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2023.10.05

職場の上司や先輩に「ご馳走様でした」とメールで伝える際の注意点を紹介

職場の上司や先輩に食事をご馳走になったら、「ご馳走様でした」をメールで伝えるのがマナーとされています。どのように作成すればいいのかわからないという人は、ぜひ本記事を参考にしてください。注意点も紹介します。

「ご馳走様でした」のメールは作成しづらい?

職場の上司や先輩に食事をご馳走してもらった後、お礼のメールをどう書けばいいか、迷うことはありませんか? 業務連絡などで送るメールのように書くのは堅苦しく感じますが、かと言って、フランクになり過ぎるのも不安に感じ、なかなか作成が進まないという人もいるかもしれませんね。

「ご馳走様でした」を伝えるメールはポイントを押さえておくと、作成しやすくなります。例文も紹介しますので、参考にしてみてください。

「ご馳走様でした」のメール、作成のポイントは?

まずは「ご馳走様でした」のメール作成で知っておきたいポイントから紹介します。作成前に、次に挙げることを把握しておいてくださいね。

1:メールを送るのは早めがベター

「ご馳走様でした」も含め、相手にメールでお礼を伝える際は、可能な限り早く送ることをおすすめします。上司や先輩と別れた後、自宅に着くまでの電車やバスで、メールを作成して送るといいですね。それが難しい場合は、できるだけ早めに送るようにしましょう。

2:「ご馳走様でした」を伝えるタイミングとは

「ご馳走様でした」は、相手に対する敬意と感謝を表す大切なフレーズです。そのため、伝えるタイミングも意識するようにしてください。食事を終えたら、相手に直接「ご馳走様でした」を伝えるといいですね。その際、「おいしかったです」の言葉を添えると、より気持ちが伝わります。

また、ビジネスランチやディナーなど、仕事が関連した会食の場合は、さらに「お時間を割いていただき、ありがとうございました」の言葉も添えるといいでしょう。

食事のテーブル
(c)Adobe Stock

「ご馳走様でした」メールで避けるべきこととは?

ここからは、「ご馳走様でした」のメールで避けるべきことを紹介します。

1:フランク過ぎるのはNG

上司や先輩がフランクに接してくれたとしても、友人や同僚に送るようなメールにするのはNG。気持ちを切り替え、ていねいに敬意や感謝の気持ちを伝えるようにします。

また、儀礼的に「ご馳走様でした」とだけ伝えるのも避けましょう。反応が素っ気ないと感じさせ、相手をがっかりさせるかもしれません。「ご馳走様でした」以外に、料理やお店、会話の感想などを添えるといいですね。喜ぶ気持ちがよりしっかりと伝わるはずです。

2:お店や料理を評価すること

メールで、お店や料理を評価することも避けましょう。評価をすると、上から目線な印象になり、相手がよく思わない可能性があります。書くのであれば、感想がいいですね。

例えば「接客が一流でした」「肉の質がよく、さすが一流店です」のように書くと、そのつもりがなくても、評価をしているように見えるかもしれません。しかし、「お肉がとてもおいしかったです」や「接客の仕方に感動しました」だと、素直な感想という印象になり、相手も好感を持つでしょう。

3:「次は割り勘でお願いします」はNG

「ご馳走様でした」を伝えるメールということもあり、「次は割り勘でお願いします」のように書きたくなるかもしれません。しかし、相手によっては、これをプレッシャーに感じたり、気分を害したりということも。特に上司に対して、「割り勘で」とお願いするのは失礼にあたります。

「ご馳走様でした」のメールでは、「おいしいお店を見つけたので、次もご一緒してください」のように書くと、相手は喜んでくれるでしょう。

乾杯をする手
(c)Adobe Stock

「ご馳走様でした」のメール、例文を紹介

ここからは、「ご馳走様でした」をメールで伝える場合の例文を見ていきましょう。相手別に紹介しますので、参考にしてくださいね。

上司に送る例文

《例文》
○○部長、先ほどはご馳走になり、ありがとうございました。○○部長がおすすめしてくださった料理がとてもおいしくて、感動しました。○○のお話がとても勉強になり、私にとって特別な時間になったと感じています。またご一緒させてください。

「ご馳走様でした」メールは、最初にお礼を伝えます。そのあとに料理やお店、会話の内容などに触れるといいですね。

先輩に送る例文

《例文》
○○先輩、昨夜はご馳走様でした。先輩がおすすめされるだけあって、とてもおいしいお料理ばかりで、私も常連になりそうです。次は、私の好きなお肉料理のお店を紹介させてください!

先輩に送る「ご馳走様でした」のメールは、上司に送る内容よりもフランクになっていいでしょう。締めの文章は、「また誘ってください」としてもいいですが、「今度はこちらから誘う」ということを感じさせる一文を入れると、相手は喜んでくれるのではないでしょうか?

自分が「ご馳走様でした」のメールをもらったら?

自分が誰かにご馳走し、「ご馳走様でした」のメールをもらったらどうすればいいでしょうか? 返信の仕方を見ていきましょう。

同僚や後輩なら、フランクな返信でOK

相手が同僚や後輩であれば、「どういたしまして」のように、フランクに返信するといいですね。「また行こうね」や「今度は○○さんの好きなお店を紹介してね」のように伝えると、より親密度が増すかもしれません。

取引先やお客様の場合は、「お口に合いましたでしょうか?」のように尋ねることをおすすめします。相手の反応が良ければ、喜んでもらえたと考えていいでしょう。

相手が「おいしかったです」のように返してくれたら、「お口に合ったようで安心いたしました」や「喜んでいただけたようで嬉しいです」と返すと、こちらの気持ちもより伝わるはずです。

「お粗末様でした」はNG

「ご馳走様でした」のメールを受け取ると、つい「お粗末様でした」と返したくなるかもしれませんが、これはNG。なぜなら、「お粗末様でした」は、自分が作った料理を食べてもらった場合に使うフレーズだからです。外食やケータリングなどで食事をご馳走した際に使うのは適しませんので、注意してくださいね。

一緒に働く人たち
(c)Adobe Stock

おわりに

上司や先輩に食事をご馳走になったら、その場できちんとお礼を伝えたあと、メールでも再度伝えるといいですね。メールでは、儀礼的に「ご馳走様でした」と伝えるのではなく、お店や料理、会話のことに触れるのがベター。どんな料理がおいしかったか、何が楽しかったかなど具体的に触れ、相手に感謝の気持ちを伝えましょう。「ご馳走様でした」メールは、ご馳走になったあと早めに送ります。遅くとも翌日中(翌出勤日中)には送るようにしてください。

TOP画像/(c) Adobe Stock

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