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2023.07.16

気持ちが伝わる送別メッセージとは? 実際に使える例文を紹介!

お世話になった上司が異動する時など、感謝を伝える送別メッセージを送るシチュエーションってありますよね。気持ちをきちんと伝えたいけれど、失礼があってはいけないので、最低限のマナーは押さえておきたいところ。そこでこの記事では、上手なメッセージの伝え方を紹介します!

送別メッセージの基本

誰かの引退や職場の異動などで、送別のメッセージを贈ることはよくありますよね。そんな時、何を書けばいいのかわからずに悩んだ経験はありませんか?

マナーに関する書籍などを見ると、定型のメッセージが紹介されています。そのような定型のメッセージは、どんなシチュエーションでも使えるという汎用性がある一方で、誰でも知っている内容なので、今ひとつ気持ちが伝わりにくい場合もあるでしょう。

相手にあなたの気持ちをしっかりと伝えるためには、その人にだけ関することを加えるのがポイントです。相手の人柄や、仕事中のエピソードを交えながらメッセージを書けば、より気持ちが伝わりやすくなりますよ。

上司へのメッセージの注意点

送別メッセージを贈る際、相手によって注意すべき点が変わります。上司や先輩など、目上の人にメッセージを贈る場合には、言葉のもつ目線に注意しましょう。

たとえば「がんばってください」。言い換えれば「努力してください」ということになり、相手によっては「今、努力が足りていないので、今後はもっと努力しましょう」というような上から目線のニュアンスで受け取られてしまうことがあります。もし、「がんばって」と言いたい場合には「ご活躍を祈っております」といった言い方がいいでしょう。

また「ご苦労さまです」も避けましょう。「ご苦労さま」という言葉は、一般的に目下の人をねぎらう時に使用する言葉とされているため、上司や先輩など目上の人に使うと相手に不快な思いをさせてしまうことになるのです。これは送別メッセージだけでなく、日常でも気をつけたいことですね。外回りから帰ってきた上司に「ご苦労さまです」と言ってはいないでしょうか? 「お疲れさまでした」と言い換えるようにしましょうね。

メモを渡す
(c)Shutterstock.com

相手別の送別メッセージを紹介!

では、ここからは相手やシチュエーション別におすすめのメッセージ文を紹介しますね。

1:上司や先輩への送別メッセージ

「○○さんにはさまざまなシーンでいつも助けていただきました。新しい場所でのご活躍を心よりお祈りしています」

「○○さんにはいつもていねいにご指導いただき、たいへん感謝しております。益々のご活躍をお祈りしています」

上司や先輩など、目上の人が退職して、別の職場に行く際の送別メッセージの例です。伝えたいのは感謝の気持ち。何をしてもらったのかを簡潔に述べたあと、その後について「活躍をお祈りします」と言って送り出しましょう。

すでに述べましたが、「ご苦労さまでした」はNG。「お疲れさまでした」も同様の理由であまり適切だとはいえません。

2:同僚への送別メッセージ

「入社からこれまでの3年間、公私ともに切磋琢磨し、成長し合えたこと、本当に感謝しています。新しい職場でも持ち前の明るさと前向きさで活躍してくれると信じています」

「一緒のチームでやってきた3年間、時には意見が衝突して、ぶつかり合うこともありましたが、とても勉強になりました。共に働けなくなるのは寂しいですが、また食事などに行きましょう」

同僚の場合には、労いの気持ちを伝えるといいですね。同じ職場で働いた思い出や、「寂しい」という正直な気持ちを伝えてもかまいません。最後は、前向きな言葉で送り出すようにしましょう。

ピンク系の花束
(c)Shutterstock.com

3:異動する部下への送別メッセージ

「○○さんの明るい笑顔には、いつも元気をもらっていました。新しい部署でも、その笑顔を絶やさずに周囲を巻き込んでがんばってくださいね!」

「人が気付かないような細かな気遣いができるところには、いつも感心していました。本当にありがとう。これからもあなたらしくがんばってください」

部下の場合には「ご苦労さま」「がんばって」などの表現を使っても問題ありません。異動を命じられて不安に思っているかもしれませんので、いいところを伝えてあげたいですね。

4:定年退職する人への送別メッセージ

定年退職を迎えることは、人生の大きな節目であり、またおめでたいことでもあります。とはいえ、本人にとっては社会人生活にひと区切りをつける、寂しい日でもあるかもしれません。ですから、定年退職をする人には、長年の労をねぎらうとともにお祝いの言葉を伝えるようにします。

「○○さん、定年を迎えられましたこと、心からお祝い申し上げます。○○さんとの毎日を思い起こすと寂しさが込み上げてきますが、教えていただいたことをひとつひとつ胸に刻んで、今後も努力して参ります。これからもどうぞお身体を大切になさってくださいね」

5: 産休には入る同僚への送別メッセージ

産休に入る人へのメッセージには、体調を気遣う気持ちを込めて。それぞれの事情もあるので、あまり立ち入ったことは言わないほうが無難ですが、親しい関係にある人であれば、職場復帰を待っていることも伝えてもいいと思いますよ!

「明日から産休ですね。妊娠中のお仕事はとてもたいへんだったと思います。ほんとうにありがとうございました。産休中は仕事を気にせずゆっくりと、お体に気をつけてお過ごしください。また、一緒に仕事できる日を楽しみに待っています」

送別メッセージの英語表現を紹介

外国の方へのメッセージを伝えることもありますね。簡単な文例をご紹介しますので、ぜひ活用してください!

1:「Thank you for your helping during this ○ months. We are looking forward to your future success.」

「○か月間、たいへんお世話になりました。ありがとうございました。今後のご活躍を楽しみにしています」という意味です。

2:「Congratulations on your new job. Wishing you all the best.」

「転職おめでとう。あなたのご活躍をお祈りしています」という意味です。転職などの場合に使えます。

英語の場合には敬語や謙譲語などはありませんので、相手によって単語を変える必要はありません。「ありがとう」という感謝の気持ちと、相手のその後についてのコメントがあれば、送別の気持ちが伝わることでしょう。

ソファに座って頬をつける親子
(c)Shutterstock.com

最後に

本記事では、送別のメッセージを相手やシチュエーション別に紹介しました。職場で送別の機会があれば、ぜひ活用してくださいね!

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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