「愛されキャラ」とは?
「愛されキャラ」と聞くと、皆さんはどんな人をイメージするでしょうか。凛としていてクールな人よりも、いつもニコニコと笑っている人をイメージする人が多いかもしれませんね。まずは、「愛されキャラ」という言葉の意味についておさらいしましょう。
「愛されキャラ」の意味
「愛されキャラ」は、「愛される」という受け身の動詞と、性格や人格を表す「キャラクター」という名詞が組み合わされた言葉です。言葉の通り、「周りから愛される性格」のことを「愛されキャラ」といいます。
「愛」という言葉から恋愛を想像する人もいらっしゃるかもしれませんが、「愛されキャラ」は恋愛に限ったことではなく、性別や年齢問わず人に好かれる性格のことを指す場合が多いです。
「愛されキャラ」は英語でどう表現する?
日本では、よく「彼女は愛されキャラだ」と言うことがありますが、英語では「愛されキャラ」に当たる言葉がありません。そのため、そのようなニュアンスを伝えたい場合は、「She is a lovely person」や「She is a likable person」と表現します。
「愛されキャラ」の類語表現を紹介
続いて、「愛されキャラ」の類語表現について見ていきましょう。「愛されキャラ」はカジュアルな表現なので、場合や相手によっては使わない方が良いことも。似たようなニュアンスの言葉を覚えておくと、いざというときに安心ですね。
1:人気者
場面や相手を問わずに使える便利な表現としては、「人気者」が挙げられます。「人気者」は、「人々に好かれやすく、ポジティブな感情を与える人」という意味です。例えば、「先輩は、後輩のことを第一に考える会社一の人気者でした」などと使うことができます。
2:ムードメーカー
「ムードメーカー」は、いわゆる和製英語で、「場を盛り上げる人」という意味です。その場の雰囲気を明るくし、盛り上げてくれるタイプの人は周りから好かれ、頼りにされる存在でもあります。
3:人たらし
「人たらし」は、漢字で「人誑し」とも書くことができます。意味の一つは、「人に好かれること」です。もう一つの意味は、「相手の好意を利用してだますこと」。「誑し」とは「たぶらかし」と読むこともでき、「都合の良いことを言って相手をだます」というような意味があります。
そのため、冗談で「君は人たらしだな~」という場合もありますが、親しくない間柄や目上の相手には使わないように気をつけましょう。
「愛されキャラ」の特徴とは?
「愛されキャラ」の特徴を見ていきましょう。「愛されキャラ」は、プライベートな場だけでなく、ビジネスシーンにおいてもその特徴を発揮します。「わかるわかる!」という特徴を持っている人が身近にもいるかもしれませんね。
1:いつも笑顔
「愛されキャラ」の一番のポイントは、「笑顔」です。どんなときでもニコニコしていて愛嬌があり、一緒にいたらポジティブになれそうなパワーがあります。笑顔が素敵なので、「この子の笑顔を守ってあげたい!」という気持ちにさせるのかもしれませんね。
2:何事にも一生懸命
「愛されキャラ」の人は、どんなことでも一生懸命に取り組みます。周囲にいる人は、精一杯頑張る健気な姿に、好印象を感じるのでしょう。
3:裏表がない
誰にでも平等に接することができる裏表のない人は、信頼できますよね。陰で悪口を言ったり、卑怯なことをしない性格が、周りから愛される理由なのではないでしょうか。
4:社交性が高い
「社交性」とは、「人とつきあうことが上手な性質」のこと。周りの人とコミュニケーションを取るのが得意で、自分から積極的に関わっていけるのも「愛されキャラ」の特徴の一つです。
5:自己肯定感が高い
「愛されキャラ」は、周りから愛される人のことです。周りから愛されるために大切なことは、まず自分が自分を愛すること。「私なんて」とネガティブな人をチヤホヤしたいと思う人はあまりいませんよね。つまり、「愛されキャラ」の人は、自己肯定感が高く、良い意味で自信のある人が多いのです。
「愛されキャラ」になるために心がけたいこと3選を紹介
「愛されキャラ」は、自分だけでなく周りもポジティブにするパワーを持っています。そんな人になるためには、どのようなことを心がけたら良いのでしょうか。最後に、「愛されキャラ」になるための方法を一緒に考えてみましょう。
1:自己肯定感を上げる
先に、「愛されキャラ」の人は自己肯定感が高いということを紹介しました。自己肯定感を高めるために、何か熱中して努力できることを見つけましょう。努力して結果が実れば、それは自信に繋がります。
ダイエットや資格習得など、とにかく自分が成し遂げたい目標をつくってそれに打ち込んでみてください。日々の努力が、自己肯定感に繋がってくるはずですよ。
2:最低限の礼儀作法にもう一要素
社会人として、最低限の礼儀やルールを守ることは当たり前です。その上でさらに一つつけ足すことができると、「愛されキャラ」に近づくことができます。例えば、相手の目を見て笑顔で挨拶をすること。
日常的に行う「おはようございます」や「お疲れさまです」などの挨拶は、儀式化しがち。慣れてしまいやすいからこそ、ひとつひとつの挨拶に気持ちを込められるようになると、好印象になります。挨拶は、コミュニケーションを取るためにも大切なので、日頃から意識していたいポイントです。
3:ポジティブな言動を意識する
自分がポジティブな人になると、その周りにもポジティブな影響を及ぼせるようになります。本当は少し憂鬱だったとしても、前向きな言葉を意識的に口に出すことで段々と気分が晴れてくるはず。「この人といたら、元気な気持ちになれるな」と思ってもらえると、「愛されキャラ」に近づけるのではないでしょうか。
最後に
「愛されキャラ」とは、「誰からも好かれる性格」のこと。しかし、誰からも好かれることって実際はとっても難しいですよね。嫌われないように本来の自分を隠して取り繕ってしまうこともあるかもしれません。
また、「愛されキャラ」になろうとするあまり、自分を見失ってしまうことも。そうならないためには、本記事でも紹介したように、自己肯定感を高めたり、自分を認めてあげたりすることが大切です。
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