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LIFESTYLE

2023.02.02

ひな祭りにちらし寿司を食べるのはなぜ? 由来や具材の意味、レシピを紹介

ひな祭りの食べ物といえばちらし寿司ですが、その理由としては江戸時代の食生活が挙げられます。なぜちらし寿司なのか、具材に込められた意味などをまとめました。また、簡単に作れるスタンダードレシピや変わり種レシピ、そのほかのひな祭りにふさわしい食べ物もご紹介します。

ひな祭りにちらし寿司を食べる3つの理由

ちらし寿司

ひな祭りといえば、ちらし寿司を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。ひな祭りが近づくと、デパ地下やスーパーでちらし寿司の広告を見かけることがあります。また、お寿司屋さんでも予約を受け付けていることがあり、行事の1つとしても浸透しているようです。

ひな祭りにちらし寿司を食べる理由としては、次の3つが挙げられます。

1. 江戸時代の風習から
2. おめでたい具材が入っているから
3. 見た目に華やかだから

それぞれの理由を説明します。

1. 江戸時代の風習から

江戸時代では、祝いの席ではちらし寿司を食べることが多かったようです。一般家庭だけでなく、江戸城の大奥でも祝いの席ではちらし寿司が定番だったといわれています。

ひな祭りは「上巳の節句(じょうしのせっく)」という5つの節句の1つで、桃の花が咲く頃であることから「桃の節句」とも呼んで親しまれてきました。親が女の子の幸せと成長を願う日として知られ、主に女の子のいる家庭で祝われています。

2. おめでたい具材が入っているから

ちらし寿司を祝いの席で食べるのは、おめでたい具材が入っているからともいわれています。地域や家庭によっても異なりますが、ちらし寿司にはエビやレンコンが入っていることが多いです。

エビには「長寿」、レンコンには「将来の見通しが明るい」などのおめでたい意味があり、女の子の幸せを祈るときに適した食べ物と考えられます。

ちらし寿司の上に薄焼き卵で作る錦糸卵を散らすこともありますが、卵には「金銀財宝」の意味があり、これもまたおめでたい意味の食べ物です。

3. 見た目に華やかだから

ちらし寿司は、酢飯の上にさまざまな具材を散らして飾る食べ物です。見た目に華やかなため、ひな祭りのように華やかなお祭りにふさわしいといえるでしょう。

また、地域によっては鮮魚やイクラ、ウニなどの食材なども使い、見た目だけでなく味わいも華やかに彩ります。予算や好みに合わせて自由に組み合わせられるのも、ちらし寿司ならではの楽しみ方です。

簡単! ひな祭りにおすすめちらし寿司レシピ

ちらし寿司

いつもよりも少しだけ華やかに彩れば、ひな祭りにふさわしいちらし寿司が完成します。まずは基本となる酢飯を作りましょう。市販の酢飯の素を混ぜ込むのもおすすめですが、手作りするのもおすすめです。

<基本の酢飯>
・温かいご飯2合分
・合わせ酢(酢:大さじ4、砂糖:大さじ2、塩:小さじ1)

合わせ酢の材料をしっかりと混ぜ、温かいご飯に混ぜ込みましょう。なお、合わせ酢をご飯に混ぜ込むときは、しゃもじで切るように混ぜるとご飯がべたつきません。

生ものを使わず関西風ちらし寿司

関西風ちらし寿司には、基本的には生ものは入れません。基本の酢飯を適量用意し、次の具材をバランスよく飾りましょう。

【関西風ちらし寿司の具材】
・錦糸卵
・刻み海苔
・高野豆腐
・かんぴょう
・エビ

錦糸卵と刻み海苔を、酢飯の上に散らします。高野豆腐とかんぴょうは、和風だしの素としょうゆ、みりん、砂糖を適量加えて煮込みます。その後、食べやすい形状に切り、覚ましておきましょう。

エビは沸騰したお湯に酢と塩を少量入れて茹で、水気を切ってから酢と砂糖、塩各少々で味付けします。生ものですが、イクラも飾るとより豪華に仕上がります。

お刺身を盛り付けて関東風ちらし寿司

酢飯の上にお刺身を盛り付ければ、関東風のちらし寿司の完成です。お刺身盛り合わせをパックで購入すると、種類も豊富で、切る手間もかかりません。

お刺身を盛り付ける前にしその葉や刻み海苔を散らすと、味に深みが出るだけでなく、ご飯にお刺身のにおいがつかないのでおすすめです。ただし、ご飯が温かいとお刺身が腐ってしまうことがあるので、食べる直前にお刺身を載せるようにしましょう。

炒り卵で時短ちらし寿司

ちらし寿司には錦糸卵が定番ですが、時間がかかるので作りづらいものです。簡単にちらし寿司を仕上げたいときは、炒り卵で代用してみるのはいかがでしょうか。

見た目は少々カジュアルに仕上がりますが、卵のふんわりした味わいが酢飯によく合います。作り方は以下の通りです。

1. フライパンを弱火にかける
2. 卵を2個しっかりと溶いてから、フライパンに流し込む
3. 菜箸を使って切るように混ぜる
4. 半熟状態で火を切り、余熱で仕上げる

酢飯の上に刻み海苔を載せ、その上に炒り卵を飾りましょう。ほぐした焼き鮭と塩もみした薄切りきゅうりを載せれば、時短ちらし寿司のできあがりです。

豪華でも簡単! カニちらし寿司

カニ缶があるときは、豪華かつ簡単なカニちらし寿司はいかがでしょうか。缶詰のカニはほんのり塩味がついているので、手間をかけずに使えます。

【カニちらし寿司の具材】
・カニ缶
・刻み海苔
・錦糸卵
・木の芽

基本の酢飯の上に、刻み海苔と錦糸卵を散らします。その上にほぐしたカニ缶を散らし、木の芽を適量載せればできあがりです。

ちらし寿司以外のひな祭りおすすめグルメ

はまぐりの吸い物

ちらし寿司以外にも、ひな祭りには次のものを食べることが一般的です。

・菱餅
・ひなあられ
・ハマグリのお吸い物
・白酒

ハマグリのお吸い物は、ちらし寿司とも好相性です。簡単なレシピをご紹介します。

【ハマグリのお吸い物(2人分)】
・ハマグリ:4個
・出汁用昆布:3cm角
・料理酒:大さじ1
・しょうゆ:大さじ1/2
・三つ葉もしくはセリ少々

ハマグリは砂抜きしておきます。水300mlとハマグリ、昆布を鍋に入れて中火にかけ、しょうゆと料理酒を入れて火を止めます。三つ葉かセリを散らしてできあがりです。

今年のひな祭りはちらし寿司を手作りしよう

ちらし寿司とはまぐりの吸い物
(c)Shutterstock.com

ちらし寿司は、簡単に手作りできます。市販の酢飯の素を使えば、さらに短時間で完成します。

いくつかレシピを紹介しましたが、レシピ通り作る必要はありません。好みに合わせて、好きなようにアレンジして楽しみましょう。

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