そもそも「健康茶」とは?
健康に良いとされるお茶のこと
健康茶とはその名の通り、健康に良いとされるお茶のこと。
たとえばどくだみ茶やハトムギ茶、黒豆茶やごぼう茶など。お茶自体が健康や美容には良いと言われますが、より効果的に飲むための選び方があるので、次の章でそのポイントをチェックしてみましょう。
健康茶の選び方ポイント
どんな健康効果がほしいのか明確にする
健康と一口に言っても、その目的は人それぞれ。
たとえばコレステロールを低下させたいのか、老化を予防したいのか、風邪を予防したいのか、リラックス効果を得たいのか… etc.。
どんな成分がお茶に配合されているかで、その効果も変わってきます。
緑茶に含まれるビタミンCには抗酸化作用や皮膚・粘膜の健康維持効果が、カテキンにはガン予防や血中のコレステロールを下げる効果が。
また、ルイボスティーに含まれるカリウムには過剰なナトリウムを排出しむくみを改善する効果が、マグネシウムには硬くなった便をやわらげ便通を良くする効果が期待されています。
しっかり健康効果を得たいのなら、目的に合った成分を含むお茶を飲むことが良いでしょう。
ブレンドより単一がおすすめ
ブレンドとは、いくつかのお茶メーカーさんが数種類の茶葉を混ぜて作ったお茶のこと。品質を一定にして供給できるため、一般的には大半がブレンドされたお茶だと言われています。
一方単一タイプとはブレンドしていないお茶のこと。毎年味が変わってしまったり栽培量が少なかったりといった特徴があるものの、ブレンド茶に比べ成分量が多く含まれていたり、味に個性が出たりします。
しっかりと健康効果を得たい方は、配合された茶葉の割合があやふやなブレンドタイプを選ぶよりも、単一タイプのお茶をセレクトするのがおすすめ。
カフェインの有無もチェック
カフェインには眠気を払拭したり、認知機能・運動機能を高める作用が期待できますが、逆に言うとリラックスしたいシーンには向きません。
過剰摂取にも注意しなければいけない成分なので、お茶を選ぶ際はカフェインが配合されているのかどうかはぜひチェックしておいてくださいね。
ギフトにもぴったりなおすすめの健康茶
【ティーバッグタイプ】natoha|黒人参茶 CLEANSE
▲10包入り ¥1,512
βカロテンやビタミンC、鉄分、カルシウムに加え、効率的に肌&体のエイジングケアができるアントシアニンが豊富なスーパーフード・黒人参がベースのお茶。
ティーバッグ1包で500mlのお茶が作れます。
食生活が乱れがちな人や便秘がちな人、シワ・シミ・たるみ・吹き出ものといった肌悩みがある人、無農薬、保存料無添加、栄養価の高いものにこだわりたいという人におすすめ。
【小田切ヒロ】レコメンドのスーパーフード茶|インナーから美しく♪
【ダイエットにも】無印良品|ルイボス&黒豆茶
▲20g(10包) ¥290
焙煎した黒豆・大麦・ルイボスをバランスよくブレンドしたお茶。
黒豆茶には美肌効果や貧血解消、むくみ解消、体の冷え解消、便秘解消などの効果が期待できます。ルイボスティーには肌荒れ解消、むくみ解消、リラックス効果、便秘解消などの効果が見込めます。ダイエット中に飲むお茶としても最適でしょう。
【無印良品週間中にお得に!】マニアが家に常備している絶対オススメ食品8
健康茶をよりおいしく飲む淹れ方
お茶の種類によって温度や浸出時間を分ける
実はお茶には、種類によって最適な温度や浸出時間があります。
▲情報提供/世界のお茶専門店 ルピシア
よりおいしくいただくために、以下の温度を参考にしてみましょう。
■玉露… 50℃
「甘み」「旨味」をより強調したいとき。
■玉露… 60℃
玉露ならではの王道のおいしさを引き出したいとき。
■煎茶… 60℃
とろっとした「甘み」ある優しい味わいを強調したいとき。
■煎茶… 80℃
煎茶ならではの味わい。王道のおいしさにしたいとき。
■抹茶… 80℃
抹茶をたてるのにちょうどよい温度。
■中国茶・台湾茶(緑茶)… 95℃
切れ味のよい風味や爽やかな香気が楽しめる。
■紅茶(ダージリン春摘み)… 95℃
繊細な味わいの春摘みの茶葉は、95℃で淹れるとみずみずしい香気が。
■中国・台湾茶(烏龍茶)… 100℃
熟した果実や花のような香りを十分に引き出す。
■ハーブティー… 100℃
基本は熱湯で蒸らす。※マテ茶や花びらを素材にした茶葉の場合は、75〜85℃を目安にひと冷ましすると優しい味わいに。
■紅茶(全般)… 100℃
ボディと香り、紅茶のもつすべての風味がバランスよく出しやすい温度。
■玄米茶・ほうじ茶・番茶… 100℃
ボディと香り、お茶のもつすべての風味がバランスよく出しやすい温度。
え、緑茶、紅茶、ほうじ茶… 同じ温度で淹れてない!? 実は、最適な温度があるんです♡
健康効果をさらに得るお茶の摂取方法
飲むだけじゃない! お茶は食べてもいい
美容や健康、さまざまな効果が期待できるお茶ですが、実は飲むだけにとどまりません。気象予報士の太田絢子さんによると、お茶の栄養を効率よく摂るなら、飲むだけでなく「食べる」こともおすすめだそう。
「まずは茶殻をそのままおすましのようにして食べる方法。しょうゆやポン酢をかけるだけで完成です。私もはじめは『苦くて食べられないだろう』と思っていたのですが、お茶の渋みもなく美味しくいただけました。かつお節をかけても良いですね」(太田さん)
さらにふりかけにして食べるのも美味しいと言います。
「茶殻を絞って電子レンジに1~2分かけて乾燥させ、ちりめんとご飯と一緒に混ぜます。ごまや桜えびとも相性抜群です。作っている途中から茶葉の香りが広がり癒されます。
栄養が詰まった茶殻をそのまま捨てるなんてもったいない! 新茶は渋みが少なくそのまま食べるのにも向いています」(太田さん)
お茶の健康効果をより感じたい方は、飲むだけでなく食べる方法にもぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。