“CM”ってなんの略?
先日は、“No.”がどんな言葉の省略形なのかについてお伝えしました。“number”の略じゃないの!? と思った方もいるかもしれません。たしかに日本語ではナンバーと読みますが、実は“number”の略ではないのです!(正解はこちらから)
このように、普段から何気なく使っているお馴染みの言葉でも、実はなんの省略形なのか知らない、なんてこともしばしば。
今回ご紹介するのも、そんな言葉のひとつ。
“CM”
さて、どんな言葉の略語かわかりますか?
前回の記事はこちら>>「I’m over him.」の意味は? 彼の上にいる…って、え!?【連載 大人の英語塾】
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正解は?
単純にコマーシャル(“Commercial”)の省略形だと思っている方も多いはず。“Commercial”という単語にCもMも入っているので無理もないですよね。
ですが、正確には“Commercial Message”の略なのです。“Commercial”には「商業の」という意味があるので、“Commercial Message”でつまりは「商業のメッセージ」となるわけですね。
さて、それ以外にも身近な略語がどんな言葉の省略形なのかチェックしていきましょう!
・“NG”
“NG”は“No Good”の略。テレビなどで「~のNG集」という言葉も出てきますし、日常的にも「それはNGだよ」などと使いますが、実はこれは和製英語。つまりはネイティブには通じません。英語では省略せずにそのまま“no good”と使うのが一般的です。
・“SOS”
救助を求めるときに使われる“SOS”という言葉。もしかしたら“Save Our Souls(私たちを救って)”や“Save Our Ship(私たちの船を助けて)”の頭文字を取ったものだと聞いたことがある方もいるかもしれません。でも実は、何かの省略形というわけではなく、モールス符号の組み合わせとされているのです。
詳細はこちらから
・“GPS”
“GPS”といえば、スマホやカーナビにも搭載され、いまや生活に欠かせない存在ですよね。では、そもそも“GPS”はどんな言葉の省略形なのでしょうか? 正解は、“Global Positioning System”の略。日本語では「全地球測位システム」と訳され、人工衛星の電波によって地球上での位置を知るシステムですね。
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また次回、ビジネスで使う略語や勘違いしやすい和製英語などについてもピックアップしたいと思います!
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machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。