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2025.04.15

怖気とは恐怖心や怖がる気持ち|読み方や使い方を例文からわかりやすく紹介

怖気は「おじけ」や「おぞけ」と読み、怖がる気持ちを表す言葉です。「怖気付く」「怖気が付く」「怖気を奮う」のように使います。読み方や使い方、また、言い換えに使える表現について、例文を用いてわかりやすく解説します。

怖気とは? 読み方や意味、使い方をチェック

「怖気」は怖がる気持ちや恐怖心を意味する言葉で、「おじけ」や「おぞけ」と読みます。読み方による意味の違いはありません。「怖気」は次のパターンで使われることが一般的です。

  • 怖気付く
  • 怖気が付く
  • 怖気を震う

それぞれの意味を例文を使って紹介します。

使い方1. 怖気付く

怖気付く(おじけづく)とは、恐ろしいという気持ちになることや、恐怖心が湧いて怯むことです。次のように使います。

  • 彼は勇ましく先頭に立って山道を進んでいたが、怪しい物音に怖気付き、急に元気がなくなった
  • 次回の対戦相手が学生チャンピオンと聞き、彼女は明らかに怖気付いた表情を見せた
  • わたしは小心者なので、人前で話をするだけでも怖気付いてしまう

使い方2. 怖気が付く

怖気が付く(おじけがつく)も、怖がることや恐怖心で尻込みすることです。「怖気付く」と同じ意味で使われます。

  • 彼女の表情から、怖気が付いていることが読み取れた
  • あんなにバンジージャンプをしたいと言っていたのに、いざ自分の順番となると怖気が付いたように後ずさりする
  • 価格が競り上がり、さすがの彼もこのままオークションに参加することには怖気が付いたようだ

使い方3. 怖気を震う

怖気を震う(おじけをふるう、おぞけをふるう)とは、非常に恐ろしく思うことや、怖さで震え上がることを意味します。

  • 崖の上から見下ろすと、怖気を震うような光景が広がっていた
  • 会長の鋭い睨みに、思わず怖気を震った
  • 怖気を震いながらも、宿に帰るためには暗闇の中を歩み続けるしかない

おじ‐け
怖がる気持ち。恐怖心。おぞけ。「—がつく」「—をふるう」

出典:小学館 デジタル大辞泉

怖気付くの言い換えに使える言葉

「怖気付く」は、次の言葉で言い換えられることがあります。

  • 居竦む
  • 竦む
  • 粟立つ
  • 畏縮する
  • フリーズする

いずれも「怖気付く」と類似する状況で使用できますが、ニュアンスが異なるため、場面によっては不適切な表現となることも。例文を紹介するので、ぜひニュアンスや使用場面をチェックしてみてください。

頭を抱えて落ち込んでいる人々のイラスト
(c)AdobeStock

居竦む

「居竦む(いすくむ)」とは、恐ろしさや寒さのあまり、身がすくんで動けなくなることです。「居すくむ」と表記することや、「居すくまる」と言い換えることもあります。

  • 発注ミスで10倍も多くの資材が届いた。どう対応すべきかと居すくんでしまった
  • あまりの寒さに居すくみ、外への一歩を踏み出せないでいる
  • ドアを開けると大勢の人で溢れていた。何が起こったのかわからないが、恐怖で居すくまってしまった

「怖気付く」は恐怖を感じたときに使う言葉であり、寒さなどの恐怖以外の感情には使いません。また、怖気付くと体が一時的に動かなくなることもありますが、必ずしも動けないわけではなく、恐怖を感じながらも一歩を踏み出すことはあるでしょう。

一方、「居すくむ」は理由はどうであれ、衝撃を受けることが起こり、一時的に体が動かなくなることです。恐怖だけでなく、寒さや悲しみなどが原因となることもあります。

竦む

「竦む(すくむ)」とは、驚きや恐れ、極度の緊張などのために体がこわばって動かなくなることです。「居すくむ」とも言い換えられます。

  • この歌唱披露で合否が決まると思うと、緊張して思わず竦んでしまった
  • 足が竦んで動かない
  • ちょっとしたことで竦んでしまわないよう、普段から度胸をつけておくべきだ

また「竦む」には、比喩的に体が小さくなるといった意味もあります。

  • 恥ずかしさのあまり身が竦んだ
  • 体を竦めていても存在感までは消せないよ
  • 木のうろの中で子ウサギたちが体を竦めていた

「怖気付く」は恐怖を感じたときに使う言葉ですが、「竦む」は必ずしも恐怖が行動の原因とはなりません。怖さだけでなく寒さや恥ずかしさ、驚きなどが原因となり体が動かなくなったときには、「竦む」を使って表現できます。

粟立つ

「粟立つ(あわだつ)」とは、恐怖や寒さなどのため、毛穴が収縮して、皮膚一面に粟粒ができたようになることです。

  • 会長が入院すると、理事による粛清が始まった。次は自分の番かと全身が粟立った
  • 驚くような寒さに、顔が粟立つのを感じる
  • 彼は一人、また一人とランナーを抜いて行った。爽快な走りに全身が粟立った

「粟立つ」は「鳥肌が立つ」とも表現することがあります。もともとは寒さや恐怖により皮膚が一時的に粟立つことを意味しますが、近年は深く感動したときにも用いることがあります。

  • 素晴らしい演奏に鳥肌が立った
  • 彼の堂々としたスピーチに鳥肌が立つような思いをする
  • 鳥肌が立つような名演奏だった

「粟立つ」や「怖気付く」は、必ずしも恐怖心から生じる感情ではありません。適切に使い分けましょう。

手で顔を隠している人のイラスト
(c)AdobeStock

畏縮する

「畏縮する」とは、恐れ畏まって小さくなることです。「竦む」にも「小さくなる」といった意味がありますが、「畏縮する」は恐れ畏むことを理由として小さくなったときだけに使われる点が異なるといえます。

  • いつも彼は堂々としているが、憧れの部長の前では畏縮するようだ
  • 畏縮してしまい、まともに話せない
  • そんなに畏縮しないで、打ち解けてほしい

フリーズする

「フリーズ(freeze)する」とは、もともとは凍ることや凍りつくこと、凍らせることといった意味の英語ですが、電子機器が動かなくなったときにも使われます。

  • 締め切りまでに時間がないのに、パソコンがフリーズしている
  • スマートフォンがフリーズしてしまった

また、緊張などにより人や動物が動けなくなったときにも使うことがあります。

  • 子猫が驚いてフリーズしている
  • あまりの衝撃にフリーズしてしまった

状況に合った言葉を選ぼう

人はさまざまな感情で、身動きが取れなくなることがあります。恐怖や驚き、喜び、あるいは寒さなどによっても竦んでしまうことがあるかもしれません。

感情に体が支配された様子を指す言葉は多くあります。ぜひ紹介した言葉も参考に、心や体の状態を的確に表現してみましょう。

メイン・アイキャッチ画像:(c)Adobe Stock

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