徳を積むことが恋愛に与える良い効果とは?

良い行いを重ねると自然と「徳」が積まれていき、恋愛にも自然といい影響が期待できます。徳を積むと人生が豊かになると聞くのは、内面が磨かれることにも関係があるのでしょう。
徳を積むと恋愛に好影響をもたらす理由を解説します。
♦︎魅力的に映りモテるようになる
徳を積むと思いやりや誠実さが身につき、周囲からの評価も高まります。恋愛においても「人を大事にできる人」や「一緒にいて安心できる人」といったポジティブな評価が集まりやすくなり、好感度が上がりやすいでしょう。
良い行いを重ねていると、自然と表情にも柔らかさが生まれることも魅力的に映る理由のひとつでしょう。
♦︎良い出会いを引き寄せる
徳を積むとポジティブなエネルギーを発しやすくなり、良い縁を引き寄せやすくなる効果も期待できます。「類は友を呼ぶ」と聞くように、自分の内面が磨かれると成長した自分にふさわしい相手が現れやすくなるでしょう。
人は似たような感性や価値観の相手に惹かれやすいので、自分が誠実であれば誠実な人と巡り会いやすくなりますし、真剣な恋愛を好めば同じように真剣な恋愛を求めている相手と結ばれやすくなります。
♦︎恋愛関係が持続しやすい
徳を積むと忍耐力や他者への尊重心が育まれていくので、短期の感情だけでなく長期的な信頼や思いやりを育む土壌が整っていきます。
徳を積んでいく過程で忍耐力がつけば些細なことで喧嘩をしにくくなりますし、相手を尊重する心も育っていくので無理に自分の要求を押し付けなくなるでしょう。
また徳を積む行動は自己成長にもつながるので、恋人にとっても良いお手本になりやすく、関係が成熟しやすいメリットが期待できます。
徳を積む女性の特徴とは?

徳を積んだ女性は内面の美しさが際立ち、周囲の人を惹きつけます。外見の華やかさだけでなく行動や考え方が洗練されているために、自然と人から好かれて良い縁に恵まれやすい傾向も見受けられます。
そんな彼女たちの具体的な特徴を5つの視点で解説します。
♦︎思いやりがあり他人を大切にする
徳を積んでいくと、相手の気持ちを考えて思いやりのある行動をとりやすくなります。相手の立場に立って物事を考え、小さな気配りも欠かしません。
目上の人でも後輩でも分け隔てなく接し、他人を大切にする姿勢が目立ちます。誰に対してもお礼や感謝を忘れない姿勢は、恋愛だけでなく友人や職場の人間関係にも良い影響を与えます。
♦︎感謝の心がある
どんな些細なことにも感謝の気持ちをもち「ありがとう」を素直に口にします。
人の厚意を当たり前だと思わず常に「ありがたい」という気持ちをもっているので、日常の小さな幸せを大切にしています。
不満よりも感謝の気持ちを優先することから、いつもポジティブなオーラを感じさせるのも特徴でしょう。
♦︎自分を律することができる
徳を積むと自分の行動に責任を持ち、自己管理がしっかりできるようになります。
自己成長のための努力を惜しまない一方で、自分の弱さも認めて改善に向けて行動をするので、バランス感覚に長けている印象も際立ちます。
無闇に感情に流されることが減り、冷静になって物事を判断するスキルも習得していきます。
♦︎裏表がない
徳を積んだ女性は自分の利益のために人を利用したり嘘をついたりしないことから、周りからは「誠実な人」と評価され信頼を得やすくなります。
「約束を守る」「人によって態度を変えない」といった基本的な事柄に忠実で、言葉と行動が一致しているのも共通点です。
誠実な姿勢は恋愛において有利に働きやすいだけでなく、職場などの人間関係においても評価が上がりやすいでしょう。
♦︎余裕を感じさせる
徳を積んでいくと、自分の価値観が確立されていきます。
そのため一時的な流行や周囲の意見に流されにくくなり、他人と自分を比較することもなく落ち着いた雰囲気を醸しがちです。
恋愛においては相手に依存せずに自立した関係を築きやすい傾向にあり、双方が対等で信頼し合う関係を構築しやすいでしょう。
30代から徳を積むために必要なことは?

「徳を積む」とは、日々の行動や考え方を通じて自分の人格を高めて、人間としての魅力を磨くこと。
無理に大きなことをしようとするのではなく、日々の小さな積み重ねが求められます。
30代から徳を積むために意識するべきことを解説します。
♦︎嘘をつかずに誠実でいる
周囲からの信頼を得ることは一朝一夕ではできませんが、誠実な行動を続けられればだんだんに信頼される人になっていきます。
小さなことであっても嘘をつかない、話を盛って話さない、約束は守る… といった誠実な行動を重ねていく意識は徳を積むことにも通じます。
自分の発言や行動に責任をもち、周囲に思いやりをもって接していきましょう。
♦︎謙虚な姿勢を忘れない
成功をしたときにも謙虚な姿勢を保つ心がけは、徳を積むうえで大切なポイントです。自分の功績をひけらかさない姿勢によって、さらに徳が積まれます。
どんなときでも相手の立場を問わずに丁寧に意見を聞き、失敗をしたときには素直に認める心がけは、謙虚な姿勢にも通じます。
♦︎他人と自分を比べない
徳を積むには、自分自身を高める努力が不可欠。他人の成功を妬んで他者と自分を比較していると卑屈な気持ちになるだけでなく、努力をするのが馬鹿馬鹿しく感じられることもあります。
自分らしさを大切にしながら自分のペースで生きていくことは、徳を積むうえでも大切な心がけ。できることをコツコツと続けることが、長期的な成長につながっていきます。
「徳を積む」は仏教の教えと関係が深い
「徳を積む」は、仏教の教えと関係が深い言葉です。
仏教では、良い行い(善行)を積み重ねると「功徳(世のため人のためになることやご利益)」が増えて現世や来世で良い結果をもたらすと考えられていることから「因果の法則」にも結びつきます。
現代では仏教とは関係なく、見返りを求めずに良い行いを積み重ねていく行動を「徳を積む」と表現することも多く、自己成長の一環として捉える向きもあります。
恋愛にも人間関係にも好影響が見込めるとなれば、徳を積む心がけを意識したいものですね。
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並木まき
ライター、時短美容家、メンタル心理カウンセラー。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。