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2021.12.11

葉牡丹(ハボタン)の花言葉は縁起のいいものばかり! その特徴や種類を紹介

「葉牡丹」は、冬の時期の花壇などで時折見かける、キャベツのような見た目の植物。お正月飾りに用いられることがあることからも、古くから日本人にとって馴染み深い存在です。そんな「葉牡丹」の花言葉は縁起のいいものばかりです。ここでは、「葉牡丹」の花言葉や旬の時期、名前の由来などについて紹介していきます。

【目次】
葉牡丹(ハボタン)の花言葉
葉牡丹(ハボタン)の特徴とは?
葉牡丹がお正月に飾られるのはなぜ?
葉牡丹は食べられる?
葉牡丹(ハボタン)の種類
最後に

葉牡丹(ハボタン)の花言葉

冬の時期の花壇などで時折見かける、キャベツのような見た目の植物。なんていう名前だろう? と思って眺めたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、「葉牡丹」の花言葉を紹介します。

(c)Shutterstock.com

1:「祝福」

「葉牡丹」は、白色や薄紅色の葉が特徴的ですよね。この紅白の葉の色合いがめでたいとされ、正月飾りとして親しまれるようになったことから、「祝福」という花言葉が生まれたとされています。

2:「利益」

「利益」の花言葉の由来は2つあります。1つ目は、「葉牡丹」の見た目が、キャベツによく似ていることから、キャベツと同じ「利益」という花言葉がつけられたという説。2つ目は、昔、中国の戦場で「葉牡丹」が食料として栽培されており、困窮時に役立っていたことからとされています。

3:「慈愛」

「慈愛」の花言葉の由来は、あまり定かではありませんが、「葉牡丹」の中心を周りの葉が包んでいる形状を、赤ちゃんを包んでいる姿を重ねたことに由来するとされています。

どの言葉も、お祝い事にぴったりな花言葉がつけられていますね。

葉牡丹(ハボタン)の特徴とは?

次に「葉牡丹」の特徴を見ていきましょう。

(c)Shutterstock.com

葉牡丹の特徴

「葉牡丹」は、アブラナ科アブラナ属の多年草。花姿が「牡丹」に似ていることと、葉の方が色付くことから「葉牡丹」という名前が付けられたとされています。別名、牡丹菜(ボタンナ)、阿蘭陀菜(オランダナ)、花キャベツとも呼ばれています。葉の色は、白や紫、赤、ピンク、緑などがあります。原産地はヨーロッパで、野菜として食用にされていました。

開花の季節は、春(3月〜5月)ですが、基本的に冬に色づいた葉を鑑賞します(11月〜3月)。元々は、葉が球のように重なる状態(結球)にならないキャベツや、観賞用として栽培されるケールを品種改良して生まれたものといわれています。11月27日、12月4日、12月30日の誕生花です。

英語では、「Flowering kale(花のようなケール)」や「Ornamental kale(観賞用のケール)」「ornamental cabbage(鑑賞用のキャベツ)」などと呼ばれています。

日本での歴史

日本には、江戸時代に渡来し、明治時代になってから広く栽培されるようになりました。そのため、「古典園芸植物」のひとつとされています。中国でも、唐の時代(7~10世紀)に栽培されていたという説がありますが、日本にはオランダから入ったとみられています。

文献上では、江戸時代の博物学者・貝原益軒(かいばらえきけん)の『大和本草』で、ハボタンの名前が初めて使われました。また、江戸後期の本草学者、岩崎潅園(いわさきかんえん)の『本草図譜』には、「甘藍葉牡丹」として「形はボタンに似て、夏季は葉が緑色であるが、冬期になると紫色に変わる」と記述が。これが現代の葉牡丹であるとされています。

現在では日本でも改良が進み、多く栽培されています。家庭の花壇や鉢植え以外にも、学校や公園の公共の花壇に植えられることが多いですね。冬の時期の数少ない色彩の鮮やかな植物として用いられているようです。

葉牡丹がお正月に飾られるのはなぜ?

(c)Shutterstock.com

「葉牡丹」は、11月〜2月に葉が色づき見頃を迎えます。お正月には旬の時期を迎え、千両や万両、シンビジウムなどと一緒に、元旦の玄関に門松と共に飾られたり、室内を彩ります。

「葉牡丹」がお正月に飾られる理由は、縁起の良い花である「牡丹」に旬の時期と花姿が似ているためです。昔はお正月に牡丹を飾ることが多かったのですが、牡丹よりも丈夫で育てやすく、安価であったことから「葉牡丹」の人気が高まり、普及したといわれています。

葉牡丹は食べられる?

「葉牡丹」はキャベツのような見た目をしているため、食べられるのかな? と疑問に思う方もいらっしゃるはず。

「葉牡丹」の原種である「ケール」は、栄養価の高い緑黄色野菜として、青汁にも使用されています。そのため、その改良品種である葉牡丹も食べることは可能です。ただし、観賞用に品種改良されたものであるため、葉が硬くあまりおいしくはないようです。また、観賞用として農薬がつかわれていることもあるため、食べる際は注意しましょう。

葉牡丹(ハボタン)の種類

「葉牡丹」の主な種類を紹介します。ご家庭の花壇などに植える際の参考にしてみてくださいね。

(c)Shutterstock.com

1:東京丸葉系

「東京丸葉系」は、江戸時代から育成が始まった、古くからある品種です。葉が丸く、寒さにも比較的強いため栽培がしやすいことが特徴です。「江戸葉牡丹」ともいわれます。白い葉から中央が薄紫色に変化する「日の出」が代表的な品種です。

2:名古屋ちりめん系

葉の縁がこまかな波状に縮れており、ボリュームがあり、色付きが良いことが特徴です。明治時代に、名古屋で東京丸葉にちりめん系のケールを再交配して作られた系統です。根の生長が他のものと比べて弱く、花壇に並べて植えるのには適しません。一般的に鉢植えで育てます。薄紫色の葉が重なり合うように伸びる「紅かもめ」が代表的な品種です。

3:大阪丸葉系

「大阪丸葉系」は、東京丸葉系と名古屋ちりめん系の交雑種。戦後に育成が盛んに行われるようになりました。発色の良い葉がゆるやかに波立っており、育てやすいのが特徴です。フリル状の葉が特徴的な「つぐみ」が代表品種です。

4:さんご系

「さんご系」は、ロシア産のケールと丸葉系を交配し掛け合わせて作った品種です。切れ込みの深い葉が特徴で、開花時期が遅いため鑑賞時期が長く楽しめます。華やかで、葉の形がさんごに似ています。薄紫色の「紅孔雀」、白い葉の中心が薄紫色に色づく「白さんご」が代表的な品種です。

5:バニー系

「バニー系」は、新しく作り出された品種です。もこもことした葉の形が特徴的で可愛らしい印象。長方形の葉の縁が強く縮んでいるところが、野菜のケールに似ています。寄せ植えに利用すると、可愛らしく個性的なイメージに仕上がるかもしれませんね。

最後に

(c)Shutterstock.com

今回は、「葉牡丹」の花言葉や旬の時期、名前の由来などを紹介しました。「祝福」や「利益」など、おめでたい意味の込められた植物であることを初めて知った、という方も多かったのではないでしょうか? 葉の縮れ具合や色のグラデーションなど好みのものを選んでみると、より親しみが湧きそうですね。

ぜひ、お庭の花壇やお正月の飾りとして「葉牡丹」を選んでみてはいかがでしょうか?

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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