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2023.11.12

「健啖家」の意味・使い方・類語とは? 長生きとの関係性や「大食漢」との違いについて解説

「健啖家」という言葉を聞いたことがありますか? けんたんか? 一見するとどんな意味があるのかわかりづらいですが、人のポジティブな性質を表す際に用いられます。本記事では、そんな「健啖家」の意味や使い方、類語についてご紹介します。

「健啖家」とは? 読み方や意味を知ろう

(c)Shutterstock.com

人間の体質や性質を表す言葉には、様々なものが存在しますよね。今回ご紹介する「健啖家」もそのひとつ。あなたは、この「健啖家」という言葉、聞いたことがありますか?

長生きの秘訣とも言われている言葉ですが、意味を知らなければ、一体どんな人のことを表しているのか、想像がつかないですよね。

早速「健啖家」の意味や使い方、類語について紐解いていきましょう!

健啖家の読み方

まずは、「健啖家」の読み方について。「啖」という難しい言葉が入っているため、「言葉は知っているけど、実は読めない」という方もいるかも。

「健啖家」の読み方は、「けんたんか」です。続けて、「健啖家」の意味について、ご紹介してきます。

健啖家の意味

「健啖家」の「健啖」の意味は、「好き嫌いなく、盛んに食べること」。つまり、「健啖家」は、「大食いの人」のことを指しています。通常、「健啖家」という言葉を使うときは、「食欲が旺盛で、好き嫌いせずなんでも食べる」という意味で使われていますよ。

「健啖家」が長生きと言われる秘訣は、「胃腸が丈夫であること」。通常、年齢を重ねると、胃腸などの消化器官の機能が低下するため、食べすぎは身体に良くありません。

しかし、長生きの秘訣は、いかに内臓を健康に保つか。そのために必要なのが、好き嫌いせず、バランスの良い食事を摂ることです。何でも好き嫌いせず食べる「健啖家」は、「胃腸などの内臓が健康で丈夫」、つまり長生きの秘訣を実行していると考えられています。

健啖家の語源

「健啖家」の「健啖」には、由来となる故事などは存在せず、「健」「啖」それぞれの漢字が持つ意味が統合されてできた表現だと言われています。

「健啖」の「健」の意味は、「体が強く、しっかりしている」「病気などをしておらず、丈夫である」こと。訓読みだと「すこやか」と読みます。

一方の「啖」は、「むさぼり食う」という意味です。この2つの漢字が組み合わさり、「健康的に、なんでもたくさん食べること」という意味を持つ「健啖」という言葉が誕生しました。

健啖家と大食漢との違いとは?

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「大食いの人」を表す言葉といえば、「大食漢」が有名ですよね。混同されがちな「健啖家」と「大食漢」ですが、実は意味には大きな違いがあります。

「健啖家」の意味は、先程ご紹介したように、「好き嫌いなくなんでも食べる人」です。ところが、「大食漢」は、基本的に男性に対して、「必要以上に食べる人」「好き嫌いがあって、好みのものばかりむさぼり食う人」のことを指しています。

また、「健啖家」は、「なんでも食べる」とはいうものの、「がつがつと下品に食べ漁る」といった使い方はされず、どちらかといえばプラスのイメージで使うことの多い言葉です。それぞれの意味を理解して、混同しないように注意しましょう。

「健啖家」の使い方を例文でチェック

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「健啖家」の意味や語源についてご紹介してきました。続けて、「健啖家」の使い方を、例を挙げてご紹介したいと思います。

1:「彼は細身だが、実は丼を3杯も平らげるほどの健啖家だ」

「健啖家」は、主に人の性質について、第三者に伝えるときに使われます。「健啖家」を使うことで、「よく食べる人」と相手に伝えることができますよ。

2:「まだ小学生なのに、魚も野菜もなんでも食べられるなんて、健啖家なんだね。感心するよ」

「健啖家」は、「よく食べる人」という意味でよく使われますが、「好き嫌いせずに食べる」という意味が強いこともあります。どちらであっても、ポジティブなイメージのある言葉であるため、誉め言葉として使われることが多いですよ。

3:「ああ見えて、彼女は驚くほどの健啖家だよ」

「健啖家」は、「大食漢」と異なり、女性に対しても使うことができます。ただし、「むさぼり食う」「なんでも盛んに食べる」というニュアンスで女性に対して使うと、失礼に当たる可能性も少なくありません。使う相手やタイミング、シチュエーションに気を付けて使うようにしましょう。

「健啖家」の類語や言い換え表現にはどのようなものがある?

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「健啖家」の類語や言い換え表現についてご紹介したいと思います。状況に応じて使い分けてみてくださいね。

類語・言い換え
  1. 飽食
  2. グルマン
  3. 食欲旺盛

飽食

「飽食」は、「ほうしょく」と読みます。意味は、「飽きるほど食べる」「食べたいだけ好きなように食べる」です。

グルマン

「グルマン」は、フランス語の「gourmand」から来た言葉です。「食いしん坊」「食道楽」という意味で使われますよ。

食欲旺盛

「いっぱい食べる人」を表したいとき、よく使われる言葉といえば「食欲旺盛」ですよね。「食欲があり、たくさん食べること」を指します。

「健啖家」の対義語にはどのようなものがある?

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続けて、「健啖家」の対義語についてご紹介です。

少食

「盛んに食べる人」の対義語といえば、「少食な人」。「食べる量が少ないこと」を意味します。

食が細い

「少食な人」を言い換えるときに使われる言葉です。「食が細い」は、夏バテなどで一時的に食欲が起こらないときや、食べる量が減っているときにも使われますよ。

偏食

「偏食」は、「好き嫌いせずなんでも食べる人」の対義語です。「好き嫌いが多い」「食べるものに偏りがある」という意味で使われます。

健啖家の英語表現とは?

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最後に、「健啖家」の英語表現についてのご紹介です。

「健啖家」を英語で表すときに最適なのは、類語・言い換え表現でもご紹介した「gourmand」です。日本語と同様に非難めいたニュアンスはなく、「健康的でなんでも残さず食べる人」という肯定的な意味で使われます。

また、英語圏では「好き嫌いせず食事をたくさんとる人は、人に対しても選り好みせず平等な人」という認識があるため、誉め言葉として使われることも多いですよ。

最後に

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「健啖家」についての豆知識、いかがだったでしょうか?

「健啖家」は長生きの秘訣でもあり、誉め言葉としても使われる言葉です。「大食い」という意味で使われることが多いですが、「好き嫌いしない人」という意味でも使うこともできます。

「大食漢」と混同しないよう、正しい意味を理解して使えるようになりましょう。

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