感謝の気持ちを伝える一言メッセージとは?
「あの先輩には助けてもらった」「この友人には、いつも励ましてもらっている」。誰もが誰かに、お世話になったり、支えてもらったりしていますよね。
「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えているものの、もっと気の利いた言葉を伝えたい。そう思う方もいらっしゃるのではないでしょうか? 本記事では、感謝の気持ちを伝える一言メッセージを、シーン別に紹介します。
ビジネスでもプライベートでも、日々の暮らしの中で、相手に感謝するタイミングは、よく訪れるもの。その場でうまく伝えられるといいのですが、言いそびれてしまったり、伝えるのが恥ずかしかったりして、お礼の言葉を言えなかった経験がある方も多いはず。
そんなとき、気の利いた一言メッセージを知っていると、どんなときでもしっかりと感謝の気持ちを表せますね。
感謝の気持ちを伝えると言っても、相手との関係性やシーンによって、言葉の選び方は変わってきます。ビジネスシーンにおいては上司や先輩、同僚や部下、プライベートでは仲のいい友人、家族など、使い分けることが大事です。
一方で、言葉遣いを気にしすぎて、通りいっぺんの言い回しでは、気持ちが伝わりにくいことも。素直な気持ちを表現することを心がけましょう。
ビジネスシーンで使える一言メッセージは?
ビジネスシーンで感謝を伝えるときは、立場や関係性を配慮します。円滑に仕事をしていくためにも、相手にあわせて言葉を使い分けたいですね。
1:先輩や上司に対して
職場の先輩や上司にお礼の言葉を伝えるときは、何に対するお礼なのか、分かりやすくシンプルな言葉を心がけます。感謝の言葉とともに、次につながる前向きな一言も添えるといいでしょう。退職や転職に際しては、これからを気遣うメッセージも送ると気持ちが伝わります。
・仕事でサポートしてもらったとき
お忙しいところ、ご指導いただき、ありがとうございました。大きな気づきを得ることができました。これを機にさらに努力精進してまいります。
・面談をしてもらったとき
本日は、お忙しい中、面談の機会を作ってくださり、ありがとうございました。〇〇課長に話すことで、気持ちの整理できました。前向きに業務に取り組めそうです。今後も行き詰った際には、ご相談させてくださいませ。
・退職、転職するとき
今まで、大変お世話になりました。ありがとうございます。先輩の厳しくも優しいご指導や後輩へのさりげないフォローは、自身の支えとなっております。これからの益々のご活躍とご健勝をお祈り申し上げます。
2:同僚
身近にいるだけに、つい、感謝を伝えそびれることも多くなりますね。しかしながら、親しき中にも礼儀あり。きちんと気持ちを伝えることで、さらに良好な関係を築けるでしょう。
・仕事をサポートしてもらったとき
本日の業務のフォローについて、本当に助かりました! ありがとうございます。 〇〇さんも、お困りのことがあったら、遠慮なくお声がけしてくださいね。全力でサポートします!
・悩みを聞いてもらったとき
今日は話を聞いてくれてありがとう。やっぱり、〇〇さんに話を聞いてもらって、良かったです。気持ちを分かってくれる同期がいるのはありがたいことですね。〇〇さんも、何かあったら、いつでも相談に乗ります!
・退職、転職するとき
今まで本当にお世話になりました! 〇〇さんの笑顔と励ましがあったからこそ、私はここまで頑張れました。寂しくなりますが、〇〇さんが選択された道は正解だと思います。くれぐれもお体に気をつけて、〇〇さんの才能を発揮してくださいね。
3:後輩
こちらがフォローすることが多いかもしれませんが、後輩のサポートなしには業務が回らないことも。後輩の成長を促進するには、感謝の気持ちは欠かせない要素と言えますね。
・仕事をサポートしてもらったとき
今日は手伝ってくれてありがとう! 細かいところまで見てくれて、助かりました。おかげでミスを防ぐことができました。〇〇さんがいてくれて本当に良かったです。これからも頼りにしています。
・退職、転職するとき
今まで、本当にありがとうございました。〇〇さんの丁寧な仕事ぶり、私も見習わせていただいていました。この部署が円滑に回っていたのは、〇〇さんがいてくれたからだと思います。次の職場でも、〇〇さんらしさを失わずに、頑張ってね!
友人に使える一言メッセージは?
友人に感謝の気持ちを伝えるときは、フランクな文章を。丁寧すぎる言葉遣いだと、距離を感じてしまい、寂しい印象を与えてしまうこともありますよ。
1:励ましてくれたとき
いつも、悩みを聞いてくれてありがとう! 〇〇ちゃんに話すと、本当に気持ちが軽くなります。これからも、話をきいてください。〇〇ちゃんが辛い時も、いつでも声をかけてね!
2:プレゼントをもらったとき
○○ちゃん! 素敵なプレゼントありがとう! さすが、私の好みを知ってるね。とっても嬉しいです! 使うのが楽しみだー!
家族に使える一言メッセージは?
身近な家族に、感謝の言葉を伝えるのは気恥ずかしいですよね。一方で、伝えることができたら、家族はもちろんのこと、自身も嬉しい気持ちになるのではないでしょうか? 身近な存在だからこそ、改めて、感謝の気持ちを伝えてみましょう。
1:話をきいてくれたとき
昨日は、遅くまで話を聞いてくれてありがとう。心配かけてごめんね。お母さん(お父さん)の子供で本当に良かったです。これからも、辛い時や迷った時は頼りにさせてください!
2:プレゼントをもらったとき
プレゼント、ありがとう! とっても素敵で嬉しいです! 使うのがもったいないので、しばらくは目の保養にしておこうかな。これからも元気で、お母さん(お父さん)と夫婦仲良しでいてね!
最後に
今回は、さまざまなシーンで使える、感謝の気持ちを伝える一言メッセージを紹介しました。例文をいくつかあげましたが、自分の言葉で素直な気持ちを伝えるのが一番だと言えます。相手を思いやる気持ちは、自然と言葉に現れるでしょう。きっと、相手にも、言霊(ことだま)は伝わりますよ。
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