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2024.09.25

三寒四温とは寒い日が3日続いたら暖かい日が4日続く気候のこと|意味や関連語を紹介

三寒四温とは秋の終わりから春にかけて起こる現象で、中国北東部や朝鮮半島などでも見られることが多いようです。日常会話ではどのように使うのか、例文を使って紹介します。

三寒四温とは

三寒四温(さんかんしおん)とは、寒い日が3日間ほど続いた後に、暖かい日が4日間くらい続くことの繰り返しを意味する言葉です。晩秋から早春にかけて見られます。

さんかん‐しおん
晩秋から初春にかけて、3日間くらい寒い日が続いたのちに4日間くらい暖かい日が続き、これを繰り返すこと。中国北東部や朝鮮半島などではかなり規則的な現象としてあらわれる。《季 冬》

出典:小学館 デジタル大辞泉

三寒四温が起こる季節

三寒四温は、元々は中国の東北部や朝鮮半島の北部で冬に見られる気候を指す言葉でした。冬に勢力を増すシベリア高気圧から吹き出す寒気が、7日程度の周期で強まったり弱まったりを繰り返すことから、三寒四温という言葉が生まれたようです。

一方、日本では、冬に「寒い日が3日間ほど続いた後に、暖かい日が4日間くらい続く」といった現象はほとんど見られません。

しかし、早春になると高気圧と低気圧が交互にやってくるため、周期的に気温が変化する様子も見られます。そのため、三寒四温という言葉も、中国や朝鮮半島のように冬を指す言葉としてではなく、早春を指す言葉として使われる傾向があります。

三寒四温の時季に注意をしたいこと

日本では冬から春に変わる季節の変わり目に、「三寒四温」と呼ばれる気候が見られます。暖かい日が続いたと思ったら冬に逆戻りするような寒さが押し寄せるため、気温が安定せず、体調を崩しやすくなる時季ともいえるでしょう。

また、早春は寒暖差が大きい時季です。日中はシャツ1枚で過ごせる陽気でも、朝晩はダウンコートが必要になるほどの寒さを感じるかもしれません。天気予報をこまめに確認し、帰宅時間が遅くなるときは上着を1枚カバンに入れておくようにしましょう。

太陽が注ぐ雪景色のイラスト
(c)AdobeStock

三寒四温は冬の季語

俳句では、立冬(11月7日頃)から立春(2月4日頃)の前日までを「冬」とします。三寒四温は早春の気候を指す言葉ですが、俳句では冬の時季にあたるため、冬の季語として使われることが一般的です。

なお、三寒四温と同じく、春を想起させるものの冬の季語として使われる例として、「小春日和(こはるびより)」が挙げられます。そもそも小春とは陰暦10月のことです。現在の暦では11月中旬から12月中旬にあたるため、「冬」の季語として使われます。

三寒四温が見られる場所

三寒四温は、中国の東北部から朝鮮半島北部、そして日本まで、東アジア広域に見られる現象です。ただし、時季が異なり、中国や朝鮮半島では冬、日本では早春に見られることが多いとされています。

また、韓国語では「三寒四温」と同じ漢字で表現されますが、中国語では「三寒四暖」と表記されます。

三寒四温以外の季節を表す四字熟語

三寒四温以外にも、季節を表現する四字熟語は多数あります。

そのなかでも春に関連する熟語や、春を想起させる熟語を集めました。例文も紹介しますので、ぜひ日常会話のなかで使ってみてください。

ビルと鳥のイラスト
(c)AdobeStock

小春日和

小春日和は、陰暦10月頃に見られる穏やかな春のような気候のことです。晩秋から冬にかけて陽気が続いたときは「小春日和」と表現されます。

・小春日和が終わり、本格的に冬が始まった

・昨日まで木枯らしが吹いていたのに、今日は一転して穏やかで暖かくなった。小春日和というのだろうか

なお、小春日和は冬の季語ですが、春日和(春らしい日)は春の季語です。

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一陽来復

「一陽来復(いちようらいふく)」とは、冬が去り春が来ること、あるいは新年が来ることを意味する言葉です。

・一陽来復の春。気持ちも新たにして頑張ろう

・一陽来復。今年もお世話になります

また、悪いことが続いた後、ようやく物事がよい方向に向かうことも「一陽来復」と表現することがあります。

・昨年は困難が続いたが、一陽来復、これからはいいことしか起こらないと信じたい

・一陽来復を願って、お祈りをした

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春愁秋思

「春愁秋思(しゅんしゅうしゅうし)」とは、「春愁」と「秋思」が組み合わさった言葉です。春愁とは、春の季節になんとなく侘しく気持ちがふさぐことです。また、秋思は、秋に感じるものさびしい思いを指します。

・春は気候が穏やかで過ごしやすいはずだが、春愁秋思といわれるように、なんとなく気持ちがふさいでしまう

・春は新しい環境が不安になり、秋はこれから迎える冬を思うと寂しくなる。春愁秋思、人の心はいつまでも穏やかではいられないものだ

春風駘蕩

「春風駘蕩(しゅんぷうたいとう)」とは、春風がのどかに吹く様子のことです。

・春風駘蕩たる穏やかな日和だ

・暑すぎも寒すぎもせず、気持ちの良いそよ風が吹いている。まさに春風駘蕩だ

また、春風駘蕩は、物事に動じず余裕のある様子や、ゆったりとのんびりしている様子を指して使われることもあります。

・部長は春風駘蕩たる大人だ。あのような人になりたい

・彼女には春風駘蕩とした落ち着きがある

川と空の写真
(c)AdobeStock

花鳥風月

「花鳥風月(かちょうふうげつ)」とは、自然の美しい風物のことです。

・花鳥風月を愛でて、穏やかに生きていきたい

・いわゆる観光名所ではないが、独特の花鳥風月を楽しめる素敵な場所だ

また、風雅な趣を楽しむことも「花鳥風月」と表現することがあります。

・毎日忙しく、花鳥風月を楽しむ余裕がない

・花鳥風月をテーマにした展覧会をしているそうだ

春日遅遅

「春日遅遅(しゅんじつちち)」とは、春の日のうららかでのどかな様子です。また、春の日の穏やかで暮れるのが遅い様子を指すこともあります。

・春日遅遅の休日を過ごせたよ

・春日遅遅として進まず、一日が長く過ごせるようになった

春の到来を告げる「三寒四温

三寒四温の現象が見られるようになると、日本ではいよいよ春が始まるといえます。春は変化の時期です。ご自身や家族の進学や就職で、生活が大きく変わる人もいるでしょう。

また、生活だけでなく気候も大きく変わるため、体調を崩しやすい時期でもあります。出かけるときは1枚上着をカバンに入れたり、規則正しい生活を心がけたりすることで、健康に過ごしていきましょう。

メイン・アイキャッチ画像:(c)Adobe Stock

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