会社の説明会やプレゼン会議などで、優秀な人ばかりが集まっているのを目の当たりにして、「すごいメンバーだな…」と圧倒されたことはありませんか? そんな場面に相応しい言葉が、「多士済々」という四字熟語です。そこで本記事では、「多士済々」の意味や使い方、類語などを解説します。
この機会に「多士済々」の意味をマスターして、ビジネスシーンで活用してみてはいかがでしょうか?
「多士済々」とは?
まずは、読み方と意味から確認していきましょう。
読み方
「多士済々」の読み方は「たしせいせい」です。「たしさいさい」は誤読なので注意しましょう。
意味
「多士済々」は、すぐれた人材が多く集まっていることを意味します。「多士済済」とも表記しますよ。「多士済々の顔ぶれ」「多士済々な組織」のように使います。
辞書では次のように説明されていますよ。
[名・形動]《「詩経」大雅・文王の「済済たる多士、文王以て寧(やす)んず」から》すぐれた人材が多く集まっていること。また、そのさま。たしさいさい。「―な(の)顔ぶれ」
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)

由来
「多士済々」は、『詩経』大雅・文王の「済済たる多士、文王以て寧(やす)んず」に由来するとされます。
「済済」は多く盛んであるさまを意味しますよ。
参考:『デジタル大辞泉』、『日本国語大辞典』(ともに小学館)
使い方を例文でチェック!
「多士済々」は、優秀な人材が集まることなので、ビジネスシーンで使われることもあります。メンバー表を見た時や、実際に会議などで優秀な先輩などが集まっているシーンなどで使ってみるといいでしょう。
プロジェクトのメンバーは、まさに多士済々の顔ぶれで頼もしい。
優秀な人物が集まっている様子を、「多士済々」と表現します。会社が特に力を入れているプロジェクトなどでは、組織の中で選りすぐりの人材を集めてチームを結成することもあるでしょう。きっと彼らなら素晴らしい成果を出してくれるはず! と期待してしまいますね。
今年のサッカーチームの選手は多士済々なので、きっと大会で優勝するだろう。
メンバーの構成は、チーム力や試合成績に直結する大切な要素です。「この選手は守りが強い」「この選手は瞬発力がある」など選手の強みや個性を生かして、強いチームを作り上げていきます。さまざまな能力に秀でた人物が集まっていることも、「多士済々」といえますね。

起業するからには、多士済々な組織を作りたい。
自分が起業したり、経営する側になった場合、「多士済々な組織を作りたい」と考えることもあるでしょう。優秀な人材を多く集めることで、実力をつけて業界のトップに立ちたいという目標を立てることもありますね。
優秀な人物を表す言葉
「多士済々」に関連して、「優れた人物(個人)」を表す言葉もあわせて紹介します。褒め言葉として使ってもいいですね。
逸材
「逸材(いつざい)」とはどんな人物を指すのでしょうか?
いつ‐ざい【逸材】
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)
人並み以上にすぐれた才能。また、その人物。逸才(いっさい)。「門下の―」
人並み以上に優れた才能を持った人のことを、「逸材」と呼びます。「100人に1人の逸材」などと表現しますね。何かの組織に属していて、その中でも一際能力が秀でている人に対して使われます。
(例文)
・「こんな逸材をよく探してきたね」と驚かれた。
切れ者
頭の回転が速く、物事をテキパキと処理する才能がある人のことを「切れ者」といいます。「〇〇さんは社内きっての切れ者です」などと言うことで相手の能力を評価していることが伝えることができるでしょう。
(例文)
・彼女は切れ者だから会話のテンポがはやい。

実力派
テレビなどでよく聞く「実力派(じつりょくは)」は、どのような人物でしょう?
じつりょく‐は【実力派】
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)
見せかけだけでなく、実際にすぐれた能力をもっている人。「―俳優」
見た目だけでなく、能力も優れている人のことを「実力派」といいます。
(例文)
・彼は実力派として腕を上げている。
「多士済々」に関するFAQ
ここでは、「多士済々」に関するよくある疑問と回答をまとめました。参考にしてください。
Q1. 「多士済々」の意味は?
A. 優れた人材が多く集まっていることを表す言葉です。
Q2. 読み方は?
A. 正しい読みは「たしせいせい」です。
Q3. どういう場面で使うと自然?
A. 優秀な人が揃う組織・部署・顔ぶれ・チームなどを表す場面に向いています。
最後に
「多士済々」は、優れた人材が多く集まっていること。まさにビジネスシーンで上手く活用できそうな四字熟語ですね。プロジェクトのメンバーを見た時やチームメンバーが発表された時などに、「皆さん多士済々で期待できますね」「多士済々な人が揃っていて驚きました」などと表現することができますよ。職場で使える表現の1つとして覚えてみてはいかがでしょうか。
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