この記事のサマリー
・「やっかみ」は、うらやみや妬みのことです。
・やっかみを向けられたら、距離を取ることが大切。
・自分がやっかみの感情を持ってしまったときは、自分軸を取り戻す視点が助けになります。
「やっかみ」という言葉を聞いたことはありますか? 関東を中心に使われることが多いため、地域によってはあまり馴染みがないかもしれませんね。
この記事では、「やっかみ」の意味や言葉の成り立ちを確認しながら、この言葉に含まれる心理や、向けられたとき・感じたときの対処法について考えていきます。
「やっかみ」の意味とは?
まずは「やっかみ」が、どんな意味を持っているのかを確かめてみましょう。
「やっかみ」とはどういう意味?
やっかみとは、「他人をうらやましく思う気持ち」から生まれる、妬みのことです。
辞書では次のように説明されていますよ。
やっかみ
(主に関東地方で)うらやみ。ねたみ。「―半分でうわさする」
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)
激しい怒りではなく、すこしねじれた感情が含まれることが多いようです。
「やっかむ」から生まれた言葉
やっかみは、「やっかむ」という動詞の連用形が名詞化したものです。会話の中で「やっかんでくる」や「人のことをやっかむな」のように、動詞として使われることもあります。
参考:『日本国語大辞典』(小学館)
「やっかみ根性」や「やっかみ屋」とは?
「やっかみ」に関連した言葉に、「やっかみ根性」や「やっかみ屋」があります。
「やっかみ根性」は、人を妬む心のあり方を指します。「やっかみ屋」は、妬みが強く表に出やすい人のことをいいますよ。

「やっかみ」をする人への対処法を紹介
ここでは、やっかみを受けたときに試してみたい対処法を紹介します。どれも、ちょっとした視点の持ち方やふるまい方でできることばかりです。
「ありがとう」とだけ返してみる
「○○って、本当にうまくいってるよね」と、どこか引っかかる言い方をされたとき。つい「そんなことないよ」と謙遜したくなりますが、それが逆効果になることもあります。
やっかみには、相手の優位性に対する複雑な思いが含まれていることがあるからです。
そんなときは、あえて言葉を深読みせず、「ありがとう」とだけ返してみるのも一つの方法です。さらっと肯定したあと、さりげなく話題を変えると、視点が外れ空気がやわらぐこともあります。
自分の話は控えめにしてみる
やっかみを感じやすい人の前では、ちょっとした話のつもりでも、自慢に聞こえてしまうことがあります。
「この人よくやっかむな…」と思う人の前では、あえて聞き役にまわることで、相手の気持ちを刺激せずにすむでしょう。
「やっかみ」の気持ちをセーブするためには?
やっかみを向けられて悩むこともあれば、自分の中にその気持ちが生まれて戸惑うこともあるかもしれません。
ここでは、やっかみの感情とうまく距離をとるための視点を整理してみます。気の持ち方を変えるだけで、心が穏やかになることもありますよ。
人と自分を比べすぎないようにする
「自分にはないものを持っている人」を見たとき、胸の奥がざわつくことがあるかもしれません。やっかみの感情は、自分と相手を比べるときにふと生まれやすくなります。
けれど、人にはそれぞれ異なるよさや歩み方があります。誰かの価値と自分の価値は、同じ物差しでは測れないものです。「これが今の私」、“This is me!”と受け止めてみるだけでも、心の揺れがやわらぐことがありますよ。

情報との距離を少し変えてみる
SNSを見ていて、つい人の暮らしぶりや成果と自分を比べてしまうことはありませんか? SNSは便利な一方で、気づかないうちに「自分だけが取り残されているような気持ち」になることもあります。
そんなときは、SNSから少し距離をとってみるのも一つの方法です。見ない時間をつくるだけでも、心がすっと落ち着くことがあります。
いつ、何を見るか。その選び方を工夫することで、感情の揺れも整ってくるかもしれません。
「やっかみ」に関するFAQ
ここでは、「やっかみ」に関するよくある疑問と回答をまとめました。参考にしてください。
Q1:やっかみとは、どんな意味の言葉ですか?
A:うらやみ妬みのことです。
Q2:「やっかみ」は、どんな場面で使われますか?
A:同僚の昇進や友人の成功など、自分との差を感じる場面で使われがちです。
Q3:「やっかみ」を向けてくる人には、どう対応すべきですか?
A:あえて聞き役に回り、できるだけ自分の話をすることを控えましょう。
最後に
「やっかみ」という言葉を通して、自分の感情や他人との距離感に改めて気づくことがあるかもしれません。
人との比較に揺れる気持ちも、やっかみを受けて戸惑う場面も、誰にでも起こり得ることです。大切なのは、その感情とどう向き合い、どう整えるか。
この記事で得た視点が、人間関係に悩んだときのちょっとしたヒントになりますように。
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