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2024.06.30

「言い訳」する時の心理とは?「言い訳」する人の特徴や類語との違いも紹介

「言い訳」とは、自分の行動やミスを正当化して自己防衛をすることです。ただ、「言い訳」は「理由」や「口実」と言い換えることもできそうです。それぞれのニュアンスの違いや、「言い訳」をする人の心理、特徴、改善方法を紹介します。

そもそも「言い訳」とは?

パソコンと書類の前で話し合う二人の女性
(c)Shutterstock.com

例えば、渋滞に巻き込まれて出勤が遅れてしまったとき、遅刻の理由を説明したら「それは言い訳だ」と頭ごなしに叱責されてしまった… などの経験はないでしょうか? 自分は正当な理由として説明していたつもりでも、相手からは「言い訳」だと捉えられてしまう場合があります。

そもそも、「言い訳」とはどういう定義なのでしょうか。まずは、言葉の意味から一緒に確認してみましょう。

「言い訳」の定義

辞書で調べてみると、「言い訳」にはいくつか意味があります。辞典では大きく4つに分けて説明されているため、一つ一つ見ていきましょう。

(1)筋道を立てて説明すること。
[ア]自己の事情を説明して、弁解をすること。弁明。「いまさら―してもおそい」
[イ]物事の筋道を説明すること。解説。「上文の議論のごときは…十九世紀の小説家の―としてはいと拙(つたな)し」〈逍遥・小説神髄〉
(2)(言い分け)言葉を別々の意味に分けて使うこと。
(3)過失・罪などをわびること。謝罪。「第一伯母へ済まねえといふも尤(もっと)も…義理ある中の―と」〈人・梅児誉美・三〉

<「小学館デジタル大辞泉」より>

以上が「言い訳」の意味として挙げられています。このように並べてみると、「言い訳」の解釈には幅があることが分かります。「これは言い訳」で「これは説明」と、はっきり区別するのは非常に難しいところです。

つまり自分の意図よりも、相手がどう感じたかが重要になってきます。大まかに考えると、相手が不快に思うものは「言い訳」、感情を挟まないものが「説明」といえるのではないでしょうか。

「言い訳」と「理由」「口実」との違い

商人またはアドバイザーと話し合うカップル
(c)Shutterstock.com

さらに詳しく「言い訳」と「理由」、そして「口実」の違いについても解説します。

まず「言い訳」は、「責任逃れをしたい」「叱られたくない」という自己防衛的なニュアンスが強いです。そのため、自分に非がある事でもなんとか誤魔化そうとします。

一方で「理由」は、自分がしたことの責任を認めた上で、事実を正確に述べることに重きが置かれているのがポイントです。

では、「口実」はどうでしょうか。「口実」は、言い逃れや言いがかりの材料を指し、「言い訳」とほとんど同じ意味を持ちます。しかし実際は、「言い訳」が自分の失敗や怠慢を取り繕うものであるのに対し、「口実」は「口実をつくる」などの言い方をするように、自らが行動するための動機や理由付けという意味合いで使われることが多いです。

それぞれ微妙にニュアンスが異なっているため、ややこしいですが使い分けを意識しましょう。

「言い訳」する人の心理

そのつもりがなくても、ついつい「言い訳」してしまっていた… 誰しも一度はそんな経験があるのではないでしょうか。人が「言い訳」するときにはどのような心理が働いているか解説します。

嫌われたくない

「言い訳」してしまう人の心理として、「相手から嫌われたくない」という気持ちが働いていると考えられます。自分のミスを正当化して相手に伝えることで、そのミスをなかったことにしたいのです。

周りの目が気になる

「嫌われたくない」という心理と似ていますが、「言い訳」する人は、自分がミスをしたときに「相手にどう思われるのだろう」、「失敗したところを見られて恥ずかしい」と周りの目を気にしてしまいます。ミスによって、相手の中の自分の評価が下がることを恐れて「言い訳」してしまうのです。

責任から逃れたい

たとえば仕事で失敗をしてしまった時、場合によっては何かしらの形で責任を取らなくてはならないことがあります。「言い訳」をしている人は、無意識のうちにその責任から逃れたいと思っているのです。

「言い訳」する人の特徴

書類を指さして会議中の男性たち
(c)Shutterstock.com

続いて、「言い訳」しがちな人の特徴を紹介します。

プライドが高い

プライドが高い人は、自分の失敗を認めることに強い抵抗感を覚えます。そのため、「言い訳」で自己を正当化しようと躍起になってしまいます。

他人任せにしがち

日頃から他人任せで行動している人は、いざ自分が責任を問われる場面になると「言い訳」を並べて逃げ出したりします。他人に依存しているといってもいいかもしれません。

自分に自信がない

「言い訳」をする人は、自分に自信がない人が多い傾向にあります。確固たる自分を持たないため、責任を認めて“ありのままでいる”ということができずに、「言い訳」してしまうのです。

感情的になる

理由を述べる必要が生まれた際に、とりあえず何とかしようという気持ちが先行したり、焦ったりするなど、感情的になってしまうことも「言い訳」が多い人の特徴。冷静に状況を判断することが苦手な人も多いようです。

「言い訳」してしまう癖を直す方法

「今、自分は言い訳をしている」と分かっていても、簡単に改められるものではないでしょう。しかし、「言い訳」をしていても結果としてあまり良いことはありません。そこで「言い訳」してしまうとお悩みの人へ、改善方法を紹介します。

ありのままの自分を受け入れる

理想とする人間像と実際の自分が乖離していることから「言い訳」をしてしまう。このようにプライドの高い傾向にある人は、一度ありのままの自分を受け入れてみるといいでしょう。どんなに完璧に見える人でも、失敗を積み重ねた過去があるはず。そんな経験を基に試行錯誤した結果、今のその人があるのです。

過ちは繰り返さないように気をつければ大丈夫。ミスや失敗しない人なんて、存在しないのですから。

「でも」や「だって」をなくす

「言い訳」の多い人は、まず否定から入ります。相手の注意やアドバイスに対して「でも」や「だって」と言いがちです。何気なく口にしている言葉が思考に影響を与えることもありますので、まずは「でも」・「だって」・「それでも」などの否定する言葉を使わないように気をつけてみましょう。

深く考えすぎない

「言い訳」の多い人は、周りにどう思われているか、嫌われていないかを気にしがち。心が繊細なため、「言い訳」で自分を守ろうとします。ミスをしてしまった際、反省して繰り返さないようにすることは大事ですが、思い詰めすぎるのも良くありません。「たまには失敗することもあるよね」と受け止めて、気持ちを切り替えましょう。

失敗に「言い訳」ではなく、向き合って学びに変えてしまおう

今回は「言い訳」について詳しく解説しました。もしかすると、自分も特徴に当てはまっていた、という人もいるかもしれません。上手くいけば、責任から逃れられたり、やり過ごせることもあるため「言い訳」が癖になってしまっていると感じる人が多いのも頷けます。

しかし、人として成長するためには、責任から逃げない強さを持つことも大切。ありのままの自分を受け入れて、失敗から学んでいきましょう!

TOP画像・アイキャッチ/(c)Shutterstock.com

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