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LIFESTYLE

2022.08.02

「背に腹は代えられない」はどういう意味? 使い方や類語、言葉の由来を解説

「背に腹は代えられない」とは、「差し迫った状況を回避するために、やむなく物事を選択する」という意味のことわざです。ビジネスシーンや日常生活で、大切なものを守るために覚悟をするときにも使われます。今回は、言葉の意味や使い方、類語などを解説しましょう。

「背に腹は代えられない」の意味とは?

「背に腹は代えられない」という言葉を耳にしたことはありますか? 会話の内容からなんとなく把握できても、詳しく説明するのは難しいと思う方も多いでしょう。そこで今回は、「背に腹は代えられない」の意味や使い方、類語、英語表現などを解説します。

意味

「背に腹は代えられない」とは、「差し迫った状況を回避するために、やむなく物事を選択する」という意味のことわざです。この他にも、「大きな犠牲を避けるために、多少の犠牲を仕方なく受け入れる」「大切なものを守るために覚悟をする」という意味でも使われます。

ピンチに陥って、2つに1つを選ぶしかないというような切羽詰まった状況で、「背に腹は変えられない」と表現することが多いでしょう。日常会話よりも時代劇や映画の中のセリフで出てくるような、やや古風なフレーズです。

由来

「背に腹は代えられない」は、昔武士が剣を使って戦っていた時代に由来があります。敵から斬り付けられたときに、五臓六腑が詰まったお腹を刺されることは致命傷につながることを意味していました。そんなときに、武士はお腹の代わりに背中を差し出して瀕死を免れていたそうです。このことから転じて、「多少の犠牲を仕方なく受け入れる」という意味で使われるようになりました。

「背を腹には代えられない」は間違い

「背に腹は代えられない」を、「背を腹には代えられない」と言っていませんか? 「背を腹には代えられない」だと、「背中をお腹と交換できない」という意味になってしまいます。「背を腹には代えられない」は、「背中にお腹の代わりはできない」という意味なので、間違わないように気をつけましょう。

また、「代えられない」を「変えられない」とするのも誤りです。「代える」は、「代わりになるものをもらう、交換する」という意味ですが、「変える」は「変化させる、違った状態にする」という意味になります。漢字を変えると、ことわざの意味が異なってしまうので「背に腹を変えられない」は間違った表記といえますね。

使い方を例文でチェック!

「背に腹は代えられない」という言葉を聞いたことはあるものの、普段の生活で口にする機会はあまりありませんよね。どのような場面で使うのが正しいのか一緒に見ていきましょう。

口元を覆い、悩み込む男性
(c)Shutterstock.com

1:彼女からねだられたアクセサリーが予想以上に高額で驚いた。しかし、買ってあげると言ったからには背に腹は代えられない。

恋人へのプレゼントがあまりにも高額で買うのを躊躇してしまった、なんて経験はありませんか。しかし、喜ぶ相手を目にして今更買えないとはなかなか言えないもの…。このように、懐が寂しくなることを覚悟して購入するときにもこのことわざが使えます。

2:倒産を免れるにはA社と提携するしかない。背に腹は代えられない、契約を結ぶことにしよう。

会社が倒産するか否かという差し迫ったシチュエーションです。会社を守るためには、他の会社と提携するという選択肢しか残されていないこともありえます。望んではいないものの、会社の存続のために覚悟を決めたときにも「背に腹は代えられない」と表現することができます。

3:会社を辞めて生活費が足りなくなってしまった。背に腹は代えられない、大事なバッグをいくつか売ることにしよう。

お金が足りなくなってしまって、大事なものを手放す決意をしたときにも「背に腹は代えられない」を使います。それだけ大事にしていたものだったということが伝わってきますね。

類語や言い換え表現とは?

「背に腹は代えられない」状況は日常生活で多々あるものの、会話の中ではやや使いにくい表現かもしれません。同じような意味を持つ言葉をいくつか紹介するので、代わりに使ってみましょう。

何かを考える仕草をする女性
(c)Shutterstock.com

1:やむをえない

「やむをえない」とは、「仕方ない、どうしようもない」という意味。日常生活では「やむをえない事情で退職した」というように使いますね。そうするより他に方法がない場合に、仕方なく行うことを「やむをえない」と表現します。気が進まないけれどそうするしかないといった無力感が感じられる言葉です。

・友人の結婚式に参加するつもりだったが、やむをえない理由で行けなかった。

2:苦しい時は鼻をも削ぐ

「苦しい時は鼻をも削ぐ」とは、「苦しいときにはどんなことでもする」というたとえです。「時の用には鼻をも削ぐ」ともいいます。切羽詰まってどうしようもないときには、生きるためにどんな辛いことでもするという意味で使われる言葉です。過酷な状況に追い込まれている様子が伝わってくる表現ですね。

・子供たちを守るためなら、苦しい時は鼻をも削ぐ覚悟だ。

3:苦肉の策

「苦肉の策」とは、「苦し紛れに考え出した手立て」のこと。追い詰められた状況で、とっさに思いついた方法のことを言います。ベストな方法ではないものの、今の状況ではそうするしかないといったときに「苦肉の策」をとることが多いようです。

・大量に商品を入荷したのに思ったより売り上げが伸びない。苦肉の策だけれど、値引きして売り捌こう。

4:小の虫を殺して大の虫を助ける

「小の虫を殺して大の虫を助ける」とは、「小さいものを犠牲にして大きいものを助けること」「細かなことより全体を優先すること」といった意味を持つことわざです。物事には優先順位があり、細かいことまで守ろうとしていたら、話が進まないこともあるでしょう。特にビジネスの場面では、このような決断を下す機会が多いですね。

・赤字回避のために、会社はやむなく社員のリストラを決断した。小の虫を殺して大の虫を助けるとはこのことだ。

最後に

「背に腹は代えられない」とは、「差し迫った状況を回避するために、やむなく物事を選択する」という意味のことわざです。社会人になると、ビジネスシーンでこのような選択を迫られることもあるでしょう。大きなリスクを回避するために、優先順位の低い事柄を犠牲にすることで一番大切なものを守ることができるはずです。ピンチに陥ったときほど、「背に腹は代えられない」という覚悟を持って、物事を決断していきましょう。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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