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2024.06.28

「人見知り」のせいで損していませんか?「人見知り」の原因や特徴、克服方法5選

「人見知り」をしてしまう性格と一口に言っても、思い浮かべるどんな特徴や言動は様々ですよね。本記事では、「人見知り」な人に見られる特徴やその原因、克服するための方法を合わせて解説していきます。

「人見知り」とは?

人と上手にコミュニケーションが育めない「人見知り」。仲良くしたいのに、うまくできない…。そんな悩みをかかえている人も多いのではないでしょうか? 本記事では、「人見知り」の特徴や克服方法について、考えてみます。

(c)Shutterstock.com

「人見知り」とは、慣れない人への警戒心が強い人のことを指すことが一般的。知らない人ばかりの場所へ行くと緊張してしまったり、突然知らない人に話しかけられると、それだけでドキドキしてしまったり…。自分から積極的にコミュニケーションを図るのが苦手、というのも「人見知り」と言えそうです。

「人見知り」は、いつからはじまる?

赤ちゃんが見慣れない人を怖がったり、泣いたりすることを「人見知り」と言いますよね。そもそも、「人見知り」という言葉は、もともとは赤ちゃんに使う言葉だったのです。ですが、赤ちゃんのように泣いたり怖がったりはしなくても、「知らない人は苦手」という大人もいますよね。

そんなことから、大人にも「人見知り」という言葉が使われるようになったと考えられています。赤ちゃんの「人見知り」は、「仲良くなりたいけど、怖い…」という心の葛藤から来るものだと言われています。これは、ある程度、心の成長がないと起こらない感情で、実は生まれたばかりの赤ちゃんは「人見知り」をしません。

赤ちゃんは、生まれて半年を過ぎたころになると人の表情を区別することができるようになるとともに、人に興味を持つようになります。「興味はあるのだけれど、なんだか怖い…」という2つの相反する感情が心の葛藤を生み、「人見知り」として表現されるのです。

大人の「人見知り」は性格的なもの

では、大人の「人見知り」はどうでしょう。ひと言で「人見知り」と言っても、人には全く気づかれないけれど、実はドキドキしているといった些細なものから、第三者にコミュニケーションが不得手なのでは?と心配されるくらいたいへんなものまで、さまざまです。

いずれにしても、大人の「人見知り」は性格的なもの。日常生活に支障がない程度であれば、個性と言ってもいいかもしれません。ですから、大人の「人見知り」は一概に欠点ではなく、長所としてもとらえることができるのです。

「人見知り」の特徴

(c)Shutterstock.com

「人見知り」な人にはどんな特徴があるのでしょうか。特徴を5つ挙げますので、当てはまるところがないか、自分に当てはめてみてくださいね。

初対面の人と話すのが苦手

「人見知り」の典型的な特徴です。相手がどんな人であっても、初めてだというだけで緊張し、頭が真っ白になってしまうのです。

自分から話しかけられない

たとえば、街で知り合いを偶然見かけたとき、自分からあいさつができますか? 「人見知り」をする人は、自分から声をかけることをためらいがち。気づかないフリをしたり、相手から声をかけてくれなければそのままにしたりして、その場をやり過ごすことが多いのです。

電話が苦手

「人見知り」をする人にとって、会話だけでコミュニケーションをとらないければならない電話は恐怖です。ですから、職場にかかってきた電話を取るのは苦手。自分の携帯でも電話に出ることを躊躇(ちゅうちょ)します。出ようか迷っている間に相手が切ってしまい、急いでメールやラインで返答する、といった行動を取ることもあります。

相手の反応が気になる

「人見知り」をする人は、仲の良い友達と会話をしていてもなんだか落ち着きません。自分が言ったことがおかしくないか、相手が怒っていないか、などとわけもなく心配を続けます。会話が途切れたりなどすると、一層ドギマギして、口ごもってしまったり、逆にしゃべり続けたりと、あたふたしてしまうのです。

大勢の人が集まる場所には行かない

(c)Shutterstock.com

「人見知り」をする人は人混みが苦手の場合がほとんど。興味のあるスポットやイベンドなどがあっても、「知り合いに会ったらどうしよう」などと心配し、結局「不参加」を選択します。買い物などでも、「お店の人に話しかけられるのが苦手で…」とネットショップを利用したりして、その機会を避ける傾向に。

「人見知り」の原因

「人見知り」は性格だから生まれつきものでしょうか? 「人見知り」をする人を見ているといくつかの原因も考えられました。

親が過保護・過干渉だった

親に甘やかされて育ったり、ことあるごとに手伝ってもらったりして大きくなった場合に「人見知り」になることがあります。自分から動かなくても、周囲が勝手に動いてくれる環境にいると、自分から能動的に動くという経験が少ないまま成長し、結果として「人見知り」になってしまうことがあるのです。

人間関係で失敗した経験がある

「親友だと思っている人に裏切られた」、「仲良しグループだと思っていたのに、自分のいないところで悪口を言われていた」など、人間関係においてショックを受けた経験があると、そのことがトラウマとなり、「人見知り」になることがあります。人と距離をとっておくことで自分を守っているのかもしれません。

実は勝気

「人見知り」と言うと、気の弱い人を想像してしまいますが、逆に勝気なあまりに人とうまく打ち解けられず、「人見知り」になってしまう場合があります。「負けたくない」「弱いところを見せたくない」と強く思うがゆえに、人間関係をうまく構築できなくなってしまうのです。

「人見知り」の克服する5つの方法

(c)Shutterstock.com

「人見知り」の特徴と原因を考えてみました。あなたはどうでしたか? 「人見知り」は、人を傷つけたりする性格ではないので、個性として受け入れてもいいと思いますが、自分が少し辛いかも…。克服方法をご紹介しますので、できそうなものがあれば、やってみてくださいね。

自分のいいところを見つける

自分に自信がないばかりに、いつも人目を気にしてオドオドしている「人見知り」さんは、自分のいいところを探してみましょう。例えば、「大勢の人の集まるところが苦手」であっても、裏を返せば「ひとり遊びが上手」と言えるかも。見方を変えてみましょう。

目の前の会話に集中する

会話をしている最中に、自分のことを考えるのをやめてみましょう。相手にどう思われているか、自分の話したことが変ではないか、と思いを巡らすのではなく、会話そのものに集中! 話をするのが苦手でも、しっかり聞いていればいいのです。

「自分だけじゃない」と念じる

緊張しているのは、実はあなただけではないかもしれません。「ほかのみんなも緊張しているはずだ」と念じてみましょう。自分だけではないと思い込むことができれば、気持ちが楽になりますね。人の視線を感じる、と言う人は「誰も私を見ていない!」と念じてみましょう。

いい意味であきらめる

「みんなに好かれたい」、「おもしろい人だと思われたい」という気持ちを一旦捨ててみて。「別にみんなに好かれなくてもいいや」、「嫌われたって平気」と思い切ることで心が楽になってくることもあるのではないでしょうか。

何かにチャレンジして自信をつける

自分に自信をつけるために、何かにチャレンジしてみましょう。例えば、乗馬や裁縫など、ひとりで取り組むものでもOK! 自分に自信が持てるようになると、それが気持ちのよりどころとなり、人の反応に振り回されなくなります。

最後に

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先にも述べましたが、「人見知り」は、相手よりも、自分に苦痛をもたらします。気持ちの持ちようを少し変えるだけで気が楽になったりすることもあるので、無理のない範囲で克服できるよう挑戦してみてくださいね。毎日が少しずつ楽しくなってくるかもしれませんよ。

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