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【女性100人に聞いた】上司から「何食べたい?」と聞かれたときの返答どうしてる?
部下をご飯に誘う上司は、食事を通してコミュニケーションを深めたいと考えていることが多いようです。「何食べたい?」と聞かれたときに、感じのいい返答ができれば、その後の食事も円満に進むはず。アンケート結果で見えた、それぞれの〝ベストアンサー〟をチェックしましょう。
※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
上司のおすすめを聞く
上司と食事に行くとなれば、ご馳走してもらうこともあるでしょう。ただ、相手によって食事の予算は異なるため、なかなか自分からお店を提案しにくいことがあります。そんなときは、上司に「どこか美味しいお店知ってますか?」「おすすめのお店があれば紹介してほしいです」などと返答するのが、いちばん無難です。
「おすすめのお店があれば、そちらに連れて行ってほしいです」(30代・岡山県)
「おまかせします」(30代・兵庫県)
「その上司の方がハマってる食べ物を聞いて、そこに行ってみたいですと答える」(30代・埼玉県)
「特に思いつかないですけど、○○さんはどうですか? と一旦聞き返す」(20代・広島県)
「お腹空いてるんで全部美味しそうに見えますー、とか、〇〇さんは食べたいものありますか? とか会話しながら相手が何食べたそうか探る」(30代・茨城県)
「何がお好きですか? と聞く」(30代・埼玉県)
「上司に任せる」(20代・埼玉県)
そのとき食べたいものを伝える
上司からのお誘いならば甘えてしまえ! ということで、自分が今本当に食べたいものを伝えてみるのも悪くはありません。もしも相手が難しいと感じたならば「ちょっとそれは~!」と、笑いながらごまかしてくれるかもしれません。そんな会話をしておけば、きっと緊張もほぐれるでしょう。
「食べたいものを言って、相手の食べたいものも聞く」(30代・三重県)
「食べたいものを素直に言う」(30代・東京都)
「その日食べたいものを言う」(30代・東京都)
「素直に食べたいものを答える」(30代・北海道)
「その時の気候などから、~はどうですかね? と質問形式で答える」(30代・群馬県)
苦手なものを伝える
せっかく食事に誘ってもらっても、自分の苦手な食べ物やアレルギーがある物が出てきて食べられなかった… となると険悪な雰囲気になってしまうおそれが。お互い気まずくならないためにも、伝えておいた方がいい情報は遠慮なく伝えるようにしましょう。
「アレルギーがあって魚介類が食べられないのですが、それ以外ならなんでも嬉しいです」(30代・神奈川県)
「何か苦手なものがないか、確認して伝える」(30代・奈良県)
「自分が嫌いな食べ物(アスパラやパクチーなど)がメインだったり、男性のお客さんがメインの居酒屋だったり、予約制の高級レストランだったりしなければ、何でもいいです」(30代・兵庫県)
和食
年齢が離れた上司にも提案しやすいのか、困ったときは和食でOK! という人も多いよう。和食と一口に言っても、懐石やお寿司、天ぷら、うなぎなどバリエーションが豊富ですし、どの地域でも探しやすいジャンルなのも嬉しいところ。
「和食」(30代・神奈川県)
「お寿司が食べたいですという」(30代・茨城県)
「お寿司が食べたい」(20代・大阪府)
「丼もの」(30代・富山県)
「うなぎ」(30代・東京都)
「とんかつ」(30代・三重県)
麺類
「麺類」も、ラーメン、うどん、蕎麦、パスタなど幅広い選択肢があるので候補として優秀ですよね。その中から相手が望むものを選んでもらえば、何も考えず人任せにしていると思われる心配もないでしょう。
「うどん」(30代・兵庫県)
「ラーメン」(30代・新潟県)
「パスタ」(30代・和歌山県)
「蕎麦」(20代・滋賀県)
「米か麺かパンのうちなら、麺がいいです」(30代・千葉県)
「麺類」(20代・岡山県)
肉類
お腹がすいているなら「がっつりお肉でも食べませんか?」と提案してみるのもアリ。こちらも焼肉、しゃぶしゃぶ、やきとり、鉄板焼きなど選択肢はたくさんあるので、相手の好みを聞いてお店を提案しましょう。
「お肉」(20代・茨城県)
「お肉が食べたいです。一緒にスタミナつけに行きましょうよ~」(30代・秋田県)
「ハンバーグか唐揚げ」(30代・愛知県)
「お肉がいい。焼肉」(30代・岐阜県)
「すき焼き」(20代・福岡県)
「焼肉」(30代・長野県)
手軽な物
