【目次】
・大根は胃の調子がイマイチなときにおすすめ
・食物繊維・タンパク質・ビタミンと栄養豊富なおでんの大根
・大根をつかった体がよろこぶぽかぽかレシピ
大根は胃の調子がイマイチなときにおすすめ
胃がムカムカして寝つけない!
教えてくれたのは… 国際中医薬膳師 大木さと子さん
(国際中医薬膳師・漢方アドバイザー)
なかなか寝つけない(よって寝起きも悪い)理由が「胃のムカつき」の場合は、水はけが悪くなっていることも考えられます。少しでも胃の負担を減らせるよう、消化を助ける食材を摂るよう心がけましょう。
もちろん、寝る前に食べるのではなく、普段の食事で取り入れてケアを。おすすめの食材は、大根・かぶ・昆布などの海藻類や、たけのこ・生姜・えのき茸などです。
食物繊維・タンパク質・ビタミンと栄養豊富なおでんの大根
コンビニ飯が続いてしまったときの栄養補給にも
教えてくれたのは… 管理栄養士 浅野まみこ先生
(著書『「コンビニ食・外食」で健康になる方法』(草思社)など多数、好評発売中)
忙しく働く女性にとっても、コンビニのお惣菜・お弁当は手軽で便利。「便利だけど、栄養が偏って不健康かも…」と気になるときにおすすめしたいのは、“おでん”です! 中でも糖質が少なく、食物繊維・タンパク質・ビタミンが豊富な大根・こんにゃく・白滝・昆布・卵などがおすすめ。おでんは、1個ずつ選べるので食べ過ぎを防いで、体を温めてくれるメニューです。
■ワンポイントアドバイス
おでんにトマトジュース&チーズをかけて、レンジでチンすると、さらに栄養価がアップしますよ。
【コンビニ飯でも太らないコツ5】汁物にアレを足してボリュームUP!
おでんがもっとおいしくなるアイデア
(株)オノフ運営の“みんなのプロジェクト”にて、女性が88%を占める、みんプロメンバー590名にアンケートを実施。「好きなおでんの具材は?(複数回答可)」の質問に対して、もっとも多かった回答が『大根』でした。
味のバリエーションが増えたら、もっと美味しく楽しくメニューに加えられますね。自宅で調理する人に工夫している点を聞いてみたところ、たくさんのアイデアが!
■だし汁に関するアイデア
・「日本酒多めで作る」(59歳・女性)
・「オイスターソースを使う」(33歳・女性)
■具材に関するアイデア
・「鷹の爪を入れる(ピリ辛になるのでからし不要)」(61歳・女性)
・「冷凍シューマイや餃子を入れることも」(50歳・女性)
■作り方に関するアイデア
・「野菜を素揚げしてから煮込むと一味違う風味に」(60歳・女性)
・「大根は大きい方が美味しいので、昆布と一緒に先に圧力なべで下茹で。うんと柔らかくなります」(60歳・女性)
■残ったおでんに関するアイデア
・「おでんの残り汁を卵焼きに使用します。だしが染みて非常に美味しい!」(31歳・女性)
・「残ったおでんの具と汁を使って炊き込みご飯を作ります」(28歳・女性)
最後はカレーにするというアイデアも! 自家製オリジナルおでんも魅力ですね。
約90%が支持!! 好きなおでん具第1位は「たまご or 大根」どっちでしょう?
大根をつかった体がよろこぶぽかぽかレシピ
大根にだしをしみ込ませるおでんのポイント
■おいしいおでんの作り方4ツのポイント
1. 具材が浸かるくらいたっぷりのだし汁を使う。
2. 全部を別煮するくらいの感覚で、火が入りにくい具材から順番に入れる。
3. 煮くずれや煮つまりでだし汁がにごらないよう、弱火で煮込む。
4. 練りものを煮込む時間は15~20分で十分。煮過ぎると旨みがだし汁に出ていってしまいます。
■裏技
大根が半分浸るくらいの水を入れ、生米をひとつまみ加えて電子レンジで10分加熱します。温めた大根を冷たいだし汁の入った鍋に加えてゆっくり煮ると、熱された大根に冷たいだし汁がしっかり染み込んでいきます。
※なぜ生米?
お米に含まれているでんぷん質がアクを吸着するため、大根のえぐみや苦味をやわらげると言われています。
生のアレを入れる!? おでんの大根に〝だし〟をしみ込ませたい!
アーモンドミルク鍋
教えてくれたのは… 管理栄養士 柴田真希先生
(株式会社エミッシュ代表取締役|Love Table Labo.代表)
■材料(2人分)
<スープ>
アーモンドミルク… 400cc
水… 400cc
白だし… 大さじ1
塩… 小さじ1/4
<具材>
鶏ささみ… 4本(160g)[下味:酒… 小さじ1、塩… 少々]
絹ごし豆腐… 1/2丁
大根… 10cm程度(250g)
しめじ… 1/2パック(50g)
エリンギ… 1本(40g)
ブロッコリー… 6房
レモン… 1/2個
ライム… 1/2個
<アーモンドミルクマスタードソース>(作りやすい分量・お好みで)
粒マスタード… 大さじ1
味噌… 大さじ1
きび砂糖… 小さじ1
アーモンドミルク… 大さじ2
<シメごはん>
もち麦ごはん… 軽く2杯
ピザ用チーズ… 30g
塩・黒こしょう… 少々
■アーモンドミルク鍋の作り方
1. [アーモンドミルクマスタードソース]を上から順に混ぜます。
2. 鶏ささみは[下味]の材料を揉み込み10分以上置きます。絹ごし豆腐は食べやすい大きさに切り、大根はピーラーでリボン状にむきます。しめじは手でほぐし、エリンギはタテ半分に切って薄切りにします。ブロッコリーは小房にわけ、レモンとライムは半分は輪切りに、残りはみじん切りにします。アーモンドは粗く刻みましょう。
3. 鍋に[スープ][具材]の材料を入れます。中火にかけ、火が通ったら器に盛って完成! お好みでアーモンドミルクマスタードソースをかけながらいただきます。
4. 残ったスープに[シメごはん]の具材を入れて温め、リゾットを作ります。
【アーモンドミルク鍋】冷え性予防とアンチエイジングを期待できる「美人鍋」の作り方
牡蠣と柚子の雪見鍋
教えてくれたのは… 料理研究家 植松良枝さん
(著書『簡単! らくうま! 鍋レシピ』(エイ出版社)ほか多数)
■材料(4人分)
生牡蠣(加熱用)… 200~250g
鯛の切り身(または鍋用のぶつ切り)… 300g
ほうれん草… 1把
九条ねぎ… 4本
大根… 1/4本
赤皮大根… 適量
柚子(薄い輪切りにして種を除く)… 1~2個
だし汁… 800ml
ポン酢しょう油・柚子胡椒… 各適量
<A>
しょう油… 小さじ2
酒… 大さじ4
塩… 少々
■牡蠣と柚子の雪見鍋の作り方
1. ボウルに牡蠣と、水(分量外/少々)と塩(分量外/小さじ2程度)を入れて優しく手でかき混ぜ、濁ってきたらたっぷりの水(分量外)で優しく洗ってざるにあげておきます。鯛はひと口大に、ほうれん草は食べやすい長さに切ります。九条ねぎは斜めにごく薄切りにし、大根はすりおろし、適度に水気を切ります。(水分が残りすぎていると、だし汁が薄まってしまうので注意)
2. 土鍋でだし汁を煮立て、[A]で味をつけておきます。[1]で下ごしらえした牡蠣と鯛を入れ、ひと煮立ちしたら野菜と柚子を加え、大根おろしを数ヶ所に散らします。火が通ったらポン酢と柚子胡椒でいただきましょう。
■さらに
柚子の皮をすりおろして散らすと、香りも彩りもUP!