【目次】
・「プラス思考」とは?
・「プラス思考」のメリット
・「プラス思考」になるには
・「プラス思考」になれる言葉
・英語表現は?
・最後に
「プラス思考」とは?
「プラス思考の人は、なんとなく幸せそう…」、そんな漠然としたイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。今回は、そんな「プラス思考」を取り上げて、そのメリットから、なるための方法まで紹介していきます。
意味
「プラス思考」とは、「何事においても、きっと上手くいくさ、何とかなるものだ… などと、良い方向に考えが向くこと」を指します。特に、悪い状況の中でも前向きに考えられる人が、「プラス思考」の持ち主だと捉えられます。
「プラス思考」のメリット
「プラス思考」でいることには、どんなメリットがあるのでしょうか?
1:精神的に強くなれる
最初のメリットは、「精神的に強くなれること」です。「プラス思考」でいると、物事を肯定的に捉えられます。そのため、多くの人がストレスと感じることに対しても「どう乗り越えようか」、「自分にとって学びになれる」と、プラスの解釈ができます。必要以上に悩まずに済むので、ストレスを抱えることも少ないといえるでしょう。
2:常に明るくポジティブな性格になる
「プラス思考」をしていると、自然と明るく楽しく、ポジティブな性格に変化していきます。ポジティブな人の周りには、人が自然と集まるので、より楽しい毎日を過ごすことができるでしょう。「プラス思考」は、性格も明るく変えていってくれますよ。
3:モチベーションが維持できる
前向きな思考を持てば、「自分なら大丈夫」と、自信を持って物事に取り組めるようになります。前向きに考えて、不安なく仕事に集中できれば、きっと良い結果がついてくるはずです。結果によってさらに自信がつくため、目標へのモチベーションも保ちやすくなります。
「プラス思考」になるには
そんな良い事尽くめの「プラス思考」になるためのテクニックを、いくつか紹介していきます。日常の中でちょっと意識して、「プラス思考」をトレーニングしていきましょう。
1:できない自分を責めない
できなかった自分を責めるのは、あまり良くないことです。やることがあるのに、ついついスマホをいじって後回しにしてしまう… そんな時に、「何でやらなかったのか」と自分を責めるのは逆効果。そうではなく、計画通り動けた日はどんな条件が整っていたのかを考えて、その日を再現するように意識するといいでしょう。
2:“感謝”に意識を向け、「ありがとう」を伝える
「プラス思考」になるための言葉、それは、ずばり「ありがとう」です。感謝することに意識を向けると、より幸福感が高まります。同時に、物事の良い面を見るトレーニングにもなります。また、感謝を相手に伝えることで、より良い人間関係をつくることができますよ。
3:小さい目標達成を繰り返し、自分に自信をつける
「プラス思考」になるには、「小さい目標」を達成することから始めましょう。初めは小さい目標を立てて、ひとつずつ達成することで自信をつけていきます。いきなり大きな目標を掲げてしまうと失敗した時に、「自分は何もできない」と落ち込んでしまう危険が…。まずは、毎日○時に起きる、一日○分読書をするなど、簡単なことで自信をつけましょう。
4:自分でコントロールできること、できないことを区別する
今抱えている悩みを、「自分でコントロールできること」と「できないこと」に区別してみましょう。例えば、友達から連絡がなくて不安に感じている場合、「友達からの連絡」はコントロールできませんよね。コントロールできないことで悩んでいても、仕方ありません。「自分の力では、どうしようもない」と割り切って、「後は運に任せよう」と考えられるようにしましょう。
5:何事もチャレンジする
「プラス思考」になるために、自分が気になったことは何でもチャレンジしてみましょう。「ちゃんとできるか不安」「お金もかかるし…」と考えるのではなく、自分の気持ちを大切にすることが大事です。何度も続けることで、「最近、くよくよしなくなったな」と気持ちの変化が生まれるはずです。
「プラス思考」になれる言葉
「プラス思考」になるには、前向きになれる言葉や名言を読むこともおすすめです。ここからは、「プラス思考」になれる、ことわざや四字熟語を紹介します。
1:ことわざ「雲の上はいつも晴れ」
このことわざは、「天気が悪くても、雲の上はいつでも青空」ということから、「今上手くいっていなくても、それを乗り越えた後には明るい未来が待っている」という意味があります。心配事ばかりで未来が不安なときは、空を見上げて、この言葉を思い出してみてくださいね。「どんなに悪いことも、長くは続かない」と「プラス思考」に切り替えられるはずです。
2:四字熟語「不撓不屈(ふとうふくつ)」
「不撓不屈(ふとうふくつ)」とは、「どんな困難にあっても、決して心がくじけないこと」を意味する四字熟語です。「撓」という漢字には、「強い力で固いものが曲がる」という意味があるため、「不撓」とは「曲がらないこと」、つまり「(困難にあっても)屈しないこと」を表します。この四字熟語からは、困難に立ち向かう強い精神力が感じられますね。
3:格言「明日は明日の風が吹く」
「プラス思考」になれる格言は、「明日は明日の風が吹く」です。「今日どんな困難があったにせよ、明日は明日で別の成り行きになる」という意味。「まだ来ていない明日のことまで考え過ぎて、苦労を増やすことはない」というメッセージが込められています。これは、映画『風と共に去りぬ』でスカーレットが言った“Tomorrow is another da”の翻訳としても有名です。
英語表現は?
最後に、「プラス思考」の英語表現を確認しましょう。「プラス思考」は英語で「positive thinking」と表現します。日本語でも「ポジティブシンキング」は馴染みの表現ですよね。
他には、「attitude」(態度、心構え)という単語を用いて、「with a positive attitude of mind」と表すこともできます。直訳すると、「ポジティブな心構えで」となります。このフレーズを文につけることで、「プラス思考で~~する」となります。
最後に
今回は、「プラス思考」という言葉を取り上げて、そのメリットや、「プラス思考」になるための方法などを紹介しました。物事を、ついネガティブに考えてしまう人は、小さなことから自分を変えていって、「プラス思考」を目指してみては?
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