お互いの好みがわからず不安という場合は、いろんなジャンルのメニューを楽しめるファミレスやファーストフードならば安心。かしこまった雰囲気もなく、お互い好きなものを選べるのが嬉しいですね。夜遅くまで営業しているお店が多いので、少し話し込んでしまっても問題ありません。
「ファーストフード」(20代・神奈川県)
「職場近くにあるお店で食べられる手頃なもの」(30代・大阪府)
「ファミレスでいい」(30代・秋田県)
「種類がたくさんあるファミレス」(30代・千葉県)
上司から「何食べたい?」と聞かれたときの返答で気をつけるべきポイント
ここまで紹介してきた内容で、みなさんが上司から食事に誘われたときにどのような返答をしているかわかりました。では、ここからは逆に「言わない方がいい答えと気をつけるべきポイント」をご紹介します。
「なんでもいい」と言わない
特に食べたいものが思いつかないときに、「なんでもいい」と言ってしまう人は多いでしょう。ただ、あなたに悪気がなかったとしても、相手からはあまりいい印象を抱かれないおそれがあるので要注意。なんでもよかったとしても、即答せずに考える姿勢を見せましょう。
「なるべく具体例を出す!」(20代・大阪府)
「なんでもいいですと言わないこと」(20代・神奈川県)
「なんでもいいとは言わず、ざっくりとした食べたいものを言う」(30代・大阪府)
「抽象的なことは言わない。ハンバーグや寿司など、食べたいジャンルを言うようにする」(20代・愛知県)
「丸投げ感を出さない」(20代・広島県)
「人任せにしない」(30代・千葉県)
「何でもいいはできるだけ言わないようにしている」(30代・京都府)
相手の意見も聞く
食べたいものがパッと浮かばないときは、相手の意見も取り入れながら一緒に考えていくスタイルをおすすめします。 スマホでお店を検索して「この辺のエリアだと〇〇が有名らしいですけど、どうですか?」とサポートしつつ、相手の意見も尊重しながらお店選びができれば完璧ですね。
「相手にも何を食べたいですか? と聞く」(30代・三重県)
「予算や上司のタイプにより店が変わるので、興味がある感じを出しつつも上司の意向で最終的に決めるようもっていきます」(30代・千葉県)
「上司が食べたいと思っているものがすでに存在している可能性もあるため、あまり幅を狭めず具体的なメニューやジャンルに絞らないようにしている」(30代・神奈川県)
「食べたいものありませんか? と聞き返して相手の意見を聞く」(30代・宮崎県)
「相手の食べたいものも聞く」(20代・広島県)
伝え方に気をつける
あなたからのひとことがきっかけで、関係がギクシャクしてしまう可能性もあります。「図々しくならないよう謙虚に答えるようにしている」「正直一緒に食事をしたくはないが断りづらいので、それを感じさせないような返答をする」など、たとえ相手を苦手に思っていたとしても、目上の人と関わる意識を持つことも大事です。
「不快にさせる言い方にならないようにする」(20代・神奈川県)
「言い方に気をつける」(20代・東京都)
「厚かましくならないように」(30代・三重県)
「言葉づかいに気をつける」(30代・東京都)
「自分中心の回答はしない」(30代・埼玉県)
「上司の機嫌を損ねないように、せっかく誘ってくれた相手の気持ちを考え返答します」(30代・岡山県)
「粗相がないように、機嫌を損ねないようにする」(30代・埼玉県)
価格を意識
いくら上司といえども、相手から提案してこない限り「高級店に行きたい」という雰囲気を出しすぎるのはご法度です。昇進や退職など何か特別なイベントがあるときならいいかもしれませんが、それ以外では控えておきましょう。
「あまり高額すぎる店は避ける」(20代・神奈川県)
「高すぎず安すぎず」(30代・兵庫県)
「価格を考える」(30代・神奈川県)
「高価すぎないもの」(30代・神奈川県)
「高級なものを選ばない」(30代・埼玉県)
「金額が高くなりすぎないようにすること」(30代・茨城県)
店選びのしやすさ
あれもこれもと候補を出しすぎても相手を困らせてしまうため、2~3つくらいに止めておく方が無難かもしれません。行きたいお店がたくさんありすぎるなら、雰囲気やジャンルで絞ってみては? たとえば「がっつり系がいいです」や「個室で雰囲気がいいお店だと嬉しいです」など、行きたいお店の共通点を見つけてみましょう。
「あまり店選びに困らないように食べたいものを選ぶ」(30代・京都府)
「マニアックすぎない」(30代・千葉県)
「たくさんあるお店」(30代・千葉県)
「お互いに好きなものが選べるようなお店を選択できるように、気をつけて返答している」(30代・群馬県)
「遠すぎる場所は控える」(30代・北海道)
