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2020.08.11

重陽の節句とはどんな日? 料理や菊のきせわたなど過ごし方もご紹介

重陽の節句(ちょうようのせっく)とは一体どんな日を指すのでしょうか。あまり聞きなれない・馴染みのないものかもしれません。その概要から楽しみ方・慣習までご紹介していきます。

【目次】
重陽の節句とはどんな日? いつなのかも知ろう
重陽の節句の由来もチェック
重陽の節句の楽しみ方は? ご飯・菊のお菓子・飾りなども
最後に

重陽の節句とはどんな日? いつなのかも知ろう

(c)Shutterstock.com

日本には、それぞれの季節の節目となる行事がいくつかあります。1月7日の「人日(じんじつ)の節句」、3月3日の「上巳(じょうし)の節句」、5月5日の「端午(たんご)の節句」、7月7日の「七夕(しちせき)の節句」、9月9日の「重陽(ちょうよう)の節句」。

この5つの節句を合わせて「五節句」といいます。今回の記事では、五節句の中の1つ「重陽の節句」について詳しくご紹介します。

そもそも五節句とは、江戸時代に定められた5つの式日(今でいう祝日)のこと。日本では古来より、奇数は縁起の良い陽数、偶数は縁起の悪い陰数と考えられており、その奇数が連なる日をお祝いしたのが五節句の始まりです。

そして、五節句の中で一番大きな陽数「9」が重なる9月9日を、陽が重なると書いて「重陽の節句」と定めました。新暦となった現代でも、重陽の節句は旧暦と変わらず9月9日です。

重陽の節句の由来もチェック

(c)Shutterstock.com

五節句は、それぞれの行事と関係するものの名前を冠して呼ばれることも多く、1月7日は「七草の節句」、3月3日は「桃の節句」、5月5日は「菖蒲(しょうぶ)の節句」、7月7日は「笹の節句」、9月9日は「菊の節句」とも呼ばれています。

古来より菊は薬草としても用いられ、延寿の力があるとされてきました。また、他の花に比べて花期も長く、日本では国花としても親しまれていますよね。

「重陽の節句」は、もともと中国由来の行事で、日本では平安時代に、貴族の宮中行事として取り入れられたのが発端となったようです。

当時は、「重陽の節会(ちょうようのせちえ)」と呼ばれ、中国から伝来したばかりの菊を眺めながら宴を催し、菊を用いて厄祓いや長寿祈願が盛大に行われていました。これが時代とともに民間にも広がり、江戸時代には五節句の1つとなったのです。

菊といえば晩秋の花という印象がありますが、旧暦の9月9日は新暦の10月中旬頃にあたり、まさに菊が見頃を迎える季節。しかし、明治以降、新暦が採用されてからは、季節感がズレてしまったことや、農繁期の多忙な時期であることなどを理由に、「重陽の節句」は次第に廃れていきました。

九州北部などでは、秋の収穫祭と合わせて「お九日(くんち)」と呼ばれて親しまれており、今でも新暦の10月中旬から11月頃に盛大に祝われています。

重陽の節句の楽しみ方は? ご飯・菊のお菓子・飾りなども

(c)Shutterstock.com

現代でも、昔からの風習が一部受け継がれています。「重陽の節句」ならではの菊を使った様々な楽しみ方、行事食をご紹介します。この記事を読むまで、「重陽の節句」のことを知らなかったという方も、今年はトライしてみてはいかがでしょう。

◆菊酒(きくざけ)

古来から伝わる「重陽の節句」の楽しみ方に、菊酒があります。本来は、菊の花をつけ込んで作るため、菊の香りや風味が残り、独特の味がしたそうです。しかし、手間と時間を考えると、簡単に食用菊の花びらを、酒に浮かべるだけでも良いでしょう。

◆被せ綿・着せ綿(きせわた)

被せ綿とは、夜のうちに菊の花に綿をかぶせ、翌朝の露や菊の香りが、しみ込んだ綿で身体を清めるというもの。この綿で身体を清めると長生きできるといわれており、赤・白・黄色の真綿が使われていたようです。

また、現代では菊の花にカラフルな綿をベールのように被せて、新たなフラワーアレンジメントを楽しむ人も多いようです。

◆菊湯

夏から秋への変わり目は、体調を崩しやすい時期。菊にはカンフェンという精油成分が含まれていて、皮膚を刺激し血行を促進し、老廃物の代謝を活発にする働きがあります。また、保湿効果も高いのです。菊湯に浸かって、夏の疲れを癒し、寒い季節に備えてくださいね。

(c)Shutterstock.com

◆食用菊

菊は食用としても重宝されており、昔から親しまれてきました。日本で菊の食用が始まったのは、江戸時代からだと言われています。

現代でも、おひたし、お吸い物、サラダなど、色んな料理に使われていますよね。お刺身の盛りつけでお馴染みの黄色い菊は、見た目の美しさだけでなく、優れた抗菌作用で食中毒を防ぐ役割もあるんですよ。

◆栗ご飯

江戸時代には、収穫祭を行うこともあった「重陽の節句」では、秋の味覚でもある「栗」を使った料理が楽しまれていたようです。栗を使った料理の中でも筆頭に挙げられるのが、栗ご飯でしょう。このため、重陽の節句を「栗の節句」と呼ぶこともあります。

◆秋茄子

旧暦でいう秋は、茄子が最も美味しい季節です。昔から、祝い膳には焼き茄子や、茄子の煮浸しが出されました。また、「お九日に茄子を食べると病気にならない」とも言われていたようです。

最後に

(c)Shutterstock.com

いかがでしたか、「重陽の節句」とはどんな日なのか伝わったでしょうか? また、昔から伝わる風習や行事食についても、ご紹介しました。現代では、一般的には行事などが行われないため、知らなかったという人も多いかもしれません。

しかし、一部では今もなお、重要な節句として大切にされています。ご紹介した風習や行事食は、今でも楽しめるものばかりです。

時代の流れとともに、古いものは簡単に忘れ去られてしまう世の中ですが、日本には昔から受け継がれてきた素晴らしいものが、たくさんあります。ぜひ、今年の「重陽の節句」には、菊湯や栗ご飯を楽しんでみてくださいね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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