「A wonder lasts but nine days」ってどんな意味?
こんにちは。英語講師のmachiです☆
本日ご紹介するのはこんなフレーズ!
「A wonder lasts but nine days」
“wonder”(名詞)には「驚き・不思議」、“last”(動詞)には「続く」というような意味が。
また、“but”という語はいろいろな品詞、そして意味で使われますが、ここでは副詞として「ただ、ほんの」という意味合いで使われています。つまり、“only”と同義と考えてOKです!
これらを踏まえてどのように解釈できるでしょうか?
前回の記事はこちら>>「I strained my back.」と言われたら…? どんな意味? 【連載 大人の英語塾】
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正解は?
「A wonder lasts but nine days」を直訳すると、「驚きは9日しか続かない」ということですね。
“last”や“but”という語が解釈を難しくさせていたかもしれません。
さて、これに該当する日本語のことわざはわかりますか??
ヒントは、驚き=噂と置き換えて考えてみましょう!
ここまでくればピンときた人もいるかもしれませんね!
正解は、「人の噂も七十五日」です。(このことわざについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ★)
日本語では一応75日続くと言っているのに、英語ではなんとたったの9日! なぜこの日数になっているのかは諸説あるようですが、日数の差がおもしろいですよね♪
関連する表現に、“nine day’s wonder”という表現もあります。噂になってもすぐに忘れてしまう出来事(人)という意味ですよ!
ex. 「That rumor is just a nine day’s wonder. You’d better not make a fuss about it.」(そんな噂はすぐに忘れてしまうようなことだから、大騒ぎしないようがいいわよ)
※“make a fuss”:大騒ぎする
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さて、最後に、“wonder”にまつわることわざを1つご紹介します。
「Wonders will never cease.」
“cease”=終わるという意味があるので、直訳すると「不思議なことは尽きないものだ」で、「これは驚いたな、珍しいこともあるものだ」というようなニュアンス。
予想外に良いことが起きたときなどに、ユーモアを交えて使ったりします。
文法的な説明を少しすると、ここでの“will”は未来を表しているのではなく、「~するものだ」という習性を表している感じです。
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machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。