上司との食事中に気をつけるべきことも紹介
仕事上で食事をする機会が増えると、自分の食事マナーが気になる人もいるでしょう。大切な場であるなら、しっかりとマナーを心得ておきたいですよね。ここでは、「上司との食事中に気をつけるべきこと」をピックアップ。アンケート結果を交えながら紹介します。
マナー
社会人として、食事のマナーは大事です。相手に対する気遣いにもなりますから、習得しておくのが望ましいでしょう。とはいえ、実際にマナーを学ぼうとすると細かい注意事項が多く、覚えられないと悩んでいる人もいるかもしれません。難しすぎてわからないと感じるようなら、『姿勢を正して食べる・咀嚼音を立てずに食べる・口の中に食べ物があるときは喋らない』などの必要最低限だけでも、しっかりと押さえておきましょう。
「食べながらしゃべらない」(30代・和歌山県)
「汚い食べ方にならないように」(20代・広島県)
「会話の流れで調べ物をする以外、スマホを見ない」(30代・神奈川県)
「基本的なマナーや会話を提示するようにしている」(20代・神奈川県)
「マナーはしっかりと。会話を楽しんでご飯もしっかり食べる」(30代・京都府)
「作法に気をつける」(20代・神奈川県)
「残さず食べる。少なめに注文する」(30代・兵庫県)
「とにかくきれいに食べる」(30代・東京都)
気づかう
不快にさせないように、といった気づかいはもちろんのこと、食事中にグラスの空き具合を確認するなど具体的な行動も取れると素晴らしいですね。そのような細かい気づかいが、あなたの視野の広さの評価につながるかもしれません。どのように気遣いをしたらいいのかわらない場合は、「何かお困りのことはありますか?」と率直に質問してみましょう。
「飲み物が空いたら聞く」(30代・京都府)
「お酒がある場合はグラスの空き具合。ランチなどの場合は、食べるペースを上司に合わせること」(30代・千葉県)
「気が利くように意識する」(30代・和歌山県)
「気を配る」(30代・埼玉県)
「グラスが空いてないか、お皿が空になってないかを確認しながら食べる」(30代・宮崎県)
「料理を美味しく頂きながらも、上司のグラスは空いてないか気をつける」(30代・秋田県)
「不快な思いにさせないこと」(30代・神奈川県)
「無礼なことを言わない」(30代・神奈川県)
上司をたてる
無理をして過剰に上司を褒めたり、ゴマを擂る必要はありませんが、上司をたてることで得られるメリットもあります。普段、会社では見せにくい姿勢の積み重ねが、信頼関係を作り上げるきっかけになるのです。
「上司より先に食べない。上司より高いものは食べない。ちゃんとご馳走さまを言う」(30代・千葉県)
「上司より早く食べない」(30代・兵庫県)
「先にお箸をつけない」(20代・福岡県)
「先に食べない、食べ過ぎない」(30代・北海道)
「先に食べない食べ終わらない」(30代・宮城県)
「食べるペース」(30代・奈良県)
「相手のペースに合わせる」(30代・山形県)
楽しく食事をする
上司と食事をする際は、少しオーバーでも構いませんので「とても美味しいです」「これを注文してよかった!」など嬉しさや楽しさの感情を表すと、きっと上司も「この子を誘って良かった」と安心してくれるはず。美味しいご飯を囲んで、親睦を深めてみましょう。
「つまらなさそうにしない」(30代・長野県)
「笑顔を絶やさない! 美味しいって言う」(20代・大阪府)
「美味しそうに食べる」(30代・東京都)
「ひたすら話を聞いて相槌。楽しそうにする」(30代・愛知県)
「上司の話を興味持ってよく聞いて質問したりすること」(30代・茨城県)
「上司があまり美味しくないという反応を見せていても、自分自身は美味しくないという反応をしないようにする」(30代・神奈川県)
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最後に
上司は「せっかく食事に行くなら、部下を楽しませたい」「美味しいものを食べさせてあげたい」とお店選びを前向きに考えていることが多いでしょう。ふたりの間にある程度の信頼関係が築けているのなら「何が食べたい?」と聞かれたときは、食べたいものを素直に伝えてみてもOK。上司も部下に甘えられるのも悪くはない、と思っているはずです。
とはいえ、親しき仲にも礼儀あり。お互いの立場を理解して、食事中の気づかいやマナーには抜かりなく過ごしましょう。結果的に、好感度もアップするかもしれませんしね。今後に繋がる関係性を築くためにも、有意義な時間を過ごせるといいですね。
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