目次Contents
チョコレートのカロリーをチェック
チョコレート100gあたりのカロリーを見ていきましょう。
カロリー | |
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ミルクチョコレート | 550kcal |
ホワイトチョコレート | 588kcal |
板チョコレート1枚の重さは一般的に50gほどなので、このカロリーの半分程度と考えて問題ありません。
チョコレートの糖質と脂質量もチェック
チョコレート100gあたりの糖質と脂質量も見ていきます。
糖質量 | 脂質量 | |
---|---|---|
ミルクチョコレート | 51.9g | 34.1g |
ホワイトチョコレート | 50.3g | 39.5g |
ホワイトチョコレートは、カカオ豆に含まれる油脂分である「ココアバター」をベースに作られています。そのため脂質量がミルクチョコレートよりも高めです。
市販の板チョコレートのカロリーを比較
市販されている板チョコレートのカロリーも見ていきましょう。2024年6月現在、公式HPに記載されている情報を元に、1枚あたりのカロリーを記載します。
カロリー | |
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ロッテ ガーナミルク(50g) | 278kcal |
ロッテ ガーナローストミルク(50g) | 291kcal |
ロッテ ガーナホワイト(45g) | 279kcal |
ロッテ ガーナブラック(50g) | 287kcal |
ロッテ クランキー(45g) | 246kcal |
明治ミルクチョコレート(50g) | 283kcal |
明治ハイミルクチョコレート(50g) | 289kcal |
明治ホワイトチョコレート(40g) | 235kcal |
明治ブラックチョコレート(50g) | 288kcal |
どれも50g前後で、200〜300kcalの間ですね。
ダイエット中もチョコが食べたい! 押さえておきたいコツ
200kcalを超えないように食べる
農林水産省の「食事バランスガイド」では、菓子や嗜好飲料の摂取目安量を1日200kcal程度としています。性別や年齢、1日の活動量によって適量は異なるものの、200kcalはおおよその目安とできる数字。チョコレートを間食で食べるのなら、これを超えないようにしましょう。
ただし、消費しきれなかったカロリーは脂肪として体に蓄えられるので、チョコレートの摂取量が200kcal以内であっても、他で高カロリーな食事をしていれば当然太る可能性は高くなります。
チョコレートだけのカロリーにとらわれず、総摂取カロリーは常に視野に入れておいてくださいね。
高カカオチョコレートを選ぶ
高カカオチョコレートには血糖値の上昇を抑えたり、腸内環境を整えたりするカカオポリフェノールが豊富。カカオポリフェノールには抗酸化作用もあるため、老化の原因のひとつである活性酸素を抑え、アンチエイジング効果も狙えます。
通常、高カカオチョコレートはカカオ濃度70%以上のものを指します。ダイエット中の間食として取り入れる場合は、ミルクチョコレートやホワイトチョコレートではなく、カカオ濃度が高いチョコレートを選びましょう。
ただしカロリーだけでいうと、高カカオチョコレートもミルクチョコレートもそれほど大差はありません。ミルクチョコレートよりもダイエット向きではありますが、食べ過ぎには注意が必要です。
ホワイトチョコレートを避ける
カカオ豆に含まれる油脂分「ココアバター」が主原料のホワイトチョコレートは、食物繊維が豊富なカカオマスは取り除かれています。
一言でいうならば、ホワイトチョコレートは「砂糖と脂の塊」。美容や健康効果が期待できるポリフェノールはほとんど含まれていないのです。
ホワイトチョコレートも高カカオチョコレートもカロリーはそれほど変わりませんが、ダイエットにプラスになる効果が期待できる高カカオチョコレートと比較し、ホワイトチョコレートは確実に「太りやすい」といえるでしょう。
小分けのチョコレートで食べ過ぎを防ぐ
高カカオチョコレートがダイエット向きといえど、イコール「いくら食べても太らない」という意味ではありません。カロリーを含む以上、食べ過ぎてしまえばそれは体重増加につながります。
そこでダイエット中は、小分けになった高カカオチョコレートを選ぶようにしましょう。
板チョコタイプや箱に入ったチョコ菓子は、一度開封するとなくなるまで手が止まらなくなってしまうもの。小分けになったチョコレートを1日何粒までと決め、その日食べる分だけを小さめのジップ付き袋に入れるなどして食べる量をコントロールしましょう。
チョコは嗜好品です。食べるならルールを守りながら取り入れることを忘れないでくださいね。
チョコを食べるなら高カカオチョコレートを
チョコレートはダイエットの敵!と思っていた方は意外だったかもしれません。カカオ濃度70%以上の高カカオチョコレートなら、計画的に食べればダイエット中も決して食べていけないものではありません。小腹が空くランチ後〜夕食前の間や集中力が切れやすいタイミングで、ひと粒をじっくり食べることをおすすめします。
りの
栄養士・運動実践指導者・ダイビングインストラクターとしてフィットネス業界に10年勤務。趣味は筋トレと海外旅行(渡航国数50カ国以上)。現在はWebライターとして世界中でノマドライフを満喫中。著書『拝啓、世界であわてふためく女子たちへ』。