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2024.07.04

「古今東西」の意味について解説!読み方や日々に役立つ四文字熟語も紹介

「古今東西」とは、「いつでもどこでも」という意味を表す四字熟語です。「ここんとうざい」と読み、時間と空間、すべての範疇を網羅していることを意味します。「古今東西」と似た意味をもつ四字熟語も紹介するので、ぜひ日常生活やビジネスに役立ててください。

「古今東西」の意味と読み方

「古今東西」は「ここんとうざい」と読みます。「古今」とは、古くから今までの時間の流れを表す言葉です。また「東西」は空間の広がりを意味しています。

ここん‐とうざい
昔から今までと、東西四方のすべて。いつでも、どこでも。「古今東西に類を見ない事件」

出典:小学館 デジタル大辞泉

これらの語句で構成される「古今東西」は、2つの意味が重なり合った四字熟語です。時間と空間、すべての範疇を網羅していることを示します。古くからありながら、現代の日常生活やビジネスシーンでも活用機会が多い表現です。

「古今東西」を使った例文

「古今東西」は、主に以下のように使用します。昔から今まで、また空間の広がりすべてを網羅している出来事を指す際に活用してみてください。

・古今東西探しても、これほど魅力のある車は見つからないよ
・そんな食べ方をするなんて、古今東西聞いたこともない
・人が自由になりたいと思うのは、古今東西変わりがないことだよ
・古今東西、親から子への愛情は変わりがないものではないでしょうか
・その事実は古今東西の歴史が証明しています

「古今東西」と似た意味をもつ四字熟語

四字熟語とは、4つの漢字で構成されている熟語のことです。「古今東西」のように2つの語句の組み合わせもあれば、「一期一会」や「一石二鳥」のように、関連する4つの漢字で成り立つものもあります。

「古今東西」と似た意味をもつ四字熟語には、以下の2つが挙げられます。

・古往今来(こおうこんらい)
・四方八方(しほうはっぽう)

それぞれの意味を知り、言葉の幅を広げていきましょう。

時計の上を歩いているたびびと
(c)Adobe Stock

古往今来(こおうこんらい)

「古往今来」とは、昔から今に至るまで長い間継続されていることを表す四字熟語です。「古往」には昔や「いにしえ」といった意味合いがあります。いにしえは「古え」と書き、過ぎ去った古い時代を表す言葉です。

また、「今来」は「今に至るまで」という意味をもち、こんらいではなく「きんらい」と読むこともある言葉です。

「古今東西」が時間の長さと空間の広さを表すのに対し、「古往今来」は時間のみにフォーカスしています。そのため、以下のように場所を限定するフレーズに用いるのが特徴です。

・古往今来、人がいるところに争いは尽きないが、平和を求める心は変わらないはずだ
・古往今来、我が社では人材第一を経営理念としている

それぞれの漢字を入れ替えた「今来古往(こんらいこおう)」という四字熟語があることも、あわせて覚えておきましょう。

四方八方(しほうはっぽう)

「四方八方」は、周囲すべてへの広がりを表す言葉です。「あちらこちら」のように、いろいろな方向や場所を示す際に用いられます。

「四方」は東西南北、「八方」はそこへ北東や北西、南東、南西を加えた8つの方角を意味します。「古今東西」よりも空間の広がりが大きな四字熟語です。

意味するのは方向のみで、時間軸には言及していないという違いもあります。日常生活やビジネスシーンでは、以下のように用いることが多いでしょう。

・四方八方手を尽くしたが、彼の行方は分からなかった
・道路が四方八方に通じた利便性の高い街である
・相手チームに四方八方を囲まれたにも関わらず、ドリブルで逃げるプレイはさすがだった
・ビジネスを円滑に進めるには、四方八方に気を配る意識が重要だ

「古今」や「東西」を使った四字熟語

時間の流れを表す「古今」や、空間の広がりを意味する「東西」を使った四字熟語には以下のようなものがあります。

・古今独歩(ここんどっぽ)
・古今無双(ここんむそう)
・東西南北(とうざいなんぼく)

四字熟語は物事を簡潔に伝えたいときに便利です。自分の考えやその場の様子を的確に表現できます。「古今東西」の意味をふまえ、それぞれの語句について理解を深めていきましょう。

コンパスを持っている手元
(c)Adobe Stock

古今独歩(ここんどっぽ)

「古今東西」と同様に、「古今」は昔から現在までの時間の流れを意味しています。また「独歩」は他に並ぶものがないほど優れていることを表す言葉です。自力で事をなすことや、1人歩きなどの意味合いももちます。

2つの言葉が組み合わさった「古今独歩」は、昔から今に至るまで、比べるものがないほど優れた様子を表す四字熟語です。以下のように、そのすごさや素晴らしさを伝える際に用いることが多いでしょう。

・彼はマーケティングにおいて古今独歩といえる戦略を考え出した人物だ
・その見識の深さと優れた探求心において、彼女は古今独歩の学者と呼ばれた

古今無双(ここんむそう)

「無双」は2つと並ぶものがないほど優れていることを表す言葉です。「双」には並ぶ、匹敵するという意味合いがあります。「独歩」と似た意味合いをもち「古今無双」も「古今独歩」と同じように用いることができる表現です。

・その演奏は会場のすべての観客を魅了した。彼女こそが古今無双のピアニストだ
・企業に立ちはだかる難題を解決した彼は古今無双の人物といえる

東西南北(とうざいなんぼく)

日常生活で用いることが多い「東西南北」も四字熟語のひとつです。東・西・南・北の4つの方角に限らず、すべての方角を意味する言葉として使用できます。「古今東西」のように時間軸の縛りがないぶん、活用シーンの多い言葉といえるでしょう。

・そのイベントには東西南北から彼のファンが集結した
・東西南北どこを探しても彼女のような逸材は見つからないよ

「古今東西」の意味を理解し正しく使おう

「古今東西」は、「古今」と「東西」2つの言葉から成る四字熟語です。昔から今までの時間の経過や、空間の広がりを意味します。

似た言葉も多いため、使用する際は正しい意味を理解することが大切です。その他の四字熟語について知れば、会話の幅も広がるはず。自分の考えや状況を、よりわかりやすく相手に伝えることができるでしょう。

「古今東西」の意味を正しく理解し、ぜひ日常生活やビジネスシーンで活用してみてください。

メイン・アイキャッチ画像:(c)AdobeStock

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