「No.」ってなんの略?
先日は、午前を意味する「am」、午後を意味する「pm」が、それぞれどんな言葉の省略形なのかについてお伝えしました。(詳細はこちら)
このように、普段から何気なく使っているお馴染みの言葉でも、実はなんの省略形なのか知らない、なんてこともしばしば。
今回ご紹介するのも、そんな言葉のひとつ。
「No.」
さて、どんな言葉の略語かわかりますか?
え、「number」の略でしょ!? と思った方も多いはず。
たしかに「No.1」は「ナンバー1」というように、「No.」は「ナンバー」と読みますよね。
でも改めて考えてみると、「number」には“o”が使われていませんよね!
“o”はどこからきたのしょうか……?
実は「No.」は、英語の「number」の省略形ではないのです!
ラテン語で「数において」という意味の「numero」の略で、最初の文字“n”と最後の文字“o”を取って、「No.」となっています。
前述の「am」「pm」もラテン語の省略形ですが、実はラテン語は、私たちが日常的に使っている言葉の中にもわりとよく出てくるのですね!
No.はNumeroの略
最後にもう一つ、略語を。
英語圏ではよく使われる「RSVP」という言葉をご存じですか?
英語でメールのやり取りをしたことがある方などは、もしかしたら目にしたことがあるかもしれません。
実はこれも由来になっている言葉は英語ではなくフランス語。
「repondez s’il vous plait」という言葉の略で、意味は「返事をください」。
カジュアルなお誘いからビジネスメールの招待状まで、さまざまなシーンで添えられる文句です。
ex. 「Please RSVP by the end of this month.」(今月末までに返信ください)
machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。