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2024.09.15

「目が泳ぐ」人の心理とは? その原因や治し方についても解説

話している相手の目が泳いでいると「もしかして嘘をついているのでは?」と不安になりますよね。「目が泳ぐ」人はどのようなことを考えているのでしょうか。本記事では、目が泳ぐの意味から、当てはまる人の心理やその原因、また改善する方法について解説します。

「目が泳ぐ」の意味とは

日常生活で何気なく使っている「目が泳ぐ」という言葉。正しい意味は知っていますか?

パニックになっている人
(c)AdobeStock

「目が泳ぐ」とは、黒目が左右に揺れ動くさまを表す言葉です。一般的には、ひどく動揺したり、焦りを感じた状態を表す慣用句として用いられます。慣用句とは「顔に泥を塗る」「鼻にかける」というように2つ以上の単語からなる言葉のことです。まるで泳いでいるかのように、目がキョロキョロと動いていることの比喩表現ともいえますね。

「目が泳ぐ」のはどのような心理から?

話している相手の目が泳いでいると「もしかして嘘をついているのでは?」と不安になりますよね。「目が泳ぐ」人はどのようなことを考えているのでしょうか。その心理を探っていきましょう。

やましいことがある

相手に嘘をついているなどやましいことがあると、無意識に目が泳いでしまうことがあります。「嘘がバレたらどうしよう」と不安になっているので相手と視線を合わせず、目が泳いでしまうのです。核心を突かれたらどう言い訳しようか頭の中で考えを巡らせており、話しかけてもどこか上の空なんてこともよくみられる特徴です。

予想外のことを言われて戸惑っている

思ってもみなかったことを言われて戸惑っているときにも、人は目が泳ぎます。相手と話しているときに「意外と優しいんだね」と褒められたり、「そんなこと考えてたんだ」と驚かれたりしたことにびっくりして、目が泳ぐことも珍しくありません。その発言にどう返答したらいいかわからず呆然としているのです。

人と話すのが苦手

「目が泳ぐ」人の中には、やましいことがあるのではなく、単に内気な性格である人もいます。人と話すのに緊張して、その心の動揺から目がキョロキョロと動いてしまうのです。相手との沈黙を避けるために「次に何を話そう」と話題を探しているのかもしれません。また、話し相手のことが好きな場合も、緊張や恥ずかしさで目が泳ぐことがありますね。

「目が泳ぐ」人への上手な対処法とは?

「目が泳ぐ」人と話しているとどこか落ち着かない… と感じる方も多いのではないでしょうか。「目が泳ぐ」人と接するときのポイントをチェックしていきましょう。

落ち込む人を宥める人
(c)AdobeStock

落ち着いてゆっくり話すようにする

目が泳いでいるときは、大抵気持ちが動揺していたり、緊張しているときです。そんなときに次々と話しかけてしまうと、相手はますます混乱してしまいます。相手の目が泳いでいる時ほど、こちらは冷静にゆっくり会話を進めるように心がけてみましょう。相手のペースに合わせることで、今まで聞けなかった話が聞けるようになるかもしれません。

相手が自信を持てる言葉をかける

人と話すのが苦手な人は自分に自信がないことも多々あります。そのため少しでも口調が強かったり、話す内容のレベルが高いとついていけず、ますます緊張してしまうのです。このような人には、その人が自信を持てるような言葉をかけてみましょう。

「うんうん。それで?」「すごいね」など、相手が話しやすい相槌を打つことがポイントです。自分の話を丁寧に聞いてくれる人という印象を与えられれば、心を開いて話してくれるきっかけになるかもしれません。

ときには話題を変える

「目が泳ぐ」人は、頭の中で話す内容や言い訳を必死で考えています。そのため、こちらが会話を投げかけても期待するような回答が得られない場合もあるでしょう。

また、家族の話や学生時代の話など、多くの人にとってはなんの問題もない話題が相手にとっては触れられたくない話題である可能性も。そのような場合には無理に話を続けるのではなく、あえて話題を変えてみてください。当たり障りのない内容に変えることで、相手の心も落ち着き、安心して会話を続けられるようになるでしょう。

「目が泳ぐ」ことを直す方法とは?

「目が泳ぐ」自覚のある人ほど、相手と話しているときに「挙動不審に見られていないかな?」などと心配になってしまうもの。自信を持って人と話すことができるようになれば、徐々に目が泳いでしまうことも改善されることでしょう。ここでは、「目が泳ぐ」のを直す方法を3つ紹介してきます。できるものから少しずつチャレンジしてみましょう。

メモを取る人
(c)AdobeStock

話す内容を事前にまとめておく

「目が泳ぐ」人は、話す内容が頭の中でまとまっていないため、焦ったり動揺する傾向があります。何を話すか忘れてしまったり、予想外の質問をされるとパニックになってしまうのです。相手と話す日時が決まってる場合は、あらかじめ話すことや自分の意見をまとめておきましょう。準備しているということが自信につながり、落ち着いて受け答えができるようになるはずです。

自分に自信を持つ

「目が泳ぐ」ということは、自分自身や自分の発言に自信がなかったりが考えられます。人付き合いの上手い人を見ていると羨ましくなり、余計に自分に自信が持てなくなる… なんてこともあるでしょう。しかし、自信があるように見える人でも、実は事前に準備をしていたり、練習を積み重ねていることも珍しくありません。

人と話すことは才能というよりも、経験を積み重ねているか否かが大きく影響しています。まずは信頼できる人との会話から経験を重ね、人と話すことに慣れていくことから始めてみましょう。

失敗しても嘘はつかない

隠しごとや嘘をついている時ほど、人は目が泳ぐ傾向があります。相手に対してやましいことがあると自覚している人は、失敗しても嘘はつかないようにしていきましょう。心の中に不安を抱えていると、どんな時でも相手の目を真っ直ぐにみられなくなってしまいます。素直に謝ったり、本心を打ち明ける勇気も、相手と信頼関係を築くためには大切なものです。

「目が泳ぐ」心理を理解しあうことから始めよう

「目が泳ぐ」とは、焦ったり動揺している様子を表す慣用句です。後ろめたいことがあると「目が泳ぐ」ことからマイナスなイメージを持つことも多いでしょう。しかし、「目が泳ぐ」人の中には、緊張や自信のなさから人と目を合わせて話すことができないという人もいます。それぞれの個性を理解して、お互いが安心してコミュニケーションを取れるようになれたらいいですね。

画像/(c)AdobeStock

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