自分から話しかけることが苦手…
自分から話しかけることが苦手で、常に相手から声をかけてもらうことを待ってしまう受け身型の人はいませんか? 本当は自分から積極的に声を掛けたり遊びに誘ったりしたいのに、勇気が出ないなんて人もいらっしゃるかもしれませんね。
本記事では、そんな自分から話しかけることが苦手な人の悩みや改善方法について見ていきましょう。話しかけることが苦手な人の心理や人に話しかけるタイミング、そして話しかけるときのコツを押さえることで、新しい自分になれるかもしれません。
話しかけることが苦手な人の心理とは?
さっそく、話しかけることが苦手だという人に見られがちな心理について紹介しましょう。
1:気まずい空気に耐えられない
話しかけることに苦手意識を持っている人は、相手との間に生まれる気まずい空気がいやだという人が多いです。気まずい空気とは、会話が続かない沈黙の時間だったり、お互いが気を遣いあって愛想笑いでお世辞を言ったりする時間のこと。
皆さんも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。自分が話しかけることで、この気まずい空気が生まれてしまうかもしれないという心配から、話しかけられないという人が多いようです。
2:相手が不快感を抱かないか心配
心理1では、「気まずい空気が耐えられない」ということについて言及しました。こういった気まずい空間が生まれることによって、相手が不快な気持ちになっていないかどうか、杞憂しがちなのも、自分から話しかけられない人の心理としてよく見られます。
過度に心配することによって、自信のない話し方やぼそぼそした話し方になってしまうことも多く、さらに話が弾まなくなるという無限の負のスパイラルに陥ってしまうこともしばしば…。
3:何を話したら良いか分からない
話しかけることが苦手な人のなかには、そもそも人と話すこと自体が得意ではない・好きではないという人もいます。何を話したら良いか分からなかったり、「この話をしたところで、だから何?」と自分で結論付けてしまったりしてしまいがちです。
4:自信がない
自分に自信がないことも、自分から話しかけられない人の特徴と言えるでしょう。自分に自信がないため、「私なんかが話しかけて迷惑じゃないかな」「私と話してて楽しいのかな」という不安な気持ちでいっぱいになっていることも。そういったネガティブな心理から、話しかけられることを待ってしまう人が多いようです。
人に話しかけるタイミングとは?
自分から話しかけられない人の心理は理解できましたか? 自分から話しかけられない人は、自分の気持ちよりも相手の気持ちを最優先に考える、心優しい持ち主でもあるのです。そのあたたかい一面は、これからも大切にしていきたいですね。そこで、無理に気持ちや性格を変えようとするのではなく、話しかけるタイミングを考えてみるのはどうでしょうか。
ここでは、人に話しかけやすいタイミングについて紹介します。自分から話しかけられないという人は、ぜひタイミングを覚えて、実生活で応用してみてくださいね。
相手が同じ空間に入った瞬間
話しかけるタイミングとして、押さえておきたいタイミングは「相手が自分と同じ空間に入った瞬間」です。例えば、自分が先に会議室に入り、しばらくした後に同僚が入ってきたとします。そのタイミングで「お疲れさまです。そういえば○○さん~」というように、テンポよく話しかけてみましょう。
相手が入室して、しばらく経ってしまうと話しかけるタイミングを見失ってしまいます。仮に勇気を出して話しかけたとしても、「無理をして話しかけた感」が出てしまうため、流れるように話しかけるのがおすすめです。
相手のひとつの動作が終わった後
作業と作業の間など、相手がしている動作が終わり、次の動作に行くまでのタイミングも話しかけやすいタイミングと言えるでしょう。相手が何か作業をしていたり集中していたりするタイミングで話しかけるのはあまりよくありません。相手から邪険に返されてしまうなんてこともありえます。
自分から話しかけたいときは、相手の様子を見ながらチャンスをうかがっていきましょう。
話しかけるときのコツを紹介!
話しかけるタイミングについて解説しましたが、実際はそこまで神経質にならなくて大丈夫ですよ。タイミングをうかがいすぎることで、かえって緊張したり不自然になったりするほうが、自分にとっても相手にとっても良くありません。
ケースバイケースで柔軟に対応できるように、話しかけるときのコツについても最後に触れておきましょう。「コツを知っている」ということで、いくらか安心もできるのではないでしょうか。
1:まずは基本の挨拶から
話しかけたい相手がいるときは、まずは基本の挨拶からスタートしましょう! 「おはようございます」「おつかれさまです」「こんにちは」など、基本的な挨拶からはじめて、「そういえば…」「この間の…」などというように会話を続けていくのがおすすめです。
挨拶であれば、話しかけるハードルも低いのではないでしょうか。
2:あらかじめ内容を考えておく
本記事の前半では、自分から話しかけられない人の心理を紹介しました。そのなかで、「沈黙の瞬間が耐えられない」だったり「何を話したら良いか分からない」といった心理があることを解説しています。
これらの悩みには、あらかじめざっくりとどんなことを話したいのか内容を考えておくことが効果的です。相手に対する質問でも良いですね。
3:なぜ話しかけたいのかを考える
なぜ、自分から話しかけたいのかを考えてみるのも良いかもしれません。目的をはっきりさせることで、自ずと何を話せば良いのか見えてくるのではないでしょうか。例えば、「仲良くなりたい」であったら、相手の好きなものや趣味を質問してみるのはどうでしょう。
仕事仲間として良い関係を築いていきたい相手には、仕事のコツや仕事上の悩みなどを話してみても良いかもしれませんね。
最後に
本記事では、話しかけることが苦手な人の心理や話しかけるタイミング、話す際のコツについて見ていきました。「言うは易く行うは難し」と昔から言われているように、なかなか行動に移すのは難しいですよね。無理をする必要はありません。自分のペースを大切にしながら、人とのコミュニケーションにも目を向けていけるようになると良いですね。
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