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2025.10.15

人生がグンとスムーズに! せっかちなアラサーの生き方ガイド♡

「つい急いでしまう」「待つのが苦手」… そんな自分に気づく瞬間って、ありませんか? アラサー世代になると、仕事でも恋愛でも生活でも“バランス”が求められます。せっかちな性格は効率や行動力では強みになる一方で、人間関係や恋愛で思わぬトラブルを招くことも。せっかちな自分と上手に付き合う方法や、日常でできるちょっとした工夫を紹介していきます。

並木まき

【行動・心理・コミュニケーション】「せっかち」なアラサーの特徴とは?

(c)Adobe Stock

「あと5分が待てない」ひと言でいえば、これがせっかちさんの典型的な特徴かもしれません。
せっかちは小さな場面に、“落ち着きのなさ”が表れるもの。行動的な側面と心理的な側面、コミュニケーション分野に分けて特徴を見ていきましょう。

♦︎行動的な特徴は… 結論を急ぎがち

行動面での最大の特徴は、結論を急いでしまいがちなこと。会議や恋愛の話し合いでも「とにかく答えを出そう」と焦ってしまいます。ゴールを早く見たい気持ちが強く、相手を急かすつもりはなくても結果的に急かされたような気分にさせてしまう場合も…。

また「待つこと」が苦手なので、同時進行で何かを進めようとしがちです。料理をしながら洗濯を回して、さらにはSNSも確認するといったマルチタスクを好む側面も強いでしょう。

さらに、10時集合でも9時45分には到着するなど予定よりも早めに行動をする傾向もあります。ビジネスシーンでは有利に働く「長所」になりやすいのですが、相手が遅れてくると自分が早く着いた分だけストレスを感じがちでもあります。

♦︎心理的な特徴は… 焦りが強い

心理的な特徴としては、時間に対する焦りが強いのが大きな特徴です。「時間をムダにしてはいけない」という意識が常にあるので、効率を追い求めるあまり心が休まらないこともしばしば。

また、自分にだけでなく他人にも厳しくなりがちで「なぜもっと早くできないの?」と、無意識のうちに他人にもスピード感を求めてしまう傾向も見受けられます。

気持ちが前のめりになりやすく「今」を味わうよりも「次」を意識してしまい、せっかくの場面でも気づけば楽しむより先に焦ってしまいやすい面も否めません。

♦︎コミュニケーションでの特徴は… 相手のスピードに合わせるのが苦手

コミュニケーションでは相手のスピードに合わせるのが苦手で、相手の話を最後まで聞かずに結論を出してしまう面もあります。

メールやLINEでは返信が早い反面、じっくり考えたやりとりが苦手な特徴も見受けられます。LINEでは「返事まだ〜?」と送ってしまったり、テンポの遅い会議では「結局どうするんですか?」とまとめを急いでしまったり。このような典型的な“せっかちコミュニケーション”を取ってしまって人間関係にヒビが入ることもあるでしょう。

本人は効率的に進めたいだけでも、相手からは「急かされている」と受け取られてしまう場合も多々…。

【実例】「せっかち」がアラサー世代に与える影響とは

(c)Adobe Stock

行動力やスピードは「強み」になる一方で、せっかちを自覚している人のなかには自分の性格が原因で思わぬ失敗をしてしまった人もいます。
筆者が実際に見聞きしたエピソードから、仕事・恋愛・日常生活のそれぞれから印象的な影響をピックしました。

♦︎【仕事】周りと摩擦が生まれる原因に…

20代後半までAさんは自他ともに認める「せっかちさん」でした。しかし学生時代は特に問題に感じなくても、社会人になってからは、焦りからミスをしたり確認不足でトラブルを招いたりする機会も増えてきていたとのこと。
特にチームで仕事を進める場面では「自分のペース」を守りすぎたことが原因で、周りと摩擦が生まれてしまったこともあったそうです。
そのため今ではせっかちを少し封印しつつ、周りとの「調和」を優先するように。少し心がけを変えるだけで、周囲との摩擦が起きなくなったと話していました。

