アイデアノートとは?
同僚と会話している時や休日にリラックスしている時、ふとアイデアが思い浮かんだという経験はありませんか? うまく言葉に言い表せないけど、なんだか書き留めておきたいと思うことがあるかもしれません。
そんな時にアイデアノートが1冊あれば、思いついたことを書き出せて、かつ忘れずに見返すこともできます。ここからは、アイデアノートを活用するメリットやおすすめの書き方を紹介しましょう。
アイデアノートとは、自分の頭の中で考えたことや、思いついたことを書き出すノートです。決めごとや形式はありません。文章を書き出したり、イラストを描いたり、付箋やシールを貼ったり、書き方や書く内容は自由!
「将来、こんなことをやってみたい」「あの企画は、こんなイメージで」など、頭の中で思いついたことは、散らばっていて、まとまりがありません。そこで、ノートに書くことで可視化し、客観的な視点でアイデアを創り上げていく手助けになるのです。
アイデアノートは、人に見せるために書くものではなく、あくまでも自分だけのもの。「人に見られるかも…」という意識が働くと、気持ちにブレーキがかかり、頭の中にあることを書き出せなくなります。 「自分の頭の中、心の内をそのままノートに書き写す」と捉えるといいでしょう。
アイデアノートを活用するメリットは?
アイデアノートを使いこなせるようになると、どんなメリットがあるのでしょうか? 一緒に見ていきましょう。
1:頭の中が整理できる
頭の中は、日々、様々なことが浮かんでは消え、消えては浮かび、ごちゃごちゃしていて、整理がつきませんね。思いついた言葉やイラスト、キーワードを見える化して、整理しましょう。
アイデアノートに書き出すことで、浮かんだことは消えることはありません。頭の中がスッキリして、次のステップへ進みやすくなると言えるでしょう。情報と情報が結びつき、思わぬアイデアや企画が生み出されるかもしれませんね。
2:思いが実現に近づく
やりたいことやチャレンジしたいこと、将来の夢をアイデアノートに書き出してみると、具体的なことがイメージしやすいと言えます。どういったことをすべきか、何が必要か、どういう計画を立てるのか、などといったことが見えてくることでしょう。
何となくやらないといけないな、と頭の中で考えているだけでは、夢や思いは、なかなか実現しません。どんなことでもいいので書き出して、具体的な行動に移す準備と捉えてみましょう。
3:自分を振り返る
書き出したアイデアを見直してみると、当時の自分の考えと今の自分との違いに気づくこともあります。また、気持ちの変化も見て取れるでしょう。「この時は落ち込んでいたな」「あの時はやる気に満ち溢れていた」というふうに、自分を振り返るいい機会にもなります。
アイデアノートに書き出す時、内容に色付けしてみると、その時の心の変化がつかみやすいかもしれません。ポジティブな内容はピンク、ネガティブな内容はブルーなど、心の調子をメンテナンスすることにも利用できそうです。
ノートの選び方は?
アイデアノートを作る際、どんなタイプのノートを選べばいいのでしょうか? いかにご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
1:方眼ノート
四角い升目状になっているので、文字の大きさをそろえやすく、整理して書きやすいのが特徴。線や図形が定規を使わずに、フリーハンドで書きやすいです。また、文頭を揃えやすいので、見た目もきれいに見えます。使い方の幅が広く、初めてアイデアノートを使うには適していると言えるでしょう。
2:無地のノート
文字ではなく、イラストやイメージを書き出したい方には、無地タイプがおすすめ。真っ白な紙面を前にすると、少しワクワクした気持ちになるかもしれませんね。罫線に邪魔されることなく、自由に何でも書き出すことができます。
文字を書く時でも、大きさにとらわれることはありません。気持ちの熱さを文字の大きさで表現するのもいいでしょう。形式にとらわれず、思い切った発想を表現しましょう。
3:ドット方眼ノート
方眼ノートと無地のノートの中間的な存在と言えます。罫線があると自由な発想がそがれてしまうし、一方で、無地ノートだと何もなくて書きにくい、といった方に適しています。罫線のようにきっちりしておらず、発想の邪魔にはなりにくく、文章や図形を書く時には目安にもなるかも。
あまり見かけることがないので、もし見つけた時には、まとめて買っておくのもいいでしょう。
おすすめの書き方は?
どんなことでも自由に書けるアイデアノートですが、おすすめの書き方があります。3つ紹介しますね。
1:常に持ち歩く
ひらめきや思いつきは、いつどこで頭に浮かぶか予測できません。そのため、アイデアノートを常に持ち歩くことをおすすめします。通勤途中や移動中、会社や自宅など思いついた時に書き出せるように準備しておくことが大切。
かばんに入り、取り出しやすいものが使いやすいです。メモ帳サイズからA5サイズ(148 × 210ミリ)のものだと、持ち運びしやすいですよ。
2:1冊に決める
アイデアノートは1冊にしておくといいでしょう。ページをめくっていくうちに、以前書いた内容と、今日書いた内容が突然つながるといったことも起こりえます。関連性がないと思っていたことが急に結びついて、思わぬ化学反応が生まれるかもしれません。
アイデアノートに書き出したあと、もう少し整理して具体化していく際には、別のノートで使い分けるのもいいですね。
3:手書きする
最近では、スマートフォンのメモアプリや、音声メモを使う方も多いかもしれません。使いやすいと言えますが、手書きのノートの方が、見たい時に確認しやすいですし、書く際に書く場所や文字の大きさを考えるので、脳が活性化すると言われています。
また、自分の手書きの文字はオリジナルの「マイフォント」と言えます。スマートフォンの中にある決まったフォントの文字で書くより、自分のフォントで書いた方が、より自分の思いを大切にできることでしょう。
最後に
アイデアノートは、自分の頭の中を書き出すノートです。自分の思いや考え、感情をアイデアノートに書き出して、開放してみましょう。書き出すだけで、気持ちがスッキリするかもしれません。クリアになった頭で、さらにアイデアが思い浮かぶこともあるでしょう。ファーストステップとして、気に入った柄やかわいい表紙のノートを、1冊購入してワクワクすることから始めてみませんか?
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