そもそも「習慣化」とは?
考えなくても体が行動していること
習慣化とは、行動を何度も積み重ねて行うことで、考えなくても体が自然と行動を起こしていることを指します。
たとえば朝起きたら顔を洗い、歯を磨きますよね。そんな一連の動作を日々続けていると、仮に寝ぼけていたとしても同じように行動できます。
生活の中にこの習慣ができてくると「やらなければ!」と意気込まなくても行動ができるようになります。
「ルーティン」の正しい意味と例を解説! 成功させるためのコツも網羅!
習慣化させるために必要な期間
平均で66日(約2ヶ月)必要
何を習慣化させるかにもよりますが、一般的に行動を習慣化させるために必要な期間は平均して「66日(約2ヶ月)」だと言われています。
ただしこれは人によって大きく変わり、早い人だと3週間ほどで行動を習慣化できたという研究データもあるようです。
習慣化できない人の特徴
完璧主義者
完璧を求めることは素晴らしいことですが、完璧を目標の基準にしてしまうと、完璧でないと納得がいかなくなります。
完璧主義者はいつでもストイック。緻密に計画を練り細かな点まで徹底して取り組みます。これが成功すれば良いですが、精神的に疲れてしまい何かの拍子にポンっと投げ出してしまう可能性が。
完璧主義者が「もうダメだ!」となると、誰にも手がつけられません。
「完璧主義」の意味や特徴・やめる方法とは? メリットとデメリットなどもご紹介
思い込みが激しい
思い込みが激しい人は、物事を両極端に考える傾向があります。
これがプラスに働けば自分に自信がついたり意欲が増したりしますが、マイナスに働くとネガティブ思考に陥り「自分は何をやってもダメだ」「どうせ周りに笑われているんだ」など、被害妄想に取り憑かれてしまうことが。
自分のそのときの感情に振り回されることが多いと、行動も安定しなくなる可能性があります。
当てはまる人は要注意!「思い込み」が強い人の特徴やその対処法、改善法についてまとめてご紹介
習慣化することのメリット
人生が充実する
たとえば自分が身につけたい前向きな思考、体にいいと言われる行動などを習慣化できると、日々が充実し人生そのものを輝かせることができます。
目標を達成するには時間が必要なものです。習慣化はその目標に確実に近づけてくれるでしょう。
「ルーティン」の正しい意味と例を解説! 成功させるためのコツも網羅!
自己肯定感が高まる
行動を習慣化させることで、はじめはできなかったもの、わからなかったものが徐々にできるように、わかるようになってきます。
これにより成功体験が積まれ、自分に自信がついてきます。困難なことを乗り越える経験は、さらなら高みを目指すための勇気も与えてくれるもの。
成功体験をひとつでも持っていると、自己肯定感が高まりそれがまた次への原動力として発揮されるのです。
転職で役に立つ!「成功体験」は、どんな効果をもたらしてくれるの? 作り方やアピール方法について解説
習慣化を成功させるためのコツ
小さな変化からスタートさせる
何かの行動を習慣化させようと思ったら、いきなり大きなことからはじめずに、まずは小さなステップからスタートさせましょう。
たとえば英語学習なら「30分がんばる!」ではなく「とりあえず2分やってみる」、読書なら「一日1冊読む!」ではなく「2ページずつ読み進める」というレベルでOK。
小さなステップが終わったら必ず行動をストップさせることがポイントです。それを最低3日間続けましょう。
初期の段階では「もっとやりたい」という気持ちを起こすことが大切なのです。無理にストップさせることで「習慣化させなきゃ」という気持ちが「これをやりたい!」に変わっていきます。
モチベーションに左右されずに行動を起こせるようにする
モチベーションに頼ることはおすすめしません。
なぜならモチベーションに頼ることで「やるときは一気にやるけれど、やらないときはまったくやらない」という状態になりがちだからです。
習慣化させるには確実に反復することが大切。そのため起伏の大きいモチベーションに頼るのは危険なのです。
理想は「モチベーションがなくても自然と行動する」こと。
モチベーションには浮き沈みがあるものだと認識しましょう。だからこそモチベーションが高いときでも低いときでも行動できるような仕組み作りが必要なのです。
仕組みを作って反復させる
モチベーションに左右されずにできる仕組みづくり。一体どうすれば良いのでしょうか。
習慣にならない理由には、単純にそのことを考えている時間が短いことも要因のひとつ。習慣化させたいことを文章化して何度も見たり読んだりすることで、自然と記憶に刷り込まれていきます。
手帳や壁に貼る、アプリの待ち受けにする、など原始的な仕組みですが意外に有効なので試してみましょう。
「ルーティン」の正しい意味と例を解説! 成功させるためのコツも網羅!
すぐに結果は出ないと心得る
何かを成し遂げたいと思っていても、大抵はすぐに結果が出るものではありません。急いで結果を出そうとせず、結果がついてくるのはもっと後、随分先になるのだと、初めから長期的な目線でいることが大切です。
コツコツと積み重ねることで結果が伴ってくることを理解しましょう。
その上で、目標までの過程を楽しめればさらにGOOD。習慣化させたい行動の中にできるだけ苦しさは入れず、喜びや楽しさを感じられるよう工夫することで継続しやすくなります。ステップアップは習慣化の後です。
「努力家」とは? 当てはまる人の特徴、「努力家」になるための方法を紹介
習慣化におすすめのアプリ
ルーチンタイマー
事前に設定した所要時間をもとにし、アナウンスしてくれる習慣化をサポートするアプリ。朝活にもピッタリ!
「朝起きてからの2時間は〝脳のゴールデンタイム〟と言われていますよね。最も集中力が高まるらしく、朝活中の私にとってムダにはできない時間です! この『ルーチンタイマー』は起きてからの行動を記録しておけるシンプルなアプリ。
あらかじめスケジュールを入れておけば『今朝は何をしよう?』と迷うことなく効率的に起床後の時間を過ごせます。今はリモートワークのため、朝の身支度には時間がかからないので、すべてのルーティンを20分くらいで済ませるように設定。
ほかにも、掃除をする日用、雨の日用など、自分だけのいろいろなパターンをつくっておくと、二度寝防止にもとても有効です◎」(Oggi専属読者モデル・片田亜莉紗さん)
朝活にぴったりの便利アプリ! 朝の始まりを管理できる【ルーチンタイム】が使える♡
トップ画像/(c)Shutterstock.com