“family”の意味や使い方
“family”といえば、ご存じのとおり「家族」という意味でお馴染みですよね。中学の英語でも、“family”を使った例文を何度も目にしたかと思います。
でもこの“family”という単語ですが、実は名詞で使われるときに少し気を付けなければいけないポイントが。
まずは、わかりやすく例文でチェックしていきましょう。
次の3つの英文を比較したうえで、どんな違いがあるか考えてみてくださいね。
1. 「My family is a large one.」(私の家族は大家族です)
2. 「My family are all well.」(私の家族は皆元気です)
3. 「Four families live on this floor.」(この階には4家族が住んでいます)
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さて、1.~3.の英文を読んで、“family”の使い方の違いがわかりましたか?
注目すべきは、単数扱いになっているか複数扱いになっているかという点。
1.と3.は、“family”を全体としての1つのまとまった集合体(単位)として見なしています。そのため単数形(“family”)は単数扱い、複数形(“families”)は複数扱いに。
一方で2.は“family”を構成する一人ひとりに焦点を当てているので、“family”という単数形でも複数扱いになるというわけです。
さて、冒頭でお話したとおり、“family”といえば「家族」という意味で広く知られていますが、実は他にも多様な意味で使えるのです。
たとえば、「子どもたち」「一族」「仲間」「科」などが挙げられます。
では、タイトルの英文(以下の英文)はどのような意味でしょうか?
「It runs in my family.」
正解は、「それはうちの家系です」という意味合い。“run in the (one’s) family”で「(傾向、特質などが)家族に遺伝している」ということ。
次のように使います。
A:「You worry too much.」(君は心配しすぎだよ)
B:「My mother is a worrier, too. It runs in my family, doesn’t it?」(私の母も心配性なんです。家系ですね)
machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。