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2023.01.24

2023年のお彼岸はいつ? お墓参りをする理由についても紹介

お彼岸は春と秋の2回で、春分の日と秋分の日の前後3日間です。合わせて7日あり、日程は毎年異なるのが特徴です。本記事では2023年のお彼岸はいつなのかをお伝えし、お墓参りをする理由やお供え物は何がいいかなどを紹介します。

お彼岸の日はいつ?

(c)Shutterstock.com

お彼岸は、春と秋の2回あります。それぞれ春分の日と秋分の日という国民の祝日を挟み、前後3日間がお彼岸の日です。春分の日と秋分の日は毎年異なるため、出かける予定のある方は日にちを早めにチェックしておくとよいでしょう。

ここでは2023年のお彼岸はいつなのかを説明、また沖縄のお彼岸が本州と異なるなどの豆知識も紹介します。

2023年春のお彼岸

2023年(令和5年)春のお彼岸は、春分の日である3月21日(火)を挟んだ前後3日間で、2022年3月18日(土)から3月24日(金)までの7日間です。

お彼岸の初日は「彼岸入り」、最後の日は「彼岸明け」といい、中間にあたる春分の日は「中日」と呼ばれます。彼岸入りは、仏壇や仏具、お墓をきれいにする日とされています。

2023年秋のお彼岸

2023年(令和5年)秋のお彼岸は、秋分の日である9月23日(土)を挟んだ前後3日間で、2022年9月20日(水)から9月26日(火)までの7日間です。

秋のお彼岸はシルバーウィークと呼ばれる連休に重なることが多く、2022年は9月18日(月)が敬老の日で、16日(土)から18日(月)までが3連休です。

2023年は秋分の日が土曜のため振替休日はありませんが、平日に有給を取得すれば長期休暇も叶います。

お彼岸の中日は国民の祝日

お彼岸の中日である春分の日と秋分の日は、国民の祝日にあたります。どちらも昼と夜の長さがほぼ同じになり、季節の変わり目となる日です。

「国民の祝日に関する法律」では、春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」、秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日」とされています。

その年の春分の日・秋分の日の日付が決まるのは前年の2月1日で、日付が官報に掲載されます。2023年の日付は、2022年2月1日の官報に掲載されており、2024年の日付は2023年2月1日の官報に掲載される予定です。

沖縄のお彼岸は本州と違う?

沖縄のお彼岸は、本州とは少し違います。お彼岸というとお墓参りをする習慣がありますが、沖縄でお墓参りをする人はあまりいません。

そもそもお彼岸は本州から伝わってきた文化であり、沖縄には御願(うがん)という、先祖に健康を祈る独自の文化があります。お墓と仏壇はつながっているという考えがあり、お彼岸の日もお墓参りではなく、仏壇に供養をする習慣が一般的です。

そもそもお彼岸とは

(c)Shutterstock.com

お彼岸という言葉は、仏教用語の「彼岸」が由来とされています。あの世の世界という意味です。

お彼岸の中日である春分の日と秋分の日は太陽が真東から昇り真西に沈む日で、真西には極楽浄土があるとされています。太陽が極楽浄土に向かう日と考え、お彼岸と呼ばれるようになったということです。

詳しい内容を見てみましょう。

語源は仏教用語

お彼岸という言葉は仏教用語で、仏道に精進して煩悩をなくし、涅槃(ねはん)に達する境地を意味する「彼岸」から来ています。

もともとの語源はサンスクリット語の「波羅蜜多」です。人が暮らす「此岸(しがん)」から、「六波羅蜜(ろくはらみつ)」という修行をすることで「彼岸(ひがん)」という悟りの境地に到達できるということを意味しています。

お彼岸に行うこと

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お彼岸は「六波羅蜜」という、この世に居ながら彼岸に至るための6つの修行を行う日とされています。六波羅蜜の修行とは、善行を施す、誠心誠意努力を続けるといった内容です。

また、「国民の祝日に関する法律」にもあるように、先祖を敬う日でもあります。具体的には、お墓参りや仏壇の掃除を行う日です。

ここでは、お彼岸に行うべきことを紹介します。

仏壇の掃除

まず、彼岸の入りには先祖への感謝を伝えるため、仏壇や仏具、墓石のお掃除を行います。掃除はいつもよりも時間をかけて念入りに行えば、六波羅蜜の修行にもつながるでしょう。仏具はホコリを払ってから柔らかい布などを使い、丁寧に拭いてきれいにします。

お墓の掃除は墓石だけでなく、周囲の草むしりなども行うとよいでしょう。お墓の掃除は彼岸の入りではなく、お墓参りの際に行っても問題ありません。

お墓参り

お墓参りはお彼岸の中日に行うとされていますが、お彼岸の期間内であればそれ以外の日でも大丈夫です。中日は祝日で混雑しやすいため、前後の平日にずらすのもよいでしょう。

お墓参りではお線香やお花、ロウソク、お供え物など必要なものを持参します。お供え物やお花については、このあとの項目で詳しく紹介しましょう。

お彼岸にお墓参りをする理由

(c)Shutterstock.com

春分の日と秋分の日には、太陽が真東から上り真西へと沈むことで彼岸(あの世)と此岸(この世)が通じやすくなるとされています。

この時期に先祖供養をして先祖の冥福を祈り、自分も迷いなく彼岸に行けるよう祈る日です。お彼岸は先祖と子孫が交流する行事であり、お墓参りはそのために行われます。

ただし、お彼岸にお墓参りをするのは日本だけの風習で、仏教のルーツであるインドや中国では行われていません。

日本だけの文化

お彼岸のお墓参りは日本に古来からある自然観や先祖崇拝の文化によるもので、独自の風習です。そもそも仏教では霊魂の存在を認めていません。先祖があの世にいて、お彼岸の時期に子孫と交流するというのは仏教本来の教えではないのです。

そのため、お墓参りは、仏教が伝わる以前から日本に存在していた祖先崇拝信仰を起源とするものとされています。

お墓参りはいつ行けばいい?

お墓参りはお彼岸の中日に行くのが一般的ですが、先述したようにお彼岸の期間であればほかの日でも問題はありません。予定が合わずにお墓参りができない場合は、仏壇にお線香をあげて手を合わせるだけでもよいでしょう。大切なのは、先祖に感謝の気持ちを示すということです。

午後にお墓参りをしてはいけないという一説もありますが、特に時間のマナーはありません。都合に合わせ、感謝の気持ちを表しましょう。墓地でお参りの時間が決まっている場合は、そちらに合わせてください。

お彼岸にお供えするもの

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お彼岸のお墓参りは、お花などお供えものをするが一般的です。お供えするものは特に決まりはありませんが、「五供」と呼ばれる「線香・供花・ロウソク・仏飯・水」が基本とされています。

香りは故人の食べ物になると考えられており、特に線香や花は必須です。ロウソクは故人の道を照らすものとされています。食べ物は故人が好んだものなどを供えるとよく、定番のお供え物はぼた餅とおはぎです。

ここでは、お彼岸にお供えするものについて紹介します。

春は「ぼた餅」秋は「おはぎ」

お彼岸のお供え物として選ばれるのが、「ぼた餅」と「おはぎ」です。春は牡丹の花が咲くことからぼた餅と呼ばれ、秋は萩の花が咲くことでおはぎと呼ばれます。

どちらも基本的に同じものですが、ぼた餅は豪華な牡丹の花をイメージして大きめに作られており、おはぎは小さな萩の花に合わせて小さめという違いがあります。

また、地域によっても原材料などの違いがあり、どちらも決まった定義はありません。

花以外のお供え物は持ち帰るものとされています。特に食べ物は腐ってしまい、カラスなどの被害を受ける原因にもなるため放置するのは避けましょう。

お供えする花

お墓や仏壇にお供えする花は、菊やカーネーションなどが一般的です。白い花が好まれますが、赤やピンクなど明るい色の花でも問題ありません。

よく選ばれているのは、季節の花や故人が好きだった花です。ただし、バラのようなとげのある花や香りの強い花、彼岸花のような毒のある花は避けた方がよいとされています。

お彼岸の時期にはお供え用にアレンジされたお花がたくさん軒先に並ぶため、好みのものを選ぶとよいでしょう。

お彼岸は春と秋の7日間

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お彼岸の日程は、春分の日と秋分の日を挟んだ前後3日間で、合計7日間の期間を指します。2023年の場合、秋のお彼岸はシルバーウィークと重なります。

お彼岸は先祖に感謝の気持ちを表す日で、彼岸の入りは仏壇やお墓をきれいにし、中日にはお墓参りをするのが一般的なお彼岸の過ごし方です。お供え物やお花なども忘れずにお供えしてください。

記事も参考に、7日間は先祖に感謝の気持ちを捧げながら過ごすようにするとよいでしょう。

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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