されます。

操作が速いことだけでなく、仕組みを理解して適切に使えることも含まれますよ。

情報リテラシー

情報リテラシーは、情報を受け取り、理解し、吟味し、必要に応じて活用する力として語られます。

ネット上に限らず、資料やデータなど「情報」全般を扱う文脈で用いられることもありますね。

メディアリテラシー

新聞やテレビなどのマスメディアが発信する情報に対して、知識を深め批判的な見方が出来る能力のことを意味します。

メディアリテラシーは、新聞やテレビなどの情報を受け取る側が、内容を理解した上で吟味し、批判的(むやみに否定するのではなく、根拠や前提を確かめること)に検討する姿勢にもつながります。

そのため、教育の文脈で扱われることもあるでしょう。

金融リテラシー

金融商品や資産管理、税制など金融に関する知識を理解し、正しく判断できる能力を表します。金融リテラシーを向上させることで、自らの生活を安全かつ豊かなものにできると期待されています。

金融リテラシーは、金融に関する知識を理解し、情報を踏まえて判断し活用する力ともいえます。必要性が語られる場面も多く、近年、金融教育への関心が高まっていますよ。

リスクリテラシー

まずは信頼性のある情報源からリスクに関わる情報を入手し、リスクの低減にむけた行動や政策を理解すること。その上でリスクに関わる意志決定や行動ができる能力のことを、リスクリテラシーと呼びます。リスク情報を統計的に読み取ることに加えて、科学情報やメディア情報を正しく読み取ることも必要とされる能力でしょう。

リスクリテラシーの向上には、リスク情報を読み取るための統計的リテラシー、科学的情報を読み解くための科学リテラシー、マスメディアの情報を正しく理解するためのメディアリテラシーを習得することが必要となります。

リテラシーが低いことのデメリットとは?

ビジネスで必要とされることの多いリテラシーですが、リテラシーが低いとどのような悪影響があるのでしょうか? 今回は特にネットリテラシーが低い場合に考えられる、デメリットを挙げていきます。

パソコン入力
(c)Shutterstock.com

情報漏洩やセキュリティ問題などが起こりやすい

ネットリテラシーが欠けていると、個人や会社の情報流出や著作権や肖像権を侵害してしまう恐れがあります。また、コンピューターに関する知識不足、理解不足はウイルス感染を招くことも…。ネットが欠かせない現代では、ネットリテラシーに対して意識を高く持つ必要がありますね。

業務の進行に支障が出る

多くの企業で業務のIT化やデジタル化が進む中、オンラインでの情報共有ややり取りも増えています。

そうした場面でネットリテラシーが不足していると、連絡や情報共有が滞ったり、作業が進みにくくなったりすることが考えられるでしょう。

困ったときは、ルールを確認してから送る、迷う情報は保留する、といった小さな習慣が助けになりますよ。

信用が失われる

昨今は団体に限らず個人でも、SNSなどを通じて簡単に情報発信ができます。いい情報をより早く正確に伝えることもできますが、リテラシーが不足していると、情報の扱い方や受け取り方で誤解が生まれ、職場や取引先との信頼関係に影響することも考えられます。

情報を発信するときには、ネットリテラシーとともに細心の注意や配慮が必要ですね。

「リテラシーの意味」に関するFAQ

ここでは、「リテラシーの意味」に関するよくある疑問と回答をまとめました。参考にしてください。

Q1. リテラシーとは、一言でいうと何ですか?

A. 読み書きを土台に、文章や情報を理解し、必要なものを取り出して活用できる力のことです。

Q2. リテラシーが高い人は、何ができるようになりますか?

A. 情報の要点をつかみ、根拠や前提を確かめ、目的に合わせて使い方を選べるようになります。

Q3. 仕事でよく聞く「〇〇リテラシー」は、どう捉えればいい?

A. 特定分野の知識を理解し、場面に応じて判断して活用する力、と整理すると迷いにくいです。

最後に

リテラシーは、ある分野に関する知識や活用する能力のことでした。紹介した様々な種類のリテラシーはどれも大切なものですが、中でもネットリテラシーは現代において必要不可欠な能力です。しかし、知識・使いこなす能力・モラルとセキュリティ意識を兼ね備えておく必要があり、身につけるためには相応の勉強が必要となります。

情報発信の際には、ルールやモラル、マナーを守る。情報を受け取る際には、正確な情報かどうかを検討し、鵜呑みにしない、などといった基本的なことを身につけることから始めるのがよさそうですね。

TOP・アイキャッチ画像/(c)Shutterstock.com

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