集中力がない・続かない… 原因はなに?
そもそも人は「90分」しか集中できない
実は人間の集中力は15分サイクルだと言われています。かつ、最大で90分しか持ちません。そのため小学校では45分、中高では60分、大学では90分という授業時間が一般的。
個人差はあれどそもそも長時間集中するのは、どんなに優秀な人でも難しいようです。
WEB会議の所要時間に適しているのは… 集中力が発揮される○分!
部屋が散らかっていると集中できない
身の回りの環境が整っていないと、集中できないもの。
たとえば部屋が散らかっていたり、デスク周りが整理整頓されていなかったり。目に映る範囲に不要なものがあると意識がそちらに向かってしまい、集中できなくなってしまうのです。
悩み事や不安があると集中できない
部屋やデスク周りが整っていないことだけでなく、人間関係が整っていない場合も集中を妨げてしまう可能性が。
人間関係で何かしらの悩み事があると、そのことに気がとられてしまいます。人間関係以外でも、何か不安が心にあるとつい考え込んでしまうこと、ありますよね。
悩みや不安が多かったり強かったりする場合、そちらに意識が向いてしまうため集中力は落ちてしまいます。
睡眠が足りていないと集中できない
睡眠が足りておらず、体調が万全でない場合も集中しづらくなります。
眠気は集中力の敵。しっかり集中してそれを維持するためには、脳を休ませることが重要です。
ながら作業していると集中できない
別のことも同時進行で行う「ながら作業」。集中しなければいけないときに別のことを同時進行すると、その分処理能力が落ちてしまいます。
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作業環境を整える
集中するためには、まず環境を整えることが大事。
作業専用の部屋を作ったり、作業するとき専用のルームフレグランスを用意してみたりと、意識を切り替えるスイッチを作るのもおすすめ。
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優先順位を考える
やらなければいけないことが多すぎると、何から手をつけていいのかわからなくなったり、手をつけたはいいものの別のタスクが気になったりして中途半端になりがち。
そこでまずは、優先順位をしっかり考えましょう。
混乱している状態では集中することは難しいはず。「今一番なにをしなければならないか」をまずははっきりさせ、そこから手をつけましょう。
優先順位を紙に書き出して、視覚的に整理してあげるとゴールまでのプロセスがはっきりし、集中力もアップします。
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集中状態を作ってから作業に取り組む
目の前のことに集中するためには「気分が乗る」→「集中する」という流れを作ってはいけません。
書籍『30秒集中法ーいきなり一点にすべての能力を集め、持続させるー』(森 健次朗著:ワニブックス)によると「集中状態をつくる」→「やるべきことをやる」という流れを作ることで、感情や気分に関係なく物事に没頭できると言います。
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一点シール法で簡単に集中状態を作る
具体的にどう集中状態を作るのか、おすすめは「一点シール法」です。手順は以下。
100均などに売られている直径5mmほどの円形シールの中心に、マジックで点を書く。
勉強や仕事をするときに目に付く場所へシールを貼る。
深呼吸し、息を吐きながらシールの点に注目する。その一点に目のピントを合わせた状態で5秒凝視し、意識を集中させる。
その後、作業をスタートさせる。
たった30秒でできる集中状態を作る方法です。携帯電話に貼ったり、トイレ・洗面所に貼ったりと、よく使用する場所やモノで行うことも可能です。
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短期集中を繰り返す
人の集中は最大90分が限界だとお伝えしました。
したがって「短期集中」のサイクルを繰り返すことで、効率の良い作業が可能になります。
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短い休憩を入れる
学校の授業でも10分程度の休憩時間を設けているように、短い休憩を入れることで集中力も高まります。
間でお手洗いに行く、少し身体を動かすということがおすすめ。会議も立て続けに入れるのではなく、あえて余白を作ると良いでしょう。
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スマートフォンを目の届く場所に置かない
せっかく集中できても、ふとスマートフォンが目に入り少しだけとSNSを開いたら、あっという間に数十分… あなたにもこんな経験はありませんか?
SNSやインターネットには日々大量の情報があふれており、無意識のうちに脳に蓄積されて必要な情報を記憶する容量がなくなってしまいます。それだけでなく、目の前の情報に集中することもできなくなります。
目や手の届く場所にスマートフォンは置かず、休憩のタイミングで見るなど時間を決めて触ることをおすすめします。
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