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2023.09.11

今さら聞けない、要因と原因の違いは? 言い換え表現や例文、使い方を解説

要因と原因の違い、わかりますか? 要因は複数ある原因のうち、特に重要な原因のことをさし、原因は、物事がそうなった直接的な原因のことをさします。当記事では、似た意味を持つ要因と原因の意味や使い分け、例文、言い換え表現、対義語を紹介!

日常生活からビジネスシーンまで、幅広い場面で使われる要因と原因。似た意味であるため、何気なくどちらかを使ってしまうこともありますよね。ですが、要因と原因は、意味に違いがあるため、適切に使うことが大切です。当記事では、要因と原因の違いや使い方について、詳しく解説していきます!

要因と原因とは?

要因と原因は日常的によく使う言葉なので、なんとなく意味を覚えているという人も多いはず。最初に、要因と原因の意味をおさらいしておきましょう。

要因の意味

要因とは、「物事がそのような結果になった主要な原因」のこと。ちなみに主要とは、「複数ある中で特に重要なこと」という意味です。このことからわかる通り、複数ある原因の中で、特に重要な原因のことを要因と言います。

なお、要因について理解を深めるために、英語表現についても紹介しましょう。要因は英語であらわすと「factor」です。

ハートブレイク
(c)Adobe Stock

原因の意味

原因は、「ある変化や状態、物事を引き起こす事柄」という意味。例えば、「作業ミスの原因を探る」「フラれた原因はわからない」などと使います。

原因の英語表現もおさえておきましょう。原因の英語は、「occasion」「cause」などです。「occasion」は、原因のほかにも「きっかけ」「誘因」「理由」などの意味があり、「cause」には、「理由」「根拠」などの意味があります。

要因と原因の違い・使い分けは?

要因と原因の意味はわかりましたか? それぞれの言葉の意味を理解することで、2つの違いが見えてきたはず。では、要因と原因の違いと使い分けについて、解説しましょう。

違い

要因は、複数ある原因のうち、特に重要な原因のこと。そして原因は、物事がそうなった直接的な原因のことです。つまり、要因には複数の要素(原因)が含まれていますが、原因には1つの要素(原因)しか含まれていないのがニュアンス的な違いです。

使い分け

原因がいくつもある場合は、要因を使います。一方で、原因が1つの場合、また物事がそうなった直接的な原因をさす場合には、原因を使いましょう。使い分けのイメージをつかみやすくするために、具体例を一つ挙げてみます。

例えば、見積書の金額を間違えて取引先に送ってしまったとしましょう。このミスを引き起こしてしまったのには、「寝不足だった」「集中力が途切れていた」「ダブルチェックを怠った」など、いくつかの要因が考えられます。これらの要因の中から、ミスを引き起こした直接的な要素が原因です。この中でいえば、「ダブルチェックを怠った」ことが、原因である可能性が高いでしょう。

落ち込む女性
(c)Adobe Stock

使い方を例文でチェック!

要因と原因の使い分けに関して、理解できたでしょうか? 続いては、要因と原因それぞれを使った例文を紹介します。実際に使う時の参考にしてみてくださいね!

要因の例文

上述の通り、要因は「その状況や結果を引き起こすことになった、主要な原因」のこと。原因が複数あると考えられる場合には、要因を使うといいでしょう。

・お客様を怒らせてしまったのには、複数の要因があると考えられます。
・さまざまな要因が重なって、事故が起きてしまった。
・要因はいくつかあるが、ミスの直接的な原因を探ろう。

原因の例文

原因は、「その状況や結果を引き起こした事柄」です。そうなってしまった直接的な原因に対して使いましょう。

・原因不明の病気が流行している。
・再発防止策をとるために、原因を突き止めよう。
・確認不足が、今回のミスの原因です。

類語や言い換え表現は?

原因・要因と似た意味を持つ言葉を紹介。いざという時、「どっちを使えばいいんだっけ…」と迷ってしまった場合には、こちらで紹介する類語を使ってみてくださいね。また、言い換え表現を知ることで、語彙力もアップできますよ!

要因の類語・言い換え表現

要因の言い換え表現には、「素因」「誘因」「要素」「因子」などがあります。それぞれの言葉の意味は以下の通り。

・素因(そいん):根本の原因。
・誘因(ゆういん):ある物事を引き起こす原因。
・要素(ようそ):ある物事が成立するために欠かせない条件。
・因子(いんし):ある結果を成り立たせるための要因。

原因の類語・言い換え表現

原因の言い換え表現には、「近因」「せい」「きっかけ」などです。言葉の意味は、以下にて紹介します。なお、原因と聞くとネガティブなイメージを持つ人も。そのため、原因をいい意味で伝えたい場合、ポジティブなイメージを持ってもらいたい場合には、「きっかけ」を使うといいかもしれませんね。

・近因(きんいん):複数ある原因の中で、最も直接的な原因のこと。
・せい:物事がそうなった理由・原因。
・きっかけ:物事を始める動機・原因。

対義語は?

『デジタル大辞泉』を引くと、原因の対義語には「結果」が記載されています。一方、要因のほうには対義語の記載はありません。ですので、原因の対義語である結果について、解説します。

結果とは、「ある原因から生じた結末」。このことからも、原因と結果はセットであることがわかりますね。ちなみに結果には、「優れた記録や業績、成果」「副詞的に使い、結末の状態をあらわす」「植物が実をつけること」という意味もあります。

理由と原因
(c)Adobe Stock

最後に

要因と原因は、ビジネスシーンでもよく使う言葉ですので、意味をきちんと把握しておきたいもの。要因は、「物事がそのような結果になった主要な原因」で、原因は、「ある変化や状態、物事を引き起こす事柄」という意味です。

例えば、「今回のミスの要因を教えてください」と「今回のミスの原因を教えてください」では、意味が変わってきます。指示を正しく理解し、適切な対応をとるためにも、これを機に、要因と原因の使い方をマスターしてくださいね!

TOP画像/(c) Adobe Stock

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