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2022.08.11

「平素は格別のご高配を賜り」はどのように使う? 意味や例文、注意点を解説

目上の人への手紙では、「平素は格別のご高配を賜り」という表現がよく使われます。日頃のお付き合いに対する感謝を伝える役割があり、後ろに「厚く御礼申し上げます」などを続けるのが一般的です。「平素は格別のご高配を賜り」の意味や例文、注意点などを見ていきましょう。

「平素は格別のご高配を賜り」とは?

(c)Shutterstock.com

「平素は格別のご高配を賜り(へいそはかくべつのごこうはいをたまわり)」とは、手紙やメールの前文に用いられる表現です。後ろに感謝の言葉をつなげるのが基本であり、お礼状や挨拶状、送付状などを送る際に適しています。

ビジネスシーンで使う機会が多いため、正しい使い方を理解しておきましょう。併せて、「平素は格別のご高配を賜り」の言い換え表現や、前文に必要な時候の挨拶を知っておくことも大切です。

ここでは、「平素は格別のご高配を賜り」の意味や使い方、言い換え表現などを解説します。

手紙の前文に使う挨拶の言葉

「平素は格別のご高配を賜り」は、手紙の前文に用いられる挨拶の言葉です。後ろには、「厚く御礼申し上げます」などのお礼の言葉が続きます。

そもそも手紙は前文・主文・末文で構成されており、挨拶のあとに主題と結びの言葉を書くのがマナーです。手紙の書き出しとなる前文には、頭語や時候の挨拶、感謝・安否の挨拶などが含まれます。

「平素は格別のご高配を賜り」は以下のような意味をもっており、前文における感謝の挨拶として使われます。

・平素は…… 常日頃は
・格別の…… 特別に
・ご高配を賜り…… 心配りをいただき

それぞれの要素をわかりやすくまとめると、「平素は格別のご高配を賜り」の意味は「いつもお心配りをいただき」です。前文に入れることで、日頃の付き合いがある相手に感謝の気持ちを伝えられます。

【例文付き】手紙やメールでの使い方

「平素は格別のご高配を賜り」を正しく使うためには、前文の書き方や結びの挨拶を理解しておくことが大切です。前文では、はじめに「拝啓」などの頭語を書きます。頭語の後ろには季節に合わせた時候の挨拶を続けましょう。

頭語と時候の挨拶を書いたら、感謝の挨拶として「平素は格別のご高配を賜り」と書きます。続いて主文を書き、末文に結びの挨拶を入れます。以下は、「平素は格別のご高配を賜り」に適した結びの挨拶の例です。

・今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます
・皆様におかれましては、くれぐれもご自愛下さい

手紙やメールを書く際は、これらの要素を正しい順番で入れましょう。具体的な例文は以下を参考にしてください。

「拝啓 真夏の候 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

(主文)

寒い日が続きますが、ご自愛ください。 敬具」

「平素は格別のご高配を賜り」の言い換え表現

前文で使える感謝の挨拶には、「平素は格別のご高配を賜(たまわ)り」以外にもさまざまな種類があります。言い換え表現を理解し、相手との関係などに合わせて使い分けましょう。「平素は格別のご高配を賜り」と似た意味で使える表現を以下にまとめました。

・毎々格別のご愛顧(あいこ)を賜り
・平素は格別のお引き立てを賜り
・平素は格別のご厚誼(こうぎ)にあずかり など

併せて覚えておきたい時候の挨拶

時候の挨拶とは、その時々の季節に関する言葉です。手紙の書き出しに入れることで丁寧な印象になり、相手への気遣いを伝えられます。季節に関する言葉で相手の心を和らげようとするのは、四季がある日本ならではの慣習でしょう。

時候の挨拶には、漢語調と和語調の2パターンがあります。漢語調は「〜の候」をつけたもので、かしこまった文書で使うのが一般的です。例えば、「新春の候(1月)」「残暑の候(8月)」などがあります。

一方の和語調は柔らかい雰囲気があるため、親しい相手への手紙に使われることが多いです。

「平素」「ご高配」を使う際の注意点

(c)Shutterstock.com

「平素は格別のご高配を賜り」に含まれる「平素」や「ご高配」は、あまり頻繁に使う言葉ではありません。これらの言葉を使う際は、以下のポイントに注意しましょう。

・社内の人ではなく、顧客や取引先に対して使う
・一般的には書き言葉で使う
・初めて接する相手や日常のやりとりには使わない

ここでは、「平素」「ご高配」を使う際の注意点について解説します。

社内の人ではなく、顧客や取引先に対して使う

「ご高配」とは、相手の配慮を敬う尊敬語です。かしこまった印象が強いため、社内の人に対して使うべきではありません。顧客や取引先など、社外の人に対して使うのが適切です。

社内の人への連絡で「ご高配」を使うと、仰々しい印象を与える可能性があります。人によっては良い印象をもたれないため、「ご配慮」や「お気遣い」などの表現に言い換えましょう。

一般的には書き言葉で使う

「平素はご高配を賜り」は書き言葉で使うのが一般的であり、話し言葉ではあまり使われません。そのため、スピーチなどで「平素は格別のご高配を賜り」と言っても、相手に意味が伝わらない可能性があります。

また、話し言葉としては堅苦しい印象が強いため、相手が取引先であっても使わないのが無難です。口語で感謝の気持ちを伝える際は、「ご配慮をいただきありがとうございます」などを使いましょう。

初めて接する相手や日常のやりとりには使わない

「平素」は常日頃を意味する言葉であり、以前から面識がある相手のみに使える言葉です。普段からお付き合いがあることが前提のため、初めて接する相手に使うのは不適切でしょう。

ただし、自社のサービスを長く使用している顧客のように、やりとりがなくても関係性が構築されている場合は「平素」を使っても構いません。

また、「平素」や「ご高配」はかしこまった印象があるため、日常のやりとりでは使わないのが一般的です。仰々しいイメージが強く、かえって失礼に思われることもあるでしょう。

なお、お詫びの手紙やメールを送る際は、「平素は格別のご高配を賜り」を入れる必要はありません。謝罪文ではお詫びを伝えることが優先されるため、感謝の挨拶を省くのがマナーです。謝罪文を送る場合は、頭語と安否の挨拶から書き始め、すぐに本題に入りましょう。

「平素は格別のご高配を賜り」を正しく使おう

手紙を書く女性
(c)Shutterstock.com

「平素は格別のご高配を賜り」を手紙やメールの書き出しに添えると、日頃のお付き合いに対する感謝の気持ちを込められます。かしこまった印象があるため、目上の人に対しても問題なく使えます。

ただし、初めて接する相手や社内の人に対して使うのは不適切です。日常のやりとりで用いると、仰々しい人だと思われかねません。

「平素は格別のご高配を賜り」の意味や使い方を理解し、正しい場面で使ってみてください。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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