ジェンダーに配慮した英語の表現
こんにちは。英語講師のmachiです!
突然ですが、タイトルの英文「She’s an actor.」は正しい英文でしょうか?
「She’s an actress.」の間違いではないかと思われた人もいるかもしれません。
ですが、「She’s an actor.」は正しい表現。
前回の記事はこちら>>「The colors ran.」の意味は? 色が走った… って!? 【連載 大人の英語塾】
“actress”は「女優」という意味ですが、“actor”は「役者、俳優」という意味で男性だけでなく女性に対しても使えるのです。最近では、自らを“actor”と称する女優も多くなっているようですね。
さて、このように“man”や“ress”が使われている語などは、PC=“political correctness”(政治的な妥当性)や“gender-neutral”(男女の性差にとらわれない考え)などの見地から、避けられる傾向が。
日本でも、たとえば看護婦や看護士を「看護師」と呼んだりしていますが、今回は英語の例をいくつかご紹介。
“policeman” → “police officer”(警察官)
“waitress” → “waitperson”、“server”(接客係)
“stewardess” → “flight attendant”(客室乗務員)
“fireman” → “firefighter”(消防士)
“postman” (英)/“mailman”(米) → “postal carrier”/“mail carrier ”(郵便配達員)
“cameraman” → “photographer”(写真家)
“salesman” → “salesperson”(販売員)
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machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。