♦︎【恋愛】相手を受け入れるだけのキャパシティがなく短期恋愛を繰り返していた

30代前半のBさんは、デートの待ち合わせに相手が少し遅れるだけで不機嫌になったり、付き合ってすぐに将来の話を早く切り出して相手を驚かせたりしてしまっていたそう。これが影響してか恋愛はいつも短期で終わってしまい、ひとりの相手と長く付き合うことができなかったといいます。
最近になって婚活に本腰を入れたのをきっかけに自身の性格を見直してみたところ、恋愛では「相手のペースを尊重すること」が大切だと友人からアドバイスをもらったとのこと。その言葉を意識して新たな出会いを探し始め、今では結婚前提で交際中の恋人と半年以上お付き合いが続いています。

♦︎【日常生活】 リラックスできずいつも何かに追われている感覚に…

30代半ばのCさんは、いわゆるバリキャリとして仕事第一の生活を送ってきていました。しかし家に帰ってからも翌日の仕事が気になってしまい、ゆっくりと過ごす時間を楽しめないのが悩みだったそう。
アラサー世代は仕事の責任も増える年代ではありますが、自宅にいるときにも仕事に対する焦りが積み重なると、知らぬ間に心身の疲れを招いてしまいます。
そこでCさんはなんとなく心身の不調を感じたのをきっかけに、自宅にいるときには意図的にパソコンやスマホを離れる時間を作ってリラックスできる環境を整えたところ、何かに追われている感覚を感じる機会が減ってきたそうです。

せっかちな性格と上手に付き合う方法

(c)Adobe Stock

せっかちを自覚していても、性格を変えるのはなかなかの難題です。
「直す」という考え方よりも「上手に付き合う」視点で、せっかちと向き合っていきましょう。

♦︎小さなセルフコントロールを積み重ねる

せっかちな性格のせいで、イライラやストレスが溜まってきていると感じているならば小さなセルフコントロールを取り入れていきましょう。
たとえば、誰かや何かを「待つ」時間には深呼吸やカウントダウンを取り入れて、焦りの感情から離れるようにします。このときに「待っている5分間は自分への自由時間のプレゼント」と思えば、焦りが和らぐ術にも◎。

♦︎思考を切り替えてみる

せっかちを自覚する人には、完璧主義も少なくありません。
完璧な自分を目指すために気持ちが焦っているのであれば「完璧じゃなくても大丈夫」と意識することも有効です。
物事は、早いことが正しいとは限りません。優先順位をつけて、今すぐにやるべきことと後でも構わないことを振り分けるだけでも、自分の心に「ゆとり」が生まれます。

♦︎他者との関わり方に工夫をする

自分がせっかちなせいで人間関係にも悪影響を及ぼす気がしているならば、他者との関わり方に工夫をしていきましょう。
待ち合わせでは相手を急かさないように余裕をもった時間を設定したり、会話では相手の話は最後まで聞くように努め“相手に急がせない”を意識するだけでも変わります。

「せっかち」は短所とは限らない

「せっかち」と聞くと、短所だと思ってしまうかもしれません。しかし短所と長所は表裏一体。
せっかちの特徴である行動力、判断力、効率の良さは社会で生き抜くために有利なチカラです。
ただし一方で、現代のアラサーに求められる要素としては「スピード」と同じくらい「バランス」も重要です。
せっかちを自覚していても、せっかちな性格を責める必要はありません。ほんの少し工夫をしてペースを整えるだけで、仕事も恋愛も人間関係もうまく回っていきます。ぜひ、せっかちを強みに変えていきましょう。

TOP画像/(c)Adobe Stock

並木まき

ライター、時短美容家、メンタル心理カウンセラー。企業研修や新人研修に講師として数多く携わっている。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。

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