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2023.12.21

年賀状が出せない時とは? 喪中はがきの書き方、もらった時の対処法も解説

身内の不幸などで「年賀状が出せない」場合、どのような対応をすればいいのか悩ましいですよね。年賀状を最近はやめて、メールやLINEでという方も多いと思いますが、郵便で出す場合は、年賀状の代わりに「喪中はがき」を送るのが適切です。ここでは、喪中はがきの書き方や、もらった時の対処法について紹介していきます。

年賀状が出せない時はどうすべき?

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急な身内の不幸などで年賀状が出せなくなった場合、どのように対応すればいいか、ご存じですか? そもそも年賀状とは、知り合いや、普段お世話になっている相手に対して、「今年もよろしくお願いします」という気持ちを伝える挨拶状のこと。

年賀状を必ず出さないといけないという決まりはなく、出す・出さないは人によって異なります。しかし、故人が亡くなったことを伝えたい、故人の代わりに挨拶状を送りたいという場合には、年賀状の代わりに「喪中はがき」を送るのが適切であるといえるでしょう。

喪中はがきとは

「喪中はがき」とは、近親者に不幸があった場合に、年賀状を出せない旨を知らせる年賀欠礼の挨拶状です。あくまでも、喪中側から挨拶ができないという意味なので、「年賀状を送らないでください」という意味ではありません。喪中はがきは、11月から12月の初旬、相手方が年賀状の準備を始める前に送るようにするとよさそう。

喪中はがきを出す範囲とは?

身内に不幸があった場合、何親等までが喪中の範囲になるのか、また、誰に喪中はがきを出せばいいのか迷う方も多いでしょう。ここでは、喪中はがきを送る際の範囲を解説します。

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喪中の対象になる親族の範囲

身内に不幸があった場合、何親等までが喪中の範囲になるのでしょうか? 一般的には、喪中はがきを出すのは、2親等以内の家族が亡くなった場合とされています。2親等以内の親族は、両親や祖父母、孫、兄弟姉妹。また、配偶者の兄弟や祖父母なども該当します。ただし、同居していない祖父母が亡くなった場合は出さないという方もいます。

2親等以内の親族に不幸があった場合、必ずしも喪中はがきを出すという明確な決まりはありません。個人のライフスタイルや、親族との関係によって異なります。出すべきか悩んだ場合は、身内の年長者に相談してみるといいでしょう。

喪中はがきを出す範囲

喪中はがきは、毎年年賀状のやりとりをしている人に出すのが一般的です。親しい友人や、親戚、葬儀の参列者、ビジネス上の関係者などが挙げられます。しかし、最近ではプライベートと仕事を分けて考える人も増えているため、故人と面識がないビジネス上の関係者には、例年通り年賀状を送る人もいます。

基本的には、故人と面識がある人や、深い関わりがある人に喪中はがきを送り、故人とほとんど面識がない相手には送らないことが一般的といえるでしょう。

喪中はがきの書き方とは?

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喪中はがきには、故人の名前、亡くなった日付(時期)、年齢、差出人からの続柄等を明記します。喪中はがきを書く際のマナーとして、「拝啓」「敬具」などの頭語・結語は不要。文章内で句読点は使用しない。「年賀」「お慶び」などの、おめでたい言葉の使用は控える、などが挙げられます。

また、喪中はがきの文字は、「黒色」と「薄墨」の2種類があります。結論からいえば薄墨・黒でも、マナー的に問題はありません。ただし、地域性や送られた側の考え方などによって異なります。喪中はがきは、喪に服しているときに出すものなので、控えめで上品な薄墨を選ぶ方もいます。

ご高齢の方へ送る場合は、読みやすい黒色の文字を選んだ方がいいという見方もあります。ただし、先様は喪中ではないため、宛名面の氏名・住所等は、必ず「黒色」で記載しましょう。

喪中はがきを出すときの注意点とは?

喪中はがきを出す際に、気をつけるべきポイントを見ていきましょう。

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出産や引っ越しなどのお祝いが重なった場合

もし、近親者の不幸と自身の結婚や出産、引越し等が重なった場合、どうしたらいいのでしょうか? 喪中はがきは、近親者に不幸があったことを知らせるものであるため、近況報告は控えるのがマナーです。もし、相手方に伝えたい場合は、松の内(1月7日)を過ぎてから、「寒中見舞い」を送りましょう。

年賀状引受開始までに投函が間に合わない場合

近親者の不幸は、予期せぬタイミングで訪れることも珍しくありません。場合によっては、12月中旬頃に不幸があり、急遽葬儀や通夜を行い、喪中はがきを送る時期を過ぎてしまうこともあるでしょう。

もし、12月15日の年賀状引受開始日までに間に合わない場合は、喪中はがきを出さない方が無難です。相手方からすれば、すでに年賀状を送ってから喪中はがきが届いたら、「どうしよう! もう年賀状を送ってしまった…」と気を遣わせてしまう可能性があるためです。

相手から年賀状を受け取った場合は、年明けの松の内(1月7日)以降に、「寒中見舞い」を出すのが一般的です。その際に、喪中であるため連絡ができなかったお詫びを伝えましょう。

喪中はがきをもらったときの対応方法とは?

では、相手から喪中はがきをもらった場合は、どのような対応をすればいいのでしょうか? 一般的に喪中はがきをもらった場合は、年賀状を送ることを控えるものとされています。遺族側に配慮して返信を控えるか、「年始状」「寒中見舞い」「喪中見舞い」など、年賀状に代わるものを送ります。

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年賀状が出せないときは、寒中見舞いを出す

相手が喪中のため、年賀状は出せないけれど、相手に慰めや励ましの言葉を伝えたいという方も多いはず。そのような場合に適した挨拶状として、以下の3つが挙げられます。

「年始状」は、「謹賀新年」「明けましておめでとう」などの賀詞を使用せずに送る、年始の挨拶状です。主に年明けから松の内(1月7日)以内に送ることができます。年始状は通常はがきを使用します。そのため普通郵便として扱われるため、投函する日にちに配慮が必要です。

「寒中見舞い」は、1月8日以降に送る挨拶状です。1月7日までは「松の内」といい、新年のおめでたい時期にあたるため、松の内が明けたら出すものとされています。ちなみに、寒中見舞いを送る場合には、遅くとも2月4日頃の立春までに届くようにしましょう。それ以降に送る場合は、「余寒見舞い(よかんみまい)」となります。

「喪中見舞い」とは、喪中の方へのお悔やみの気持ちを伝えるはがきや手紙のことです。最近では、線香や蝋燭、花などのお悔やみの品を送る人も増えています。一般的に11月から12月初旬頃に届く喪中はがきに、年内中に返信をすることができます。

相手に送る時期に適した挨拶状を選ぶのがよさそうです。

最後に

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今回は、喪中はがきの書き方やマナー、喪中はがきをもらった場合の対応方法などを解説しました。喪中はがきの書き方やルールには、気を遣う部分もありますが、根底にあるのは、故人を悼む気持ちや相手への配慮です。迷った時には形式に縛られ過ぎず、親族と相談しながら、柔軟に対応を決めていきましょう。

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