【目次】
・「思い込み」には良いものと悪いものがある! 原因は?
・「思い込み」が強い人の特徴
・疲れる?「思い込み」がある人への接し方とは?
・「思い込み」が激しい性格の改善方法
・最後に
あなたの周りには、「思い込み」が強い人はいますか? 反対に、周りから「あなたって思い込みが強いよね」なんて言われたことがある人もいるかもしれませんね。
「思い込み」が強い人というのは、本人はもちろん、周りの人も疲れてしまいます。今回は、「思い込み」が強い人の特徴や原因、「思い込み」が強い人への対処法や改善方法についてご紹介です。
「思い込み」には良いものと悪いものがある! 原因は?
「思い込み」と聞くと、あまりいい印象を持っていない人も多いのではないでしょうか? しかし、実は「思い込み」には良いものと悪いものと2つあるんです。
良い方の「思い込み」
あなたは、「プラシーボ効果」という言葉を知っていますか? 「プラシーボ効果」とは、本来効果がない薬であっても、「効果がある」といわれると、何かしらの効果が手に入る、というものです。これも良い方の「思い込み」のひとつですよ。
薬でなくても、例えば「自分の提案はとても素晴らしい」「この商品は絶対に大ブームを起こす」といった「思い込み」もあります。こういった良い方の「思い込み」を持ち続けた結果、大成功した人も多いですよ。
良い方の「思い込み」は、周りに迷惑をかけることがない、自分に自信がつくといったメリットがあります。良い方の「思い込み」は持っておくことをオススメしますよ。
悪い方の「思い込み」
「思い込み」といえば、こちらのイメージが強いのではないでしょうか? 例えば、「私がわがままを言っても皆許してくれる」「周りの人は皆自分をだまそうとしている」「明日にも地震が起こって、家の下敷きになるかもしれない」といった考えが、悪い方の「思い込み」になります。
悪い方の「思い込み」を持っていると、相手の迷惑を考えずに行動をしたり、常に不安に襲われ日常生活を送るのも億劫になるなど、大きなデメリットにつながることも少なくありません。多少であれば問題はありませんが、常にこういった悪い「思い込み」を持っている方は注意が必要です。
「思い込み」が激しい人の原因とは?
「思い込み」が激しい人は、様々な物事を客観的に見ることができない人が多いです。自分を主観でしか見ることができないため、周りの考えなどがおろそかになります。
また、「自分の考えが正しい」「自分だけが忙しい」といった固定概念を持っていることから、他人を受け入れることができずに「自分ではなく相手が悪い」と思ってしまいがちです。
「思い込み」が強い人の特徴
先述の通り、「思い込み」が強い人は「自分の考えが正しい」といった固定概念が強く、視野が狭いです。そのため、物事を客観的に判断することができないという特徴があります。そこから、指摘や異なる意見を言われると、「自分のすべてを否定された」とかなり落ち込んだり、自分の都合の良い解釈をすることが多いです。
また、極端なポジティブ思考・ネガティブ思考を持っているため、人の意見を聞かないこともしばしば。特に、ネガティブな感情に襲われているときは自分の考えに固執してしまい、周りの人の言葉が全く耳に残らない、ということもあります。
疲れる?「思い込み」がある人への接し方とは?
「思い込み」が強い人と接する場合、大切なのが一定の距離を置くことです。「思い込み」が強い人は周りの都合を考えず行動したり、自分の感情だけを大切にすることがあります。そんな「思い込み」が強い人に深入りをすると、必然的に振り回されることが多く、自分が疲れてしまいますよ。
ただ、家族や友人など、距離をとりたくないという相手の場合もありますよね。そんなときは、相手のことを大切に思っていることを言葉で伝えましょう。
悪い方の「思い込み」が強い人は、ネガティブ思考が多く相手を疑ってしまいがちです。「裏切られるのではないか」という不安を少しでもなくせるよう、積極的に伝えるようにするのが大切ですよ。
また、「思い込み」が強い人と話すときには、結論から話すように心がけましょう。「思い込み」が強い人は、話の途中で自分の考えがどんどん進んでしまい、結論を聞かず誤解してしまうことがあります。そのため、初めに結論を話して誤解を生まないようにするのがオススメです。
相手が話しているときは、ある程度聞き流すのも「思い込み」が強い人と接するコツになります。「思い込み」が強い人は、自慢話や「思い込み」だけの根拠がない話をすることが多いです。それらを本気で相手していると疲れてしまうため、否定・肯定をせず受け流すようにしましょう。
「思い込み」が激しい性格の改善方法
「思い込み」が強い性格を改善したいときは、まず自分がほかの人より「思い込み」が強いことを自覚するのが大切です。主観的な見方をしていると、何事に対しても「こうするべき」「これをしなきゃ」と考えてしまいますが、一度「本当にそうするべきなのか?」と考える習慣をつけることで改善につながります。
また、「思い込み」が強い人は、困ったことや、つまづいたことなど、なんでも自分で解決しようとする癖を持っていることが多いです。それは、「どうせ話したところで理解してくれない」とあきらめてしまっているから。
しかし、友人や家族など、身近な人は勇気を出して相談をすれば、親身になって話を聞いてくれるはずです。「誰にも理解されないから自分で何とかしなきゃ」と考える前に、身近な人たちに相談する習慣をつけるようにするといいですよ。
最後に
「思い込み」には、良い「思い込み」と、悪い「思い込み」があります。良い「思い込み」は自分にとってプラスな影響を与えることもありますが、「思い込み」が強すぎるとデメリットが出てくるもの。「思い込み」が強いままでいると、自分の周りから、どんどん人が離れていき、気づけば孤立しているなんてことが起こるかもしれません。
自分は「思い込み」が強いんじゃないか、と思ったときは、勇気を出して周りに確認したり、相談をしてみることがオススメですよ。
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