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LIFESTYLE

2022.05.24

「京都弁」の魅力とは?「大阪弁」との違いや特徴、よく使われる表現を紹介

「京都弁」は、その名の通り、京都で使われる方言です。「京都弁」は、上品で優美なイメージがあるという方も多いのではないでしょうか。「京ことば」と呼ばれることも。「京都弁」と「大阪弁」には、どのような違いがあるのか、そして「京都弁」の特徴、「京都弁」特有のフレーズも紹介します。

「京都弁」とは?

(c)Shutterstock.com

「京都弁」は、言葉の通り、京都で昔から使われている特有の言葉やイントネーションのことを指します。「弁」というのは、その地方の言葉遣いを表す言い方です。

京都に旅行に訪れたことのある方は、舞妓さんや地元の方が「京都弁」で話されているのを聞いて、「上品だな」と感じたことがあるのではないでしょうか。

「京都弁」は、標準語とは異なった、優雅でいかにも古都をイメージさせる口調といえるかもしれませんね。

「京ことば」の意味と由来

「京都弁」は、「京ことば」と呼ばれることもあります。実は、「京ことば」は、1200年ほどの長い歴史を生き続けたことばなんです。明治時代に入るまでは、標準語として使われていたというほど、人々の生活に根付いていました。

なぜなら、京都は都として栄えた土地だからです。したがって、地方色が伺える「京都弁」という言葉を避けて、「京ことば」を好んで使われる傾向にあります。

もともと2種類に分かれていた言葉遣いが、人々の生活の変化にともなって融合していくなかで、現在の「京都弁」になったと考えられます。ひとつは、公家が使っていた「御所ことば」。もうひとつは、町民が使っていた「町方ことば」です。

「京都弁」と「大阪弁」の違いとは?

同じ関西地域でも、「京都弁」と「大阪弁」では受け取る印象に違いがありませんか? 「大阪弁」の特徴を見ていきながら、「京都弁」と「大阪弁」の違いについて考えてみましょう。

「大阪弁」の特徴

「大阪弁」は、サ行の発音がはっきりしていないという特徴があります。したがって、「すいません」を「すんまへん」と言ってしまうことが多いです。

また、語尾が「ねん」「やん」と「ん」で終わることが多いため、すぱすぱと歯切れの良い印象を与えます。

「京都弁」と「大阪弁」の違い

「京都弁」と「大阪弁」の大きな違いは、イントネーションにあるといえるのではないでしょうか。抑揚があり、柔らかな印象を与えるのが「京都弁」です。一方、「大阪弁」にはあまり抑揚がありません。平坦寄りのイントネーションであるため、「京都弁」よりも強めに感じられることがあるかもしれません。

もう一つの違いは、語尾をみると分かりやすいです。例として、「行く」の「京都弁」と「関西弁」を取りあげて見ていきましょう。

「京都弁」で「行く」は、「行かはる」「行けへん」などと変化します。一方、「大阪弁」では、「行きはる」「行かれへん」を使うという違いが。

「しなさい」という命令形も見てみましょう。「京都弁」だと「しなはい」、「大阪弁」だと「しなはれ」です。

こうしてみてみると、「京都弁」の方が、気持ち母音が強めだといえるのではないでしょうか。

「京都弁」の特徴を紹介

(c)Shutterstock.com

続いては、「京都弁」の特徴を紹介します。どんなところに雅さや、はんなりさを伺えるか考えながら迫ってみましょう。

1:語尾が「しはる」

「京都弁」の特徴として、敬語を使う際の語尾が挙げられます。敬語で相手の行動を示す際は、動詞に「される」をつけますよね。「京都弁」の敬語は、語尾を「される」ではなく、「しはる」に変化させます。

「京都弁」の敬語表現ではありますが、ビジネスシーンやかしこまった場面においては、標準語が使われることが多いようです。

2:イントネーションが独特

「京都弁」は、イントネーションとアクセントのバリエーションが多く、特徴的といえるのではないでしょうか。特徴や話し方から、すぐに「京都弁」だと判断できる場合もあるでしょう。

先ほども述べた通り、京都は都として栄えた土地です。文化や言葉は、京都で花開いたともいえ、したがって、元々の日本語のイントネーションを色濃く残しているのです。

京都から離れるほど、イントネーションやアクセントが平坦になっていき、標準語に寄っていくという特徴があります。

3:ゆっくりとした口調

ゆっくりとした口調の「京都弁」は、上品で落ち着いた印象を与えるのも特徴といえるのではないでしょうか。

4:遠回しな言い方

「京都弁」は、相手を気遣う京都人の性格を非常に反映しています。「京都弁」の特徴というよりも性質にはなってしまうのですが、「京都弁」を使う人は、物事をオブラートに表現することが多いです。

注意や言いにくいことに対して、核心を突いた言い方をしないため、なかなか気づきづらいこともあります。そのため、「京都人は難しい」「怖い」「意地悪」というイメージを持たれることが。

しかし、この性質は、日本で古来から大切にされてきた「相手を思いやる気持ち」を反映したものということもできるのではないでしょうか。

「京都弁」ならではのフレーズを紹介

(c)Shutterstock.com

続いて、「京都弁」でよく使われるフレーズを紹介します。

1:おいでやす

京都の観光地やお土産屋さんにいくと、よく「おいでやす」という言葉を耳にすることがあります。「おいでやす」は、訪れた相手を歓迎するときに使うフレーズです。「いらっしゃいませ」と同じニュアンスだといえます。

2:ほかす

「これ、ほかしといて」などと使われることがあります。しかし、標準語では、「ほかす」はあまりなじみがないのではないでしょうか。いきなり言われてもピンとこないかもしれません。「ほかす」とは、「捨てる」という意味です。「ほほかす(放下す)」が変化したものといわれています。

3:おくれやす

「京都弁」といえば、語尾に「やす」をつけることも有名なのでは? 「おくれやす」も、京都の観光地などではよく耳にするかもしれませんね。「おくれやす」は、「してください」と同じ意味で用いられます。

「おくれやす」には濁点がついていません。そのため、例えば、「掃除してください」よりも「掃除しておくれやす」の方が、なんとなく柔らかい印象を受けるのではないでしょうか。

最後に

「京都弁」は、日本の長い歴史の中で脈々と受け継がれてきた言葉です。「京都弁」は耳にするだけでも、古都の情緒を感じられるような美しさを持っていると思いませんか?

同じ関西でも、「大阪弁」とは似ている箇所もありますが、独特の雰囲気を漂わせています。ぜひ京都に訪れた際は、存分に「京都弁」を堪能してくださいね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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