パートナーが「優しすぎる人」だと、恋愛や結婚は幸せなものになるイメージですか? それとも不幸になるイメージですか?
実は、優しすぎる人をパートナーに選んでも、必ずしも幸せになるとは限りません。その理由をじっくりと紐解いていきましょう。
優しすぎる人と付き合いたがる女性の心理3選
まずは、優しすぎる人と付き合いたい女性の心理から解説します。
♦︎女王様気分で付き合いたいから
優しすぎる人をパートナーにしたがる女性には、女王様のような扱いに憧れている心理が隠れていることも。
自分を常に大事にしてくれて、ワガママも聞いてくれて、要求したことは全て叶えてくれるようなパートナーがいることで、自尊心や自己顕示欲を満たそうとする傾向もあります。
♦︎恋愛に疲れているから
過去の恋愛で痛い目に遭ったトラウマから抜け出せていないパターンなど、恋愛に疲れている心理状態だと優しすぎる人が魅力的に見えやすくなります。
正しい判断ができない状態で恋人を作ろうとしているので、本来ならタイプではないけれど「優しいから」という理由だけで恋人関係になる場合もあるでしょう。
♦︎結婚を急いでいるから
将来を考えてとりあえず誰かと付き合わなくてはいけないという心理状態に陥っていると、自分に優しくしてくれる異性の中から無理にでもパートナーを選ぶ傾向も。
「親が結婚しなさいとうるさいから」「周りがみんな結婚をしたので自分も早く入籍したい」などの事情があると、目が曇ってしまって普段の自分なら選ばない人と付き合う展開にもなりやすいでしょう。
そのときに候補になっている男性の中から、1番優しくしてくれる異性を選ぶパターンも珍しくありません。
優しすぎる人との恋愛や結婚が不幸になる理由5選
優しすぎる人との恋愛や結婚が不幸になってしまうのには、理由があります。典型的なものを5選解説します。
♦︎相手の行動が重く感じるから
優しすぎる人は、自己犠牲を払ってでもパートナーに尽くします。そのため最初はそんな彼に満足をしていても、交際が深まってくると相手の行動が重く感じてしまう場合も。
すると、優しくしてくれるたびにイライラしたり不快に感じたりして、パートナーとの間にギクシャクした雰囲気が流れやすくなります。
期間が長くなるにつれストレスも溜まっていくので、幸せな恋愛や結婚とは遠ざかってしまいやすいのです。
♦︎パートナーに主体性が感じられなくなるから
優しすぎる人は常に自分よりも他人を優先してしまうために、パートナーである女性からすると主体性がない男性に映る場合も多くあります。
最初の頃は気にならなくても、一緒にいる時間が長くなるにつれてそんな彼のことを頼りないと感じて愛情が冷めていくパターンも少なくありません。
♦︎「優しい」の基準がどんどん上がるから
パートナーが自分のワガママや要求を全て受け入れてくれる人だと、そんなパートナーに対して求めるものがエスカレートしてしまう女性も。
すると「優しい彼」のハードルがどんどん上がってしまい、彼女が彼に対して求めるものが「もっと、もっと」と増えていきがちです。
女性の要求を彼が満たしてくれなくなると喧嘩や不仲のきっかけにもなりやすく、ふたりのあいだに信頼関係が構築できなくなりやすいでしょう。
♦︎誰に対しても優しいから
優しすぎる人は、往々にしてパートナーだけでなく他人に対しても優しいもの。最初のうちはそんな彼の姿を魅力に感じていても、自分がパートナーになると「他の人にまで優しくしないでほしい」と独占欲が出てくる女性は少なくありません。
特に、自分以外の異性に対して彼が優しくしている事実を知ると喧嘩や不仲を招く理由になりやすく、彼が行動を改めないとなると女性は彼に対して不信感を募らせがちです。
♦︎本音を話しているように感じないから
優しすぎる人は自分よりも他人を優先する気質をもっていることが多く、本音を打ち明けないケースも。
自分の意見よりも他の人の意見を尊重するあまりに、本心を誰にも話さなくなっている人も。
友人関係であればあまり気にならなくても、恋人や家族になったあとにもパートナーが本心を話してくれていないと感じると女性は孤独感を抱きがち。
ふたりのあいだにすきま風が吹きやすく、心の距離が離れる原因にもなりやすいでしょう。
優しすぎる人と幸せになるには?
優しすぎる人をパートナーに選んだけれど、思ったほど幸福感が得られないとなれば不幸ですよね。優しすぎる男性と幸せになるための心がけを3つ解説します。
♦︎彼の気持ちを確認する
優しすぎる男性のなかには、自分の本音を打ち明けることを苦手としている人も多いため、パートナーである女性側から彼の気持ちを確認するようにするといいでしょう。
彼が話しやすい環境を整え、責めるのではなく優しく問いかける口調で彼の気持ちを聞き出すようにしてみて。最初のうちはなかなか話してくれないかもしれませんが、何度か根気よく続けていくことで彼が自分の気持ちを話すことに慣れてくる可能性は低くありません。
♦︎彼に「任せること」を増やす
優しすぎる人は、自分よりも「相手がどうしたいのか」を優先する癖がついています。そのため、そんな男性をパートナーとして頼りないと感じるのであれば、彼に「任せること」をわざと増やしていきましょう。
最初は小さなことから始めてだんだんと重要な事柄も彼に任せるようにしていくと、そのうちに彼が主体的に行動し始める可能性は高いですよ。
♦︎彼に「身内意識」を持ってもらう
パートナーが優しすぎる性格で自分以外の女性にも優しくしていることにイライラしてしまうのであれば、我慢をせずにまずは彼に正直な気持ちを話しましょう。
そのときに、彼には「彼女」や「妻」は、他の女性とは異なる存在であることをきちんと認識してもらえればベター。「身内意識」を持ってもらうことができれば、自然とパートナーである女性とそれ以外の女性に対しての態度は変わってくるはずです。
優しすぎる人がパートナーでも幸せになれる♡
優しすぎる人との交際や結婚は、思っている以上にストレスが溜まるのも現実です。けれど、きちんとふたりで向き合っていくことおができれば、ちゃんと幸せになれる可能性は大!
彼の「優しさ」がふたりにとって良い方向に働くように、課題を感じたときにはその都度ふたりで乗り越えていきましょう♡
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並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。