目次Contents
この記事のサマリー
・「社交性」とは、人とつきあうのが好きだったり、上手な性質のことです。
・「社会性」とは、生きていくためのあらゆる能力や特性のことです。
・社交性が高い人は、相手への配慮が行き届いている傾向があります。
「あの人は社交性に富んでいる」、「あの人は社交性に欠ける」などと評したりしますが、「社交性」ってそもそも何なのでしょう?
そこで、この記事では、「社交性」の基本の意味を押さえつつ、社交性が高い人に見られる振る舞いと、社交性を伸ばす方法を紹介します。
「社交性」とは?
まずは、「社交性」とはどういう性質のことを指すのか、その意味について解説します。
「社交性」の意味
「社交性」は英語で “sociable”(社交的な)と表現しますが、社会と関わりながら人とつきあうのが好き、または人づきあいが上手な性質のことを指します。
辞書では次のように説明されていますよ。
しゃこう‐せい〔シヤカウ‐〕【社交性】
1 人とつきあうことの好きな、また、じょうずな性質。「―に富む」「―に欠ける」
2 個人が集まって社会をつくろうとする人間の特性。
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)
「社交性が高い人」や「社交的な人」は、他者とやり取りすることに抵抗が少なく、人づきあいを円滑に進めやすい人という意味で使われます。

「社交性」の類語を紹介
続いて、「社交性」に似た意味を持つ言葉をチェックしていきましょう。
社会性
社会に適応しながら生きていくためのあらゆる能力や特性を「社会性」といいます。この他にも、集団を作って生活をしようとする人間の根本的な性質を指したり、広く社会に通じる性質を意味する場合もあります。
「社交性」は人づきあいに特化した性質ですが、「社会性」は「生きていくためのあらゆる能力や特性」を指すので、より広い意味があるといえるでしょう。
顔が広い
「顔が広い」は、「交友関係が広く、知り合いが多い」人に対して使われる言葉です。
例えば、自分の携わっている業界だけでなく、様々な業界で知り合いが多い人に対して「あの人は顔が広いから、分野の違う取り組みにも積極的に携わることができる」と表現したりしますね。
懇ろ(ねんごろ)
日常会話で使われる機会は多くありませんが、「懇ろ」という言葉があります。「懇ろ」は、「親密であること」を意味する言葉です。
ただし、「社交性(人づきあいの傾向・上手さ)」の言い換えとして広く使える語というより、特定の相手との親密さを表す場面で用いられやすい点に注意が必要です。
参考:『デジタル大辞泉』(小学館)、『有斐閣 現代心理学辞典』(有斐閣)
「社交性」のある人の特徴とは?
続いては、社交性のある人の特徴いついて見ていきましょう。「社交性」を身につけたい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

初対面でも「感じよく」話しかけられる
初対面の相手に「話しやすい入口」を用意できるのが社交性に富んだ人の強みです。いきなり距離を詰めるのではなく、あいさつ+一言(天気・場の話題・相手への軽い質問)で空気をやわらげることができます。
相手の話を引き出す質問ができる
会話を「自分が話す場」ではなく、「相手が話しやすい場」にすることができます。例えば「どうしてそれを選んだんですか?」、「最近いちばん楽しかったことは?」など、「はい/いいえ」で終わらない聞き方が上手です。
リアクションが適切で、共感を言葉にできる
社交性に富んでいる人は、うなずき・相づち・驚き・笑いなどの反応が自然です。さらに「それはうれしいですね!」とか「それは大変でしたね…」と、感情を言語化して返せるので、相手が安心して話せます。
場の空気を読み、ふるまいを調整できる
盛り上げるべき場では明るく、落ち着いた場では控えめに、というように場面に応じてテンションや話題を合わせられます。自分を押し通すより、「場の目的」に沿って動ける人は社交性が高いです。
人とのつながりを「続ける」のが上手
社交性に富む人は、人間関係を長く保つことができます。頻繁に連絡をするのではなく、要所で丁寧にフォローできるのが特徴です。
「社交性」のある人になるにはどうしたらいい?
「社交性」のある人になるためにはどうしたらいいのでしょうか? ここでは具体的な方法を3つ紹介します。
質問は「相手が話しやすい順」にする
相手に質問するときは、いきなり深い話に入らず、答えやすいものから順番に聞くのがコツです。例えば「このあたりはよく来ますか?」のような軽い質問から入り、「休日は何をして過ごすことが多いですか?」と少し具体的にし、最後に「そのことのどこが楽しいですか?」と気持ちに触れると、相手は安心して話のギアを上げられます。
相手の言葉を繰り返してみる
会話を続けるのが苦手な人ほど、上手いことを言おうとしないほうがうまくいきます。相手の言葉の中からキーワードを拾って繰り返し、「キャンプにハマってて」と言われたら「キャンプいいですね。どんなところが好きですか?」のように返すだけで、相手は話を広げやすくなります。
自分が盛り上げ役にならなくても、相手が話しやすい流れが作れますよ。
小さな接点を継続し、関係を育てる
社交性は、その場で盛り上げる力だけではなく「関係をゆるく続ける力」で育ちます。会ったあとに「今日はありがとうございました。○○の話、面白かったです!」と一言お礼を送ったり、次に会ったときに「この前の○○、その後どうでした?」と覚えている素振りを見せたりすると、相手は「覚えててくれたんだ」とうれしくなるもの。
そうした積み重ねにより、自然と距離が縮まっていきますよ。

「社交性」に関するFAQ
ここでは、「社交性」に関するよくある疑問と回答をまとめました。参考にしてください。
Q1. 社交性とは、結局どんな性質ですか?
A. 人と関わるのが好き、または人づきあいが上手な性質を指します。
Q2. 社交性と社会性は、同じ意味ですか?
A. 近い言葉ですが同じではありません。社交性は人づきあいが上手なことを指しますが、社会性は「社会で適応的に生きるための能力・特性」として、より広く扱われます。
Q3. 社交性が高い人の特徴は何ですか?
A. 挨拶や連絡が丁寧で、相手の反応を受け止めながら会話をつなげやすい点が挙げられます。うまくいかない場面でも切り替えが早いです。
最後に
社交性とは、「目の前の相手を大切にできる力」なのかもしれませんね。人づきあいが苦手な人は、「誰とでも仲よくならなければ…」と気負わずに、まずは目の前にいる人との関係を1つずつ積み重ねていくのがいいかもしれません。
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