※頭痛もち女性:月に2〜3回以上の頻度で頭痛を経験する女性
頭痛によって天気が予想できるのはなぜ!?
◆4人に1人が月に2~3回以上の頻度で頭痛を経験
まず、「頭痛の頻度」を聞いてみると、全体の24.5%が「月に2~3回以上の頻度で頭痛を経験する」と回答。概ね4人に1人が月に2~3回以上の頻度で頭痛を経験しており、女性は全ての年代でその割合が高く、特に10~50代の若年層から更年期にかけて、男性との差が大きくなっていることがわかりました。
女性の場合、月経サイクルで変化するホルモン分泌量の影響を受け、頭痛がおきやすいとされています。そのなかでも、若年層は女性ホルモンの1つであるエストロゲンの分泌量の変動が要因としてあげられており、エストロゲンの血中濃度が低下する生理前や生理中、出産後は頭痛がおこりやすくなります。
また、現代女性を取り巻く社会環境も変化しています。有職者が増え、仕事と家事を両立させることで、なかなか休息をとることが難しくなり、常にストレスがかかっていることも頭痛の発症に影響していると考えられます。
◆天気の変化が頭痛の原因だと考える「頭痛もち」女性は64.1%
次に、頭痛もちの女性に「原因」を質問したところ、第1位「首・肩の筋肉のこり」(68.6%)、第2位「天気の変化(低気圧の接近等)」(64.1%)、第3位「精神的なストレス」(62.4%)という結果に。
さらに、「天気の変化(低気圧の接近等)」が原因と回答した女性に「天気の変化(低気圧の接近等)」を予想できるかを尋ねてみると、その精度は別にして72.9%もの人が「予想できる」と回答しました。
◆気圧の変化が頭痛の引き金に
頭痛と天気は本当に関係があるのでしょうか。実は気象要素のなかでも、特に気圧の変化が頭痛の引き金になると言われています。低気圧が近づくと、その影響で体が微妙にむくみ、脳が血管を拡張させるため、頭痛が起こりやすくなるのです。
飛行機に乗ると、気圧の変化で体がむくみ、頭痛がおこるのと同じようなメカニズムで発症。このため、敏感な人は低気圧が近づいてきた(気圧が低下してきた)だけで頭痛の予兆を感じとり、天気の変化を予想できるのではないかと考えられます。
◆音やにおい、光などの刺激も頭痛の原因に
頭痛は天気の変化だけでなく、音やにおい、光などの刺激が原因になることも。通勤通学時に聞く音楽の音量や、近年その種類が増えている衣類用柔軟剤の強い香りは、頭痛を誘発する要因になることがあるため、注意が必要です。とくにスマートフォンなどから出されるブルーライトは脳への刺激も強いため、メガネやフィルターなどでなるべくカットしましょう。
そして、気象というストレスに負けないように、日頃から自律神経を整えておくことも大切。日中はアクティブに、夜はリラックスするなど、メリハリのある規則正しい生活スタイルを心がけましょう。
◆がまんしないで、頭痛薬を正しく利用しよう
頭痛の症状が出てしまったら、とにかく無理をせずに体を休めることが基本。市販薬などで早めに痛みをおさえることをおすすめします。頭痛薬のひとつ「ナロンエース」は、イブプロフェンが痛みのもとをエテンザミドが痛みの伝わりをおさえるダブルブロックで、優れた鎮痛効果を発揮します。
頭痛は辛いもの。休めるときは横になってゆっくりし、仕事中や外出中でなかなか休めないときは頭痛薬を使って痛みを和らげましょう。
【調査概要】
調査:大正製薬株式会社
調査手法:インターネットでのアンケート調査
調査対象:10~60代の一般生活者 男女29,172人
情報提供/大正製薬株式会社