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2023.12.21

「マスト」とは? 意味やビジネスシーンでの使い方などを例文で知ろう

日常会話などで使われる「マスト」は、ビジネスシーンでもよく登場します。「絶対に必要であること」という意味を持ちますが、指示や命令の際に使われることが多いでしょう。本記事では、使い方や言い換え表現を紹介します。

「マスト」の意味を確認

ビジネスシーンなどで、「この条件はマスト」のように言われて、正しい意味がわからず戸惑うということはありませんか? 「マスト」は、絶対に必要であることの意。他に選択肢はなく、必ずそれをしなければならないことを表します。

日常会話でも「マスト」を使うことが増えましたよね。適切な言葉の使い方をするためにも、あらためて意味をチェックしてみませんか?

「マスト」は絶対に必要であることの意

▷マスト【must】
読み方:ますと

[名・形動]《英語で「…せねばならない」の意の助動詞から》俗に、絶対に必要であること。欠かせないこと。また、そのさま。
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

「マスト」は、条件や物などに対して使われます。たとえば、「〇日の事前準備はマスト」と言われたら、それは必ずその日に準備をしなければならないということ。「マスト」には、義務や強制的に行なうというニュアンスを含むと言えるでしょう。

同じ読み方で違う意味も

「マスト」には、「mast」と綴る同じ読み方の言葉があります。スペルと意味が異なりますので、混同しないようにしてください。「mast」は、船の帆柱のこと。船に関連する言葉になります。船が関係するシチュエーションでは、「mast」の意味で「マスト」を使うことが多いでしょう。

海に浮かぶ船
(c)Adobe Stock

「マスト」の使い方を例文で紹介

ここからは、「マスト」の使い方を見ていきましょう。シーン別に例文を用いて紹介します。

ビジネスシーン

《例文》
・新サービスのリリースにおいて、SNS運用はマスト事項だと考えている
・今回のアンケートですが、第三項目までの回答はマストにします

ビジネスシーンでは、「条件」や「事項」などの意味で使うことが多いでしょう。「絶対にやる」や、「絶対に必要」という強制的な意味合いを含むため、必ずしなければならないと解釈するのがベター。「可能であればやる」や、「なるべくやる」というニュアンスではないと認識してください。

逆を言えば、絶対に外せないことではない場合、「マスト」は使いません。行き違いを起こさないためにも、誤用は避けたいですね。

日常生活

《例文》
・新居の希望は、陽当たりがよいことがマスト。それ以外は譲歩してもいい
・バンドのライブに行くと告げたら、最新アルバムを聴くのはマストとアドバイスされた

「欠かせない」という意味は、ビジネスシーンと同じですが、日常生活ではもっと気軽に使うこともあります。強制的な意味合いもそれほどないケースも多いでしょう。

「マストアイテム」もチェック

「必需品」や「絶対に必要なもの」という意味。ファッションアイテムや日用品などの記事でよく登場する言葉です。また、ECサイトの商品紹介や店頭のPOPなどでも、よく使われています。この場合は、「おすすめ」や「必需品」というニュアンスで使われることが多いでしょう。

《例文》
・私のメイクのマストアイテムは、コンシーラーとハイライト、アイライナーです
・ボアコートは、この冬のマストアイテムになりそうです

アイシャドウとリップ
(c)Adobe Stock

「ベター」「ベスト」「ウォント」との違いは?

「マスト」のように使われているカタカナ語をいくつか紹介します。意味や使い方、「マスト」との違いについて見ていきましょう。

「ベター」

他よりよいさまや、比較的よいさまを表す言葉。複数の選択肢から、「よりよいこと」を選ぶ際に用いる言い回しです。また、「した方がいい」「こちらの方があちらよりもいい」というような使い方をするため、「推奨」や「おすすめ」という意味合いが強め。「マスト」のような、「絶対に必要」というニュアンスは含みません。

《例文》
・平日なので問題ないと思うが、念のため予約をするのがベターだろう
・どちらの製品も甲乙つけがたいが、AよりもBを採用する方がベターではないだろうか?

「ベスト」

「最上」「最良」「最善」「全力」という意味を持つカタカナ語です。この言葉は、テレビ番組や書籍、雑誌のタイトルになるほど浸透していますので、知らない人は少ないかもしれませんね。

また、何かしらの事象で優れている上位10番目までを表す際に「ベストテン」という言い方をしますよね。また、ある期間内にもっともよく売れた商品を「ベストセラー」と表しますが、この表現は書籍などでよく使われています。

《例文》
・あの時の選択がベストだったと今も信じている
・目標達成のハードルは高いが、ベストを尽くして挑み続けるしかない

なお「ベスト」には、「絶対に必要」というニュアンスは含みません。「マスト」とはまったく違う意味の言葉であると考えてください。

「ウォント」

「望む」を表す「ウォント」は、絶対に必要というわけではないけれど、可能であればお願いしたいというニュアンスになります。要望や欲求を表しますので、「マスト」とは意味が違うと考えてください。

《例文》
・経営陣の出席はマストと言いたいが、いろいろ考えてウォントにした
・完全週休2日はマスト、転勤がないことはウォントです

「マスト」を言い換えるなら?

ここからは、「マスト」の言い換え表現について見ていきましょう。同じような意味を表すカタカナ語はあまりなく、次の表現が適していると言えます。

話す男女
(c)Adobe Stock

「必須」

必ず用いるべきことや、欠かせないことを表す「必須」は、「マスト」と近い意味を持ちます。ビジネスシーンでも浸透している言葉なので、「マスト」を言い換えたい時に使うといいでしょう。

なお「必須」を使う場合は、「条件」や「案件」「事項」などの言葉を添えて使うのが一般的です。

《例文》
・プロジェクト遂行のための必須事項は何か、みんなで検討してみよう
・引っ越し先は、駅から徒歩圏内であることが必須条件。それ以外は都度考えたい

「不可欠」

必要なことや、なくてはならないことを意味する言葉です。「必須」と同じように、「マスト」の言い換え表現になると考えていいでしょう。また、「条件」などの言葉を添えて使っても問題ありません。

《例文》
・新人育成に不可欠なのは、意見を発しやすい雰囲気づくりだと思う
・人材マネジメントは、企業の発展に不可欠な要素であると言える

最後に

「マスト」について紹介しました。英語由来のカタカナ語は増えていますが、意味や使い方をあいまいにしか知らないという人は意外と多いもの。誤った解釈をすることや誤用を防ぐためにも、気になった時にきちんと調べてみるのもいいですね。

TOP画像/(c)Adobe Stock

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