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2022.04.29

「言い訳」する時の心理とは?「言い訳」する人の特徴や類語との違いも紹介

「言い訳」とは、自分の行動やミスを正当化して自己防衛をすることです。しかし、「言い訳」は「理由」や「口実」と言い換えることもできそうですよね。それぞれのニュアンスの違いや、「言い訳」をする人の心理、特徴、改善方法を紹介します!

そもそも「言い訳」とは?

(c)Shutterstock.com

例えば、渋滞に巻き込まれて出勤が遅れてしまった場合に、遅刻理由を説明したら「それは言い訳だ」と頭ごなしに叱責されてしまったというような経験をしたことはありませんか? 自分は説明をしていたつもりでも、相手からしたら「言い訳」だと捉えられてしまう場合があります。

そもそも、「言い訳」とはどういう定義で定められているのでしょうか。まずは、「言い訳」の言葉の意味から一緒に確認してみましょう。

「言い訳」の定義

辞書で調べてみると、「言い訳」にはいくつかの意味があります。『日本国語大辞典』(小学館)には、大きく4つに分けて説明をしているため、一つ一つ見ていきましょう。

まず一つ目に「物事の道筋を明らかにして説明すること。言説。解説。」。二つ目に「事情を説明して、失敗などの弁解をすること。また、身の潔白を証明する事。申し開き。弁解。」。そして三つ目、「過失や罪をわびること。わび。謝罪。」。最後の四つ目は「(言訳)ことばを使い分けること。区別して言うこと。」。

以上が「言い訳」の意味として挙げられています。このように見てみると、「言い訳」の解釈には幅があることが分かりますね。ですので「これは言い訳」、「これは説明」というようにはっきりと区別することが非常に難しいところです。

つまり、相手がどう感じたかが重要になってきます。相手が不快に思うものが「言い訳」、感情を挟まないものが「説明」といえるのではないでしょうか。

「言い訳」と「理由」、「口実」との違い

(c)Shutterstock.com

更に詳しく「言い訳」と「理由」、「口実」の違いについて解説します。「言い訳」は、「責任逃れをしたい」、「叱られたくない」という自己防衛的なニュアンスが強いです。そのため、自分に非がある事でもなんとか誤魔化そうとします。

一方で「理由」は、自分がしたことの責任を認めた上で事実を正確に述べることに重きが置かれているのがポイントです。

では、「口実」はどうでしょうか。「言い訳」は、起きた出来事に対して、相手から質問された時のために考えますよね。しかし、「口実」は行動をするために自分から理由を考えることです。

それぞれ微妙にニュアンスが異なっているため、ややこしいですが使い分けるように意識しましょう。

「言い訳」する人の心理

「言い訳」をするつもりがなくても、ついつい「言い訳」をしてしまっていたということってありますよね。そんな人には、どのような心理が働いているのでしょうか。

1:嫌われたくない

「言い訳」をしてしまう人の心理として、「相手から嫌われたくない」という気持ちが働いていると考えられます。自分のミスを正当化して相手に伝えることで、そのミスをなかったことにしたいのです。

2:周りの目が気になる

「嫌われたくない」という心理と似ていますが、「言い訳」をしてしまう人は、自分がミスをしたときに「相手にどう思われるのだろう」、「失敗したところを見られて恥ずかしい」と周りの目を気にしてしまいます。ミスによって、相手の中の自分の評価が下がることを恐れて「言い訳」をしてしまうのです。

3:責任から逃れたい

例えば仕事で失敗をしてしまった時、場合によっては何かしらの形で責任を取らなくてはならないことがありますよね。「言い訳」をしている人は、無意識のうちにその責任から逃れたいと思っているのです。

「言い訳」する人の特徴

(c)Shutterstock.com

続いて、「言い訳」をしがちな人の特徴を紹介します。

1:プライドが高い

プライドが高い人は、自分の失敗を認めることに強い抵抗感を覚えます。そのため、自己を正当化しようと躍起になってしまうのです。

2:他人任せにしがち

日頃から、他人任せで行動している人は、いざ自分に責任がある場面になると「言い訳」を並べて逃げ出したりします。他人に依存しているといってもいいかもしれませんね。

3:自分に自信がない

「言い訳」をする人は、自分に自信がない人が多い傾向にあります。自分に自信がないため、責任を認め、ありのままでいるということができずに、「言い訳」をするのです。

4:感情的

理由を述べる必要が生まれた際に、とりあえず何とかしようという気持ちが先行したり、焦ってしまったりして感情的になってしまうことも「言い訳」が多い人の特徴。冷静に状況を判断することが苦手な人が多いです。

「言い訳」をしてしまう癖を直す方法

「今自分が言い訳をしているな」と分かっていても、簡単に直せるものでもないですよね。しかし、「言い訳」をしていても結果として良いことはあまりありません。そこで、「言い訳」をしてしまう人へ、改善方法を紹介します。

1:ありのままの自分を受け入れる

理想とする人間像と実際の自分が乖離していることから「言い訳」をしてしまうプライドの高い人は、一度ありのままの自分を受け入れてみませんか? どんなに完璧に見える人でも、失敗や経験を積み重ねています。

ミスや失敗をしない人なんていません。ミスをしても、繰り返さないように気をつければ良いのです。

2:「でも」や「だって」をなくす

「言い訳」の多い人は、まず否定から入ります。相手の注意やアドバイスに対して「でも」や「だって」と思いがちです。言葉が思考に影響を与えるということもあります。まずは「でも」、「だって」、「それでも」などの否定する言葉を使わないように意識してみましょう。

3:深く考えすぎない

「言い訳」の多い人は、周りにどう思われているか、嫌われていないかを気にしがちです。心が繊細なため、「言い訳」をして自分を守ろうとします。ミスをしてしまった時に反省して繰り返さないようにすることは大切ですが、思い詰めすぎるのも良くありません。「たまには失敗することもあるよね」と受け止めて、気持ちを切り替えることが大切です。

最後に

今回は、「言い訳」について詳しく見てきました。実は特徴が当てはまっていた、という人もいらっしゃるかもしれませんね。「言い訳」をすることで責任から逃れられたり、うまくやり過ごせたりすることもあるため、「言い訳」が癖になってしまっている人が多いのも事実です。

しかし、人として成長するためには、責任から逃げない強さを持つことが重要。ありのままの自分を受け入れて、失敗から学んでいきましょう!

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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