Oggi.jp

おしゃれもキャリアも。働く女性のWebメディア

フリーワードで検索

人気のキーワード

  1. トップ
  2. 働く
  3. マナー
  4. ビジネスメールで「それと」は軽すぎ?デキる人が使う言い換え方

WORK

2025.10.19

ビジネスメールで「それと」は軽すぎ?デキる人が使う言い換え方

メールを書く際、「それと」という言葉を使ってしまっていませんか?日常会話では自然なこの表現ですが、フォーマルなビジネスシーンでは、相手に幼稚な印象や、カジュアルすぎる印象を与えてしまうことがあり、特にメールを送る際に注意したい言葉なんです。
今回は、「それと」の何が問題なのか、どんな場面で避けるべきか、そして状況に応じた適切な言い換え表現まで、具体例を交えながら詳しく解説します。

コマツマヨ

「それと」って普通に使ってるけど… 敬語では使わない方がいい?

「それと」は口語的な接続詞であり、話し言葉としては自然ですが、フォーマルな場面や書面、特にビジネスメールでは少しカジュアルすぎる印象を与えてしまいます。

相手やシーンによっては「軽い」「幼い」「ビジネスマナーがなっていない」と受け取られる可能性があります。

実際にどんな印象を与えてしまうの?

メールを送る際に、本題に補足として付け足したいことがある場合、「それと」を使うことですこし馴れ馴れしく感じられることも。また、重要な内容を伝える際に「それと」を使うことで、重要な内容なのに意図せず軽い印象を与えてしまうかも。

「それと」に似た言葉

同じように注意が必要な口語的表現として、「あと」「それに」「それから」などがあります。「あと、明日の会議の件ですが」「それに、資料も必要です」「それから、確認したいことが」といった表現は、日常会話では自然ですが、ビジネスメールでは避けた方が無難です。特に、社外の方や目上の方へのメールでは、より丁寧な表現に置き換えることが重要です。

うっかり使ってしまいがちなメールのパターン

(c)Adobe Stock

日常的にメールを書いていると、つい「それと」を使ってしまう場面があります。どんな時に使いがちなのか、具体例とともに確認しましょう。

本題に追加したい件があるとき

会議の件でメールをした後、「それと、資料の件ですが、明日までにお送りください」と追加してしまうパターンがよくあります。本題を書いた後、思い出したように別の要件を付け足す時に、つい「それと」を使ってしまうのです。

お礼メールの最後に「それと、次回の件もよろしくお願いします」と書いてしまうケースもあります。感謝を伝えた後に、別の依頼を追加する際、自然な流れで「それと」が出てきてしまいます。

依頼メールで複数のお願いをする時も要注意です。「○○をお願いします。それと、こちらの件も…」という具合に、複数の依頼事項を並べる際に使ってしまいがちです。

特に注意したいシチュエーション

初めての取引先とのメールでは、第一印象が重要です。「それと」を使うことで、ビジネスマナーを知らない会社だと思われるリスクがあります。また、上司や役員への報告メールも同様。重要な報告に「それと」を使うと、報告内容を軽視していると受け取られかねません。さらには、謝罪や重要な相談のメール。深刻な内容に「それと」を使うと、真剣さが伝わらず、誠意を疑われる可能性があります。

じゃあ何て書けばいいの?場面別の言い換え術

「それと」の代わりに使える、ビジネスにふさわしい表現をご紹介します。場面や内容に応じて、適切な言い換えを選びましょう。

追加の依頼や情報を伝えるとき

フォーマルな場面では「また」「加えて」「併せて」などの表現が適切です。

「また」は最も汎用性が高く、「加えて」「併せて」も追加の依頼や情報を伝える際に有効です。

<使用例>

「また、先日お話しした件についてもご確認ください」

「加えて、スケジュールの調整もお願いいたします」

「併せて、資料の送付も検討しております」

別の話題に移りたいとき

話題を変えたいときは、「別件ですが」「もう一点」「追加でお伺いしたい件が」などの表現がいいでしょう。「別件です」と明確に話題転換を示すことで、相手も頭を切り替えやすくなりますし、「もう一点」「追加でお伺いしたい件が」などはより丁寧に追加の質問や依頼をする際に使えます。

<使用例>

「別件ですが、システムの件でご相談があります」

「もう一点、確認させていただきたいことがあります」

「追加でお伺いしたい件がございます」

でも完全にNGじゃない!ビジネスメールで「それと」が使えるケース

(c)Adobe Stock

「それと」という言葉は、必ずしも悪いわけではありません。相手や状況によっては、むしろ親しみやすさを演出できる場合もあります。

社内の親しい同僚とのやりとりでは、「それと」を使っても問題ありませんし、チームメンバーとのカジュアルな連絡、日常的な業務報告や相談では、自然な会話調の方が円滑なコミュニケーションにつながります。社内チャットツールでのやり取りも、比較的カジュアルな表現が許容される場面です。スピード重視のコミュニケーションでは、「それと」のような簡潔な表現が効率的な場合もあります。

親密度が高い上司との気軽な会話でも、「それと」は使えますが、メールのCCに他の人が入っている場合や、フォーマルな内容のとき、チャットで上司が入っているグループで発言する場合はは避けた方が無難です。

相手に好感を持たれるビジネスメールのコツ

メールは相手の手元に残る文書です。後から読み返した時にも違和感のない、きちんとした表現を使うことで、長期的な信頼関係の構築につながります。

だからこそ、相手との関係性や内容の重要度を考えて、適切な表現を選ぶことが大切。「それと」を「また」に変える、たったそれだけの工夫で、ビジネスメールの印象は大きく変わりますよ。

TOP画像/(c)Adobe Stock

コマツマヨ

WEBサイトライティングをメインに、インタビュー、コラムニスト、WEBディレクション、都内広報誌編集、文章セミナー講師など幅広く活動。

合わせて読みたい!

Today’s Access Ranking

ランキング

2025.10.19

編集部のおすすめ Recommended

Follow Us!

Oggiの公式SNSで最新情報をゲット!

メールマガジン登録はこちら

最新記事のお知らせ、イベント、読者企画、豪華プレゼントなどへの応募情報をお届けします。

【消費税の価格表記について】 記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年4月以前の記事に関しては税抜表記の場合もあります。

Feature

スマートフォンプレビュー

LINE公式アカウント 友だち募集中

働くすべての女性に向けて、
今すぐ役立つ「ファッション」「ビューティ」「ライフスタイル」
情報をお届けします。