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2023.12.16

白湯とお湯は何が違う? 白湯の作り方や温度、アレンジレシピを紹介

健康や美容のために、飲みたくなる「白湯(さゆ)」。白湯とお湯の違いは、「一度沸騰させたか否か」であるとされています。「白湯を飲みたいけれど、味があまり好きじゃない」という方は、アレンジレシピを試してみては? 本記事では、白湯とお湯の違いや美味しい白湯の作り方、飲みやすくなるレシピを紹介します。

体をあたためたい時や、体調を整えたい時に飲むと良いと言われている「白湯」。健康に良いというイメージがあり、毎日飲むのを習慣にしたいと思っている方も多いはず。けれども、「白湯ってお湯と何が違うの?」「どのくらい温めれば良いの?」「飲むとどんなメリットがあるの?」など、わからないことが意外とたくさんあるのではないでしょうか。

そこで本記事では、白湯とお湯の違いや美味しい白湯の作り方、飲むときのポイントなどをまとめて紹介します。

白湯とは?

白湯(さゆ)とは、水を沸騰させたお湯のこと。白湯を冷やしたものは、湯冷ましとも呼ばれ、昔から薬を服用する時になどに飲まれてきました。一度沸騰させることで不純物が取り除かれ、口当たりがまろやかで飲みやすいのが特徴です。人肌程度の温度に冷ましてあることから、体への負担も少なく、体調のすぐれない人や子供でも安心して飲むことができます。

白湯とお湯は何が違うの?

「白湯を飲みたい」と思った時に、頭に浮かぶのが、「普通に熱したお湯と、何が違うの?」という疑問。白湯とお湯の違いは諸説ありますが、一度沸騰させたかどうかという点が一番の大きな違いです。それぞれの特徴を確認してみましょう。

白湯… 一般的に、一度沸騰させてから、飲める温度まで冷ますものを指す。沸騰させることで、水道水に含まれるカルキが抜け、飲みやすい。飲むときの温度の目安は、50度〜60度くらい。飲んだ時に、喉や胃腸がほんのりあたたかく感じるのが適温です。

お湯… 水を40度以上に熱したもの。水道水を沸騰させていない場合は、不純物が混じっている可能性もあります。飲用する水以外にも、お風呂や料理に使う水など温めたお湯全般に使われます。

お湯を注ぐ
(c)Adobe Stock

美味しい白湯の作り方

白湯を作る際は、水道水を使うのか、ウォーターサーバーなどの浄水を使うのかによって作り方が異なります。水道水には不純物が含まれているので、沸騰するまで時間をかけて加熱することが大切です。一方で、不純物のない浄水は、沸騰させずに熱して、適温まで冷ましたものでも問題ありません。さっそく、作り方を見ていきましょう。

作り方1:水道水を鍋ややかんで沸騰させる

まずは、鍋ややかんに水道水を少し多めに入れます。そして、蓋を閉めて強火で沸かしてください。お湯がふつふつと沸いてきたら、蓋を外しましょう。火を少し弱くして、10分から15分程度沸かします。ある程度時間をかけて加熱することで、水の中の不純物が蒸発し、飲み心地がまろやかな白湯が出来上がりますよ。その後、火を止めて、飲みやすい温度まで冷ましましょう。

作り方2:電子レンジで温める

浄水器やペットボトルの水を使用する場合、電子レンジで温める方法も。コップに200mlの水を入れて、電子レンジに。600wなら1分半、500wなら2分ほど温めるのを目安にしてみてください。朝に鍋ややかんで沸かすのは面倒… という方は試してみてはいかがでしょうか?

作り方3:電気ケトルで温める

浄水器やペットボトルの水なら、電気ケトルでも白湯を作れます。飲みたい量より気持ち多めに水を入れて、スイッチを押して沸騰させましょう。そして、飲みやすい温度まで冷ましたら白湯の完成です。

白湯を飲むタイミング

白湯を生活に取り入れたい場合、どんなタイミングに飲むのが良いのでしょうか? 厚生労働省は「健康のため水を飲もう」推進運動を行なっており、「目覚めの一杯、寝る前の一杯」として、こまめに水を飲むことをすすめています。白湯の場合も同様に、起床時と就寝時にコップ一杯の白湯を飲むのがおすすめです。

白湯を飲む女性
(c)Adobe Stock

朝起きたらコップ一杯の白湯を飲む

起床時は、50度前後の白湯を10分から20分かけて、ゆっくりと飲んでみてください。そうすることで、体が温まり、血行が良くなっていくでしょう。また、胃腸が優しく刺激されることで、朝食が消化しやすくなり、栄養をより吸収する助けとなります。

夜寝る前にコップ一杯の白湯を飲む

就寝時は、汗をかくことから、だいたい100ccの水が体外へ排出されると言われています。そのため、夜の間に水分不足にならないためにも、寝る前にコップ一杯の水を飲むのを習慣にすると良いですね。

冷たい水ではなく、温かい白湯を飲むことで、副交感神経が優位になり、体がリラックスモードに入ります。また、体の内側から血行が良くなるので、寝つきが良くなったり、冷え性が改善する効果も期待できます。胃腸を休ませるためにも、寝る30分以上前にゆっくりと白湯を飲んでみてくださいね。

参考:厚生労働省「健康のため水を飲もう」推進運動

白湯のアレンジレシピ

中には、「健康や美容のために白湯を飲んでみたけれど、どうしても続かない…」という方もいらっしゃるのでは? 白湯は味がないと感じると、なかなか毎日飲むことができませんよね。そんな方は、白湯にちょっぴり手を加えることで、美味しく飲めるようになるかもせれません。白湯のアレンジレシピをチェックしていきましょう。

しょうが湯
(c)Adobe Stock

1:はちみつ入り白湯

甘い飲み物が好きな方には、はちみつ入りの白湯がおすすめ。白湯にほんのり甘みが加わることで、グンと飲みやすくなりますよ。1杯の白湯に、小さじ1の蜂蜜を入れて溶かせば出来上がり。飲んでホッとする味です。

2:レモン果汁入り白湯

レモン水の白湯バージョンです。レモンを絞って、果汁を入れてみるのもよし、市販のレモン果汁を入れてお好みの酸味に仕上げてみるのも良いでしょう。温かい飲み物が苦手な人でも、ほのかに爽やかさが加わり飲みやすくなるはず。はちみつを一緒に混ぜても美味しいですね。

3:生姜入り白湯

冬は、生姜入りの白湯にアレンジしてみるのも良いですね。白湯にスライスした生姜を2、3枚入れたら完成です。生姜を入れることで、体がポカポカあたたまるため、冷え性改善や代謝アップも期待できますね。はちみつやレモンとの相性も抜群です。

4:ミント入り白湯

夏場は、ミント入りの白湯でリフレッシュしてみては? 白湯にミントの葉を数枚入れるだけなのでチャレンジしやすいですね。あたたかい白湯に入れることで、より爽やかな香りが引き立ちます。寝起きの朝に、白湯の蒸気と共にミントの香りを吸い込むことで、シャキッと目が覚めそうです。

最後に

白湯とお湯の違いは、一度沸騰させているかいないかという点。沸騰させることで、水道水の中に含まれるカルキなどの不純物がなくなり、飲み心地がまろやかになるのです。飲むたびに、水を沸かすのが面倒という場合は、朝に鍋ややかんでたくさん水を沸かせておき、ポットで再加熱したり、保温マグに入れて持ち歩くと良いでしょう。体に優しい白湯を飲んで、自分を労わってあげてみてくださいね。

TOP画像/(c) Adobe Stock

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