【生理前のイライラ】むくむ人ほど怒りっぽくなる!? 軽減のために摂りたいのは… | Oggi.jp
Oggi.jp

おしゃれもキャリアも。働く女性のWebメディア

line instagram TikTok X facebook search

フリーワードで検索

人気のキーワード

  1. トップ
  2. ビューティ
  3. 健康
  4. 生理の知識
  5. 【生理前のイライラ】むくむ人ほど怒りっぽくなる!? 軽減のために摂りたいのは…

BEAUTY

2022.03.09

【生理前のイライラ】むくむ人ほど怒りっぽくなる!? 軽減のために摂りたいのは…

生理前、PMS(月経前症候群)に悩まされる女性は多いですよね。頭痛や過食、落ち込みやすいなど症状は人それぞれですが、自覚していても特に何もしないという人が過半数。PMSの知識や対処方法を知って、生理前の辛い1週間をなるべく快適に過ごせるヒントを得ましょう。

PMSの自覚症状があっても何もしない人が6割

いつもよりイライラすると思っていたら月経がきた。そんな経験をした女性は多いですよね。月経(生理)前の約3〜10日間は女性の身体にPMS(premenstrual syndrome/月経前症候群)というさまざまな精神的、身体的な症状が現れる期間です。PMSの症状は200種類ともいわれていますが、多くの人が「だるさ」や「イライラ」を感じており、それは生活環境に影響が出るほど症状が大きい場合もあります。

月経前のイライラは「月経前だから」の一言で片付けられてしまいがち。実際に日本医療政策機構の調査では、働く女性2,000人のうち66%がPMSにもかかわらず、6割以上が何もしていないという結果に。

今回は、PMSのメカニズムを解説するとともに、月経前のむくみやイライラなどでお悩みの女性に対して「こころとからだの変化を穏やかにする4つの成分」を紹介します。

PMSは「いつ」「なぜ」現れて「どのような」症状があるの?

月経には「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2つの女性ホルモンが大きく関わっていて、それぞれに分泌のピークがあります。PMSが現れる理由については諸説あるようですが、排卵後に分泌されるプロゲステロンが関係していると考えられます。

◆排卵後約2週間が不調を感じやすい

【卵胞期】月経が始まってから排卵までの約2週間(エストロゲン分泌がピーク)
【黄体期】排卵後に訪れる約2週間(プロゲステロン分泌がピーク)

この「黄体期」に月経前特有の心身の不調を感じやすくなり、そのあと月経が始まります。

◆PMSの症状は人によってさまざま

【身体的な症状例】乳房の張りや痛み、むくみ、頭痛、腰痛、過食 など
【精神的な症状例】怒りっぽくなる、不安を感じる、落ち込みやすくなる など

全国の女性1,000人に調査したところ、「感情をコントロールできない」「イライラする/怒りっぽくなる」といった精神的な悩みを抱え、それが「周囲に迷惑がかかるほど影響が大きい」と答えた人は約4割いました。

PMSの「むくみ」と「イライラ」の意外な関係は?

◆むくむ人ほどイライラしやすい

むくみとイライラの関係についてアンケート調査を行った結果、むくみの症状が強い人ほどイライラなどの否定的な感情が強いことが分かりました。

イライラなど月経前特有の心身の不調が出る時期は、女性ホルモンである「プロゲステロン」が分泌され、妊娠しやすい状態へと身体を整えるため、栄養や水分をため込みやすくなります。つまり「太りやすく、むくみやすく」なっています。

◆むくんでいるときの身体の状態

人間の身体は、塩(塩化ナトリウム)の濃度を一定に保つ必要があるので、ナトリウムが多くなりすぎると水分を体内にキープして薄めようとします。この状態が「むくみ」で、塩分が多いものを食べ過ぎたとき、顔や身体がむくむのもこのためです。

むくみを軽減する、新注目の2つのビタミンE

◆むくみを軽減すると考えられる成分は?

ビタミンEは8種類ありますが、通常は抗酸化や血流改善といった効果があるα-トコフェロールを指します。しかし近年の研究により、ビタミンEのうちγ-トコフェロール、γ-トコトリエノールという2種類の成分に、PMSによるむくみを軽減する作用があることが明らかになってきました。

γ-トコフェロールや、より希少なγ-トコトリエノールは、大豆油や米油などの植物油に多く含まれるビタミンEの一種に多く含まれています。

◆むくみが軽減する仕組みは?

γ-トコフェロールとγ-トコトリエノールは、肝臓で一部が「γ-CEHC」に代謝されます。このγ-CEHCが体内にナトリウム量が多くなりすぎて、水分を溜め込んだ状態になったときに腎臓で働き、ナトリウムを緩やかに体外に排出。その結果むくみが軽減されると考えられます。

◆ビタミンEの他にも注目の成分

2つのビタミンEに加え、エクオールとカルシウムもPMS対策において注目を集めています。

【エクオール】
大豆パワーの源であるエクオールは、女性ホルモンの1つであるエストロゲンに似た構造を持っていて、女性ホルモンが関わる様々な不調や症状の改善に役立ちます。

【カルシウム】
骨の健康維持に欠かせないのはもちろん、神経間の情報伝達に必要な成分なので、「イライラするのはカルシウム不足が原因」などと言われるように、精神症状とも深い関わりを持っています。

* * *

ただ漠然と「生理前はイライラするもの」「生理前だからむくむのは仕方がない」とPMS期間が過ぎ去るのを待っていた人も多いのではないでしょうか。PMSについての知識や対処方法を知ることは、月経前のイライラやむくみなどに悩まされない自分に近づくきっかけになったはず。

【PMSについてもっと知りたい人はこちら】
▶︎PMSの悩みを持つ女性たちをサポート:PMSラボ
▶︎自分自身のPMS度合いをチェック:PMSチェック

TOP画像/(c)Shutterstock.com

Today’s Access Ranking

ランキング

2024.11.22

編集部のおすすめ Recommended

Follow Us!

Oggiの公式SNSで最新情報をゲット!

メールマガジン登録はこちら

最新記事のお知らせ、イベント、読者企画、豪華プレゼントなどへの応募情報をお届けします。

Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
【消費税の価格表記について】 記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年4月以前の記事に関しては税抜表記の場合もあります。

Feature

スマートフォンプレビュー

LINE公式アカウント 友だち募集中

働くすべての女性に向けて、
今すぐ役立つ「ファッション」「ビューティ」「ライフスタイル」
情報をお届けします。