「頭がいい」とは?
「頭がいい」と聞いて、どんな人のことを思い浮かべますか? 大人になってから「頭がいい」と評価されるのは、どうも勉強ができる、高学歴といったことではなさそうです。
人によって、「頭がいい」という印象には微妙な違いがありますが、おおむね、「仕事のスキル」「コミュニケーション能力」がともに高く、行動がスマート、無駄がない人が、頭がいい認定をされる傾向に。
「頭がいい」人の特徴とは?
では、「頭がいい」人の特徴を挙げてみましょう。あなたはいくつ当てはまりますか? あなたの周りに「頭がいい」と思える人はいますか?
好奇心が旺盛
「頭がいい」人は、何ごとにも疑問を抱きます。小さなことでも、「なぜだろう」と思うと放っておけません。注目したいのは、その疑問の解決方法ではなく、疑問自体の着眼点。人がなかなか気づかないようなことに着目します。
結構、頑固
「頭がいい」人は、頑固者が多いです。言い換えれば、プライドが高いともいえるかも。人の意見に振り回されることなく、我が道を行くタイプが多いのですが、不思議なことに、それが周囲の迷惑にはなりません。おそらくそれは、問題処理能力が高いがために、人の手を借りずとも物事を解決していくからでしょう。
時間感覚が優れている
「頭がいい」人は、スケジューリングが上手。どのくらいの時間があれば、それを終えることができるのかが、しっかり把握できている傾向に。的確なスケジューリングができることで無駄に焦ることなく、タスクにあたることができるのです。
「頭がいい」人の考え方とは?
「頭がいい」人の考え方には学ぶべきものが多くあります。象徴的な考え方をいくつかあげてみますので、参考にしてくださいね。
自分が「わかっていないこと」をきちんと自覚している
「頭がいい」人は、自分のできることではなく、「できないこと」「わかっていないこと」について、きちんと自覚できています。
古代ギリシャの偉大な哲学者・プラトンの言葉に次のようなものがあります。
『私は生きている人間の中で最も賢い人間だ、なぜなら私は自分が何も知らないことを知っているから』
自分のできないことを知っているからこそ、「知りたい」という気持ちが芽生え、できないことを知っているからこそ、「マスターしたい」と行動するようになるのではないでしょうか?
「こだわり」や「固定概念」に無頓着
「頭がいい」人は、とても大胆です。たとえば、毎年行われている定例のプロジェクトなどでは、「前年踏襲でいきましょう」といいたくなるものですが、「頭がいい」人は前年のことなど気にしません。今回のことを一番に考えるのです。
また、「これはこうするもの」という固定概念、既成概念にもとらわれません。何ごとにも柔軟で、フレッシュな見方ができるのが、「頭がいい」人なのです。
「失敗」もあまり気にしない
「頭がいい」人は、失敗を失敗だと思わない節があります。物事はトライ&エラーの繰り返しですから、エラーはトライのベースだと捉えるのです。「ああ、こうするとこうなるわけね」と失敗を振り返りつつ、次の手段を考えていきます。
失敗をいつまでも引きずったり、それを解消しようと一生懸命になっていると、物事は前に進まないことを知っている、とも言えるでしょう。
「頭がいい」人の話し方とは?
頭の良さは如実に現れるのが話し方です。「頭がいい」人の話し方について考えてみましょう。ぜひ真似してみてくださいね!
答える側のことをきちんと想像している
頭の良さは想像力と比例します。たとえば、何か仕事を頼みたいときに「今週、暇? ちょっと仕事を手伝って欲しいんだけど」と尋ねても、相手は「どんな仕事?」と、さらに詳しい情報を尋ねないと答えることができません。
「頭がいい」人の場合、「来週までに○○を仕上げてくれる? リストアップまではできているんだけど」と、期日や仕事のボリューム、やって欲しいことをきちんと最初に伝えることができます。ちょっとしたことですが、ここで大きな差が生まれるのです。
「要するにこういうことね」と上手にまとめる
会議などで時間が長くなるにつれて、何が問題なのかわからなくなっていくことってありますよね。これは、たくさんの人が少しずつ論点のズレた発言をすることで起こるのですが、「頭がいい」人はそれを的確に修正できます。
「まずは、問題を整理しましょうか」とさわやかに登場し、話し合うべきことをボードに書いたりして、その場にいるすべての人の足並みを上手にそろえてみたり。
「頭がいい」人は、このような「まとめ」が上手。物事の本質を的確に、そして素早く捉えることができます。
命令しない
「頭がいい」人の話し方の特徴として、命令をしないというものがあります。何かをして欲しい時でも、「これをお願いできる?」というように、相手の都合や状況をきちんと確かめます。
指示を出すときにも「こうしなさい」ではなく、「こうしたほうがいいと思うんだ」と、相手が何かをいう余白を残します。「頭がいい」人は、物の見方や考え方にゆとりがあるので、相手の意見も聞いてみたいなと思っているのです。
「頭がいい」人の恋愛観とは?
もちろん「頭がいい」人だって恋をします。どんな恋愛観を持っているのでしょうか?
人として尊敬できるかどうかを見る
「頭がいい」人は、女性だから、男性だからという既成概念にはとらわれません。その人が人として魅力的かどうか、尊敬できる相手かどうかで相手の価値を測ります。もう少し平たくいうと、一緒にいて刺激があるかどうか。そこをもっとも大事にする人が多いようです。
話題が豊富な人が好き
「知りたい」という思いに敏感なので、「頭がいい」人は話題の豊富な人が好き。おしゃべりが上手である必要はないのですが、得意分野のある人に惹かれる傾向があります。政治やスポーツ、流行りのスイーツなど、それぞれの分野について興味があるのはもちろん、「なぜそう思うのか」という点についても、自分なりの意見のある人が好まれるようですよ。
「頭がいい」男性を好きになったら、「かわいい」とか「おいしい」とかだけでなく、ちょっとした批判など、自分の意見をきちんと話せるようになるといいかもしれません。
誠実であることは絶対条件
「頭がいい」人に限ったことではありませんが、「頭がいい」人は特に誠実さを求める傾向があります。なぜなら、人と人とが接する時の最低条件だからです。不誠実な相手とは、恋愛はもちろん、いい関係を築きづらい可能性が高いです。
最後に
「頭がいい」人って素敵ですよね。「ちょっと強引だけど、かっこいい」、そんな印象を持つ人も多いのでしょうか。「頭がいい」人に好かれようとすると、自然に自分自身も高められます。いい恋になりそうですね!
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