【目次】
・【雨の日】梅雨は一番眠気を感じやすい!? その理由は?
・【雨の日】天気が悪いと頭痛がする理由とは?
・【雨の日】鬱っぽい症状になるのも梅雨だから!?
・【雨の日】漢方アドバイザーが伝授! 雨続きのときに必要なことは?
【雨の日】梅雨は一番眠気を感じやすい!? その理由は?
■6月は、日本でもっとも睡眠に関心が高まる時期
大きな行事もなく仕事の疲れもピークに達してだるく感じる6月は、もっとも睡眠に関心が高まることで知られています。
その証拠に、Google検索でどんなキーワードが検索されているかという「トレンド」がわかる“Google Trends”で、「睡眠不足」というワードを当てはめてみると、なんと5月後半から6月にかけての期間がもっとも多いことが判明。(※検索する日によって若干の差異があります)
やはり、日本中で睡眠不足について悩む人が増えるのかも…?
■睡眠不足になるのは、日照時間が短いため!?
6月は、日照時間が年間で2番目に短いことがわかっています。日照時間と睡眠時間にどんな関係が? と思う人もいるかもしれませんが、実は関係があるんです。
太陽の光を浴びる時間が少なくなると、メラトニンやセロトニンというホルモンが減少。これによりやる気が低下する抑鬱気分になったり、睡眠や覚醒リズムが崩れたりすることも。
【雨の日】天気が悪いと頭痛がする理由とは?
台風や雨など天気が悪いと頭痛を感じる人もいると思いますが、その理由とは? 国際中医薬膳師・漢方アドバイザーの大木さと子さんは次のように解説します。
「天気が悪い、つまり気圧が下がることで体調が変化するメカニズムは案外、単純。空気の圧が低いということは、人やモノにかかる圧力が少ないということ。
高い場所に行くほどに、気圧は低くなります。山登りをした際にお菓子の袋などがパンパンに膨らむのは、外からの圧力(気圧)と比べて袋の中の圧力の方が強くなってしまうからなんです。大気が低気圧に覆われているとき、これと同じことが体にも起こっています。
気圧が下がると体が膨張する、ということですが、人の体は細胞や血液でできており、その水分が細胞や血管の外に滲み出ることで体に「むくみ」が生じます。これが細胞を圧迫し、頭痛や関節痛の原因になるというわけなんです。」(大木さん)
参照記事
▶︎雨の日と体調不良の関係|国際中医薬膳師コラム
【雨の日】鬱っぽい症状になるのも梅雨だから!?
大木さと子さんによると、梅雨に鬱っぽくなるのも理由があるのだそう。
体の健康を保つために必要不可欠な栄養素の一つであるビタミンDは、カルシウムの吸収促進に重要な役割を果たします。
ビタミンDは、魚介類・きのこ・卵などの食品からも摂取できますが、紫外線を浴びることで私たちの体内でも作り出すことができます。
つまり、日照時間が少ない梅雨の時期は、カルシウムが不足。その結果、骨への影響のほか「イライラ」に繋がる可能性があるんです。
参照記事
▶︎梅雨、ココロもカラダもウツっぽいのは【水毒】が原因! 解消法は?
【雨の日】漢方アドバイザーが伝授! 雨続きのときに必要なことは?
頭痛や体のだるさを感じる前に、対策できることはないのでしょうか? 大木さと子さんによると、台風や雨続きなど「低気圧」のときに必要なことは、水分調整。体の中の余分な水分をデトックスして水はけの良い体づくりを。
■1:夏野菜のパワーを摂取
旬の夏野菜には、余分な水分を排出してむくみを予防する作用が。とうもろこしや、キュウリやスイカなどの瓜類がおすすめ。
■2:冷やしすぎないように注意を
胃が冷えると、水分代謝も衰えます。冷えた屋内で長時間過ごすときは、できるだけ常温か温かいドリンクを飲むようにするとベスト。手足が冷えている人も要注意。冷めたいものの飲み食いが続く=水分代謝が滞ると心得ましょう!
■3:適度な運動が効率的!
もっとも効率的なのが運動。血流促進は適度な水分代謝を促します。汗をかくほどでない、ストレッチ程度のエクササイズで十分。雨で外出の機会が少なくなるときこそ、体は動かすべき!
参照記事
▶︎台風が来るとなぜか体がだるくなる…その理由は?
雨の日は、ついつい気分も滅入りがち。でもそんなときこそ、水はけのよい体づくりを心がけたいもの。そして、お気に入りのレイングッズを身につけ、楽しく快適に過ごしましょう!
初出:しごとなでしこ