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LIFESTYLE

2022.10.04

「名もなき家事」は家中に溢れてる…! お互いのストレスをなくすためには?

「名もなき家事」とは、家事としては具体的には名前はつけられないけど、生活に必要な些細な作業のことです。料理一つとっても、そこには様々な作業が挙げられます。それも、立派な「家事」なんです。本記事では、「名もなき家事」の種類や、ストレスを溜めないための方法について解説します。

「名もなき家事」をご存じですか?

家事の種類っていろいろありますよね。お料理に洗濯、掃除に子育て…、しかし「料理」一つとっても、栄養バランスを考えた献立作り、食材の買い出し、食後の洗い物、食器の片づけなどなど、その中にはさまざまな作業が含まれます。例えば、最初の献立作りや、食器を棚にしまうなどの作業は、「名もなき家事」に分類されるでしょう。

日常生活を振り返ると、この「名もなき家事」があらゆる場面に溢れているんです。普段家事をしない人にとっては、意識しなければ何も気づかないかもしれません。

一緒に暮らす夫婦間でこの作業量が違うことで、イライラして不満が爆発! なんてことも。本記事では、日々の暮らしの中にある「名もなき家事」の種類や、お互いがストレスを溜めないためにはどうすればよいのか、について解説します。

棚を掃除するマスク姿の女性
(c)Shutterstock.com

「名もなき家事」あなたはいくつ知っていますか?

次に「名もなき家事」と言われているものを挙げていきます。普段自分がどのくらいの家事をしているかチェックしてみてくださいね!

1:消耗品の補充

・トイレットペーパーを補充する
・シャンプー、リンスを詰め替える
・玄関、トイレなどの消臭剤を買い替える
・洗面所のハンドタオルを交換する

2:掃除

・お風呂の排水溝のゴミをとる
・洗面所、浴室の水滴を拭く
・それぞれの部屋のゴミを集めて、新しいゴミ袋をセットする
・空いた瓶やペットボトルの中身をゆすぎキレイにする
・ペットボトルのラベルをとる

3:料理

・家族の好みや、栄養バランスを考えて献立を作る
・家計を意識した食材の買い出し
・食べ終わった食器を水につける

4:洗濯

・洗濯機へ入れる前に洗濯物を仕分けする
・丸まったり裏返しになっている靴下や下着をもとに戻す
・洗濯物をたたみ、クローゼットにしまう

掃除中に疲れて座り込む女性
(c)Shutterstock.com

「名もなき家事」が原因で喧嘩になることも…

共働きの家庭が増えた今、家事の分担は当たり前になってきているかもしれませんが、家事全般は奥さんにしてもらっている、という家庭も中にはあるでしょう。上述した家事の存在自体を把握していない旦那さんもいるかもしれません。これらは、当たり前に誰かがやってくれているので、自分がやらなければ気づくこともありません。

しかし、すべてが夫婦どちらかに偏っていれば、当然「トイレットペーパーが切れたら補充してくれたっていいのに」「コーヒーカップ一つくらい、洗って片づけてよね」などなど、不満が蓄積してしまうこともあるでしょう。次に、お互いがストレスを溜めないためにはどうすればよいのかを解説します。

お互いがストレスを溜めないためには

夫婦間で、「名もなき家事」が原因でぶつかってしまうことがあれば、まずは「名もなき家事」の存在を、相手に知ってもらうことが重要です。言われるまで気づかなかったけど、これまでしてくれていてありがとうなんて感謝されることもあるかもしれませんよ!

察してもらうことは期待しない

普段「名もなき家事」をやっている側であれば、「こんなことも気づかないの?」「なんでやってくれないの?」と、やらない側へのストレスはどんどん積もっていくでしょう。しかし、やらない側はそんな家事があることすら、気づいていない場合が多いです。ですので、ここは素直に「して欲しい」「してもらえると助かる」と相手に伝えることが肝心!

ここで大事なポイントは、「これまでやらなかったことは責めないこと」、また「やってもらったら感謝すること」です。家事が苦手な人の場合は、もしかしたら最初は上手にできないかもしれませんが、できるようになるまで温かく見守りましょう。

また、あまり細かく指示を出したりダメ出しするようなことは、相手のやる気を削いでしまうので避けましょうね。家事は決して、どちらか一方がやるべきことではありません。どちらかを手伝うという意識ではなく、自分事としてやってもらうことで、家事負担の方よりが徐々に解消されていきます。

「名もなき家事」を分担してしまうのもアリです!

気づいた方が「名もなき家事」をする、でもいいですが、これだとどうしても偏りが出てしまう、という場合は、初めからある程度分担をしてしまうのもアリだと思います。まずは二人で、「名もなき家事」がどれだけあるかピックアップして、仕分けをしてみましょう。

今は家事をするのに便利なアプリが存在し、普段行っている家事を視覚化して夫婦間で共有できる方法があります。日常生活の様々な家事をタスク化して、完了した方がチェックを入れる、というやり方をすると、どのような家事があるのかお互いが把握でき、また家事のやり忘れなども防ぐことができるので、非常に便利ですよね。

掃除中、腰をに手をあてて立つ女性
(c)Shutterstock.com

「名もなき家事」をやらないという選択肢も…

いくら夫婦間で分担できても、子供がいる家庭などは、やはり毎日時間に追われて「名もなき家事」する余裕がない…、という方も多くいるでしょう。やらなきゃいけないのにできないことが、ますますストレスになってしまうのは悪循環ですよね。

今では便利な商品や時短ができるサービスなども充実しているため、そういったものを活用し、家事をしないという選択肢もアリです。例えば、形状記憶のシャツを買いアイロンがけを省く、ミールキットの定期便を使い、食材の買い出しや献立を考える時間を省略する、などなど。時間と心に余裕が生まれ、無駄なストレスを溜めることを避けられます。

最後に

家族構成によっても「名もなき家事」の種類は違いますが、いかに暮らしの中に溢れているかは、やってみたら気づきます。これらの「名もなき家事」は、誰かが家族のためにやってくれているからこそ、快適に毎日を過ごすことができるのです。

ですから、これらの家事が、誰か一人に集中してしまえばそれはストレスになるので、みんなが協力して自分事としてやることが、とても大切。

夫婦のどちらか一方に、家事の負担が偏っているようでしたら、「言われなくてもやってよ!」とイライラを募らせる前に、お互いが認識をすり合わせることから始めてくださいね。こうしたコミュニケーションも、お互いが気持ちよく暮らすためには大事なことといえるでしょう